SP5の比率が大きいことを危惧する方へ【有名投資家とS&P500指数の真実とは?】

投資まとめ

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【SP5の比率が大きいことを危惧する方へ】

一時、SP5がS&P500のリターンの大部分を牽引していることが話題となりました。

ただ、過去のS&P500指数をみると、少し前のSP5のように、S&P500指数のリターンや上昇の大部分を一部の(少数の)銘柄が牽引しきたことは割と普通にあります。

SP5(GAFAM)について過剰に煽ったり、反応したりする方も中にはいますが、個人的には騒ぐような問題ではないと思います。

むしろ煽ることで得する人の手の中で転がされているのでは、と思ったりもします。

実際に「SP5(GAFAM)とSP495」が話題となって、2年もしないうちに、もうすでにSP5企業が入れ替っていたりもします。

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また、S&P500を構成する上位10社(時価総額の約30%)で、S&P500企業全体の利益の約26%を占めている点からも、この程度ウェイトが大きくても妥当といえば妥当とも言えます。

【対応策、具体案もたくさんある】

もし、どうしてもSP5の割合が気になるのであれば、

例えば、均等配分型のSP500ETF(RSP)や、バリュー型のETFやセクターETF等を用いて、もしくは他の地域や資産を組み合わせることで、

自身のポートフォリオ内のSP5の比率を下げることもできますので、やはり特段煽ったり慌てる必要はないと思います。

追加のコストやめんどくささは発生しますが(笑)。

GAFAFMの下落をバリュー株や、米国以外の株式市場の企業が下支えしたり、補ったりする可能性は全然あります。

もちろん、そうでなく、SP5の崩壊に伴って全体的に暴落する可能性もあります。

それが気になる方は、現金との比率を考えるなどリスク資産と無リスク資産のバランス、資産配分で調整する手もあります。

SP5を少しショートして保険を掛ける手もあるでしょう。

私、個人としては、主観的な未来の予測に関してPFをいじるつもりはありませんが、

この「SP5問題」に関しては、未来の心配や予想対して、打てる手や対応策はいくらでもありますから、

もし、どうしても「SP5」が不安だという方であっても、むやみやたらに焦ったり、慌てたり、心配する必要はないと思います。

やみくもに不安がり、騒いだりするよりも、具体的に「何が」「なぜ」不安なのかをよく深堀し、対応策を練ればよいと思います。

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【少数の銘柄がPFを牽引するのはよくあること】

少数の銘柄がPFを牽引することは、

S&P500指数に限らず、他の指数やPFにおいても似たようなことが言えます。

ウォーレン・バフェット氏とマンガー氏は2013年の株主総会で、

バフェット「生涯で400から500の銘柄を所有したが そのうち10銘柄でほぼ全ての利益を得てきた」

チャーリー・マンガー氏「バークシャーの一握りの上位投資先を除けば、長期的な運用実績はごく平凡なものだ」と認めています。

また、ピーター・ティールもファンドのリターンの圧倒的大部分をFacebookが、Facebookを除くとパランティアが占めています。

ブラックスワンのタレブも自身の資産の大部分を3回の大暴落時に築いたことを著書に書いています。

少数の銘柄や機会がリターンの大部分に影響を与えるというのはむしろ普通のことです。

むしろ、個人投資家の場合、少ない資金で集中投資をするあまり、この少数の銘柄を取りこぼしてしまう可能性を考えることも大切だと思います。

労力をかけて分析したのに、普通の銘柄や良くない銘柄ばかりを集めてしまうなんてことは、よくあることです。

【2021年のS&P500指数】

2021年のS&P500指数はとても良い年で、

S&P500指数全体では26.89%のプラスとなり、

配当込みでは28.71%のリターンとなりました(ドルベース)。

434銘柄がプラスリターン、うち96銘柄が50%以上上昇しました。

簡単なイメージにするとこんな感じです。

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※私はパソコンが苦手なのでいつもどおり手書きで行きます。お見苦しくてすみません。

簡単に書いたイメージ図なので実際とは異なります。

基本的に、S&P500指数は指数を牽引する素晴らしいリターンを上げる銘柄と、

大多数の「普通の銘柄」、そしてあまり「よくない銘柄」に別れています。

そして、実はここでより問題にすべきなのは、

「SP5(少数の銘柄)が市場を牽引している」ということよりも

「市場を牽引する銘柄」は数か月から数年で入れ替わるということです。

腕または運のある人は、勝ち組銘柄に、適切なタイミングで、適切に集中投資をし、市場を上回ることも可能だと思います

ただ、多くのプロはそれに失敗しています。銘柄やタイミングを計る難しさに加えて、売買や入れ替えの際にかかるコストがリターンを押し下げます。

市場にはローテーションやサイクルがありますから、勝ち組銘柄にばかり投資し続けることは容易なことではありません。

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【インデックス投資のメリットを再確認】

この少数の勝ち組銘柄を逃すリスクや、それが入れ替わるという原則に、

市場全体を丸抱えし分散投資をすることで、

銘柄選択やタイミングを間違えるリスク(危険性)を排除し、

ポートフォリオ全体のリスク(標準偏差)を抑えつつ、

低コストで労力をかけずに初心者でも対応できることがS&P500のような指数に連動するインデックスファンドの強みだと思います。

【まとめ】

と、最後はインデックス投資の話になってしまいましたが、

少数の銘柄が市場を牽引するということは「世の理に反したあってはならないこと」というわけではありません。

よくあることですし、有名な投資家はそれで成功していたりもします。

SP5の比率が心配な方に関しては対応策もありますし、

勝ち組銘柄に投資をし続けるのが難しいという方には、インデックスファンドといいういい道具がありますから、

いずれにしても、あまり騒いだり、心配しすぎることはありません。

そして、未来はどうなるかわかりませんし、いくら心配したところで、私達日本の一般的な個人投資家にできることには限りがあります。

どうすることもできないことは、どうしようもありません。

というわけで、そこら辺を受け入れて、

自分のコントロールできることをしっかりと行い、不確実な未来に十分に備えつつ、投資を続けていくことが大切だと思います。

いつもありがとうございます。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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