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【氷都・八戸より】
私の地元青森県八戸市は「氷の町」「氷都」として知られています。
八戸市は北東北に位置していますが、冬の降雪量は少なく、乾燥し、晴天も多いため日照時間が比較的長い地域です。
そのため、同じ県内はもちろん、南の秋田県、岩手県の都市と比べてもあまり雪が降りません。
(でも、寒いので氷が張ります。路面はアイスバーンが基本です。)
そんな八戸市ですが、
今年の雪や「吹雪」はなかなかひどいことになっています。
ニュースを見る限り、全国的に厳しい冬となっているようですが、
是非、読者の皆様も事故や健康に気をつけながら、
どうか無事に、この厳しい季節を乗り切っていただければと思っております。
【吹雪といえばトップヘビー】
さて「吹雪」と聞いて皆様は何を連想するでしょうか。
八甲田、狐、それともTMRevoltion?
駆逐艦にも吹雪なんて名鑑がありましたね。
この駆逐艦の吹雪は、
現在のS&P500並みにトップヘビーだったことで知られています。
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【VOOの上位構成10銘柄】
バンガードS&P500ETF(VOO)の構成銘柄を確認すると、
上位10銘柄で全体の31.40%を占めていることがわかります。
S&P500の上位10銘柄が、30%を超えるほどトップヘビーになったのは、
過去50年で2回。
1970年代のニフティフィフティーブームの時と、
1990年代のドットコムバブルの時です。
【マイケルバリー氏の警告】
また、リーマンショックの際、空売りで大成功したマイケル・バリー氏は、S&P500企業のトップヘビーと集中のリスクを指摘。
「劇場はどんどん混雑していきますが、出口のドアはいつもと同じ」とコメントをしています。
トップ10社のうち半数以上がテクノロジー企業
上位7社がグロース銘柄という点も懸念されています。
【GMOのジェレミー・グランサムも】
GMOのジェレミー・グランサム氏は「このイベントは、南海バブル、1929年、2000年のと並んで、金融史の大きなバブルの1つとして記録されると信じています」
とブログに記しています。
ちなみにグランサム氏は、今日の市場は、資産クラス、セクター、
および企業ごとの価格に極端な格差があるとして、
バリュー株や新興国市場の株式が相対的に賭けに良いのではとしています。
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【肯定的な意見も】
しかし、駆逐艦吹雪が、トップヘビーながらも、外洋航海能力、火力、雷装、速度ととても素晴らしい能力を示してて大成功したように、
S&P500のトップヘビーに対して肯定的な意見もあります。
JPモルガンは、S&P500を構成する上位10社で、S&P500企業全体の利益の約26%を占めている点から、
インデックスにおける上位10銘柄のウェイトは、彼らが提供している利益によってほぼ完全に正当化されると述べています。
例えば、Appleの直近で950億ドルの利益を生み出しましたが、これはS&P500を構成する480社分の利益より多かったりします。
【上位銘柄が停滞する可能性】
上位構成銘柄のすごさや、割高感はまた別の機会に語るとして、
2000年~2015年のマイクロソフトのように、
上位構成銘柄が長期的に停滞するケースはよくあります。
確かにこれはリスクです。
ただ、20年前上位を占めていた、
IBMやGEは、停滞したり、株価が半分以下になりましたが、
それでも、米国株式市場全体としては、長期的には右肩上がりに上昇してきた。
というものまた一つの事実でもあります。
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【まとめと感想】
投資に関する意思決定の多くがそうであるように、その意見に「賛成する」のと同じくらい、「反対する」理由、意見があります。
でも、それこそが健全な市場だと思います。
インターネットには情報があふれ、SNSで個人が情報発信する機会も増え、
インフルエンサーがいろいろ騒ぎ立てる中、
正しい道筋を見つけ出すもの、維持するのも、
より難しい時代になってきたのかもしれません。
近頃は、集中投資の難しさ、分散投資のもどかしさ、
などを感じている方もいるでしょう。
今年は、アクティブ投資家がS&P500を上回る年になるかもしれませんし、
そうならないかもしれません。
ただ、私は未来は何も保証されていないからこそ、適切な分散投資が重要ではないかと考えています。
一見すると何も考えていない馬鹿のようにも見えますが(笑)
馬鹿で結構!。
私は、S&P500がトップヘビーだろうと、
どこかのインフルエンサーがどうしようと関係なく、
基本に忠実に、いつもどおり航路を維持しながら、
S&P500に投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
ついに、S&P500指数の上位10銘柄の比率が31.4%に!【S&P500のトップヘビーは問題か?】