なぜ、米バンガードは、米国株式の低リターンと、米国外の地域のアウトパフォーマンスを予測するのか?

投資まとめ

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【バンガードの2022年の予測】

バンガードの2022年のOutlookが公開されました。

米国株投資家に役立つ情報がたくさんあるので、是非読んでみてください。

https://corporate.vanguard.com/content/dam/corp/research/pdf/ISGVEMO2022_122021_online.pdf

【米国株式市場は割高】

米国株のバリュエーション

米国株式市場のバリュエーションはITバブル以来の水準に(割高)。


【米国以外の地域の株式のバリュエーション】

新興国バリュエーション

米国外の地域の株式のバリュエーションもやや割高だが、

ギリギリフェアバリュー圏内でまだマシといった感じでしょうか。

米バンガードは、金利やインフレを調整すると、全体として米国の除く先進国市場が、公正に評価されているように見えると述べています。

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【バンガードの予測】

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バンガードに限らず、米国株と米国外の株式の今後の長期リターンについては、

GMOJPモルガンなどの運用会社も、

米国株の低リターン、米国外の地域のアウトパフォーマンス予測をしています。

【バンガードの見解】

米バンガードはその理由の一つはバリュエーションの縮小にあると述べています。

金融危機で縮小したバリュエーションの正常化~拡大は、リーマンショック以降の米国株式のリターンを加速させました。

下の図を見るとわかる通り、利益成長の予測は+0.7%ほど米国の方が高いものの、バリュエーションの回帰の差(‐1.5%)はそれ以上に米国株式の予想リターンを押し下げる要因となっています。

また、予想配当利回りも米国外の地域の方が+1.5%ほど高くなっています。

為替の影響は米国人視点のものなので、よく注意して考慮する必要があります。

(例えば、JPモルガンは日本人にとって不利に働く予想をしています。)

2021-12-19 (6)

【米バンガードの見解】

コロナ(健康)の問題や経済の回復には世界的な乖離があるものの、

今後数十年間は国際株式が米国株式をアウトパフォームする可能性が高いと考えています。

米国株式のリターンの低下は、上述の持続不可能な米国のバリュエーション拡大が回帰することが主因であるが、それを条件としているわけではない。

当社の分析では、仮に10年間に金利が低水準で推移し、株式バリュエーションの下支えとなるとしても、同時期の経済・利益成長率の低下を相殺することになると考えられる。

としています。

また、これと似たようなことが、米グロース株とバリュー株・小型株の間でも語られています。

新興国市場については、バリュエーションは伸びたが、先進国株式市場との相関の低さから、分散投資のメリットは残るとしてます。

より詳しく知りたい方は元のレポートを是非読んでみてください。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
なぜ、米バンガードは、米国株式の低リターンと、米国外の地域のアウトパフォーマンスを予測するのか?

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