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【S&P500をアウトパフォーマンスしたファンド】
SPIVA Dataによれば、
過去10年でS&P500を上回った米大型株ファンドは17.49%。
逆に言うと、残りの82.51%の米国大型株ファンドは、
S&P500のリターンをアンダーパフォームする結果となっています。
【その他の地域もベンチマーク強し】
では米国以外の地域はどうだったのでしょう。
下の図は、今年6月時点から過去1年間で各国のベンチマークを下回ったアクティブファンドの割合を示した図です。
過去1年でみても、オーストラリアを除くほとんどの地域で、アクティブファンドの多くがベンチマークをアウトパフォーマンスすることに失敗していました。
更に、より長期の10年という期間で見ると、
南アフリカ(アウトパフォーマンス45.88%・過去5年のデータ)を除く、対象の全地域で約80~97%のファンドがベンチ―マークを下回る結果となっています。
(南アフリカの次点は日本のアウトパフォーマンス20.60%)
データ参照「https://www.spglobal.com/spdji/en/research-insights/spiva/」
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【非効率な市場でも長期では苦戦】
よく、新興国は市場が非効率的なので、アクティブ運用の方が有利だ。という意見も聞かれます。
私もその考えは一理あると思います。
例えば、日本の小型株市場で戦っている友人も結構頑張っている友人投資家が複数名います。
まあ、そこら辺はホームアドバンテージ等もあるので今回は一旦置いておいて新興国の話に戻すと、
直近の成績や、長期的に見た場合、インド、中国、ブラジル、メキシコ、チリなどの国々でも、アクティブファンドがベンチマークを上回るのに苦戦していることがわかります。
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【まずはパッシブ運用から考えよう】
もちろん、アクティブ投資が悪いという事でも、全てのアクティブファンドが悪いということでもありませんが、
アクティブファンド(運用)の方が投資家の支払うコストが高くなる傾向があること。
事前にベンチマークを上回るファンドを選ぶ有効な手段がないことなどから、
余程の知識や能力や情熱や運のある方以外は、
もし、新興国等へ投資、資産を配分する場合でも、まずは一旦ベンチマークに連動する低コストのインデックスファンドがないか探してみるのが良いかと私は思います。
新興国全体に投資をするETFでは、VWOなどが有名ですね。
まあ、実際に投資するにせよ、しないにせよ、新興国でも意外とインデックスが健闘していることだけでも知っておいて貰えたら嬉しいです。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
過去10年でS&P500を上回った米大型株アクティブファンドは17.49%!