【初心者向け】米国株式市場のリスクとどう向き合っていけばよいか。【私の今後の方針など】

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【米国株式市場のリスク】

9月S&P500指数は-4.76%下げました。

特にここ1~2週間は、いろいろな問題によって市場の不確実が高まってきました。

そこで、今回は米国株式市場のボラティリティについて振り返ってみたいと思います。


【ボラティリティは一定じゃない】

市場のボラティリティは全期間を通して一定というわけではありません。

市場が混乱し、ボラティリティの高い時期と、

市場が穏やかで、ボラティリティが低い時期があります。

どちらか片方しか想定していないと、

長期投資はあまり良い結果にならないかもしれません。

穏やかな時期と激しい時期、その両方が米国株式市場なのです。

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【米国株式市場の株価はランダムではない】

また、ブノア・マンデルブロ氏の研究によると、

米国株式市場の株価というのは完全にランダムではなく、

「大きく動いた翌営業日は大きく動き、小さく動いた翌営業日は小さい動きになる」

という傾向があるという事が分かっています。

参考「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン

【S&P500が5%以上下落した月】

例えば、下のS&P500のチャートをご覧下さい。

赤い点はS&P500が5%以上下落した月を示しています。

JPMorgan Asset Managements 「Guide to the Markets」より引用。
00
赤い点を数えるとわかるのですが、

1998年から2021年6月末までの23年半(282ヵ月)で月間5%以上の下落は32回起きています。

赤い点の分布を見て頂きたいのですが、ある特定の期間に集中していることがわかると思います。

逆にボラティリティの高くない時期、強気相場も続く傾向があります。

ちょっとした注意点としては

「23年半で月間5%以上の下落は32回」を

「(平均して)毎年1、2回-5%の下落があるのかな?」

ととらえると本来の市場と違ったイメージを持つ事になるので注意しましょう。

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【上昇日と下落日は近接する】

00.

バンガードJPのHPより引用。

S&P500指数が最も上昇した20日と最も下落した20日(赤)を表したグラフ。

これは、S&P500が大きく上昇する日は、大きな下落の後に多くなる傾向があります。

株価の下落に不安となり、市場から離脱すると、この大きな上昇(反発)を取り逃してしまう可能性があります。

また少し見づらいのですが、グレー棒線の幅を見ると、

やはり上下に大きく振れている時期と、そうでない時期があることがわかります。

市場が①いつ下落するか②どの程度下落するか③いつ反発するかはわかりません。

ただ、市場に出入りをする際はコストがかかります。

そのことを忘れないようにしましょう。

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【まとめ・感想】

S&P500は月間で-4.76%となり、月別ではコロナショック以降最大の下落幅となりました。

ナスダックも月間で-5.73%と下げています。

ただ、それでもS&P500ETF(VOO)年初来で15.92%のリターンとなっています。

長期投資家は、長期的な視点を失わないことが大切です。

先程のチャートにもありますように、

昨年もコロナショックで経験してきたように、

米国株式市場は常に右肩上がりというわけではありません。

1日毎に株価は動き、市場は時に投資家に牙を向けます。

00.

リターンは米国株投資の片面に過ぎません。

良い時はリスクを無視して、

ひたすら高リターンの投資対象・戦略にばかり目が行きがちですが、

リスクと合わせて米国株投資だという事を忘れないようにしましょう。

もし、今回の株価と市場の混乱で動揺した方は、

その事実を素直に受け入れ、

自分のリスク許容度・選好度とPFや資産配分を見つめ直し、

今後に備えていくことが大切だと思います。

動じること自体は仕方ないことで、決して悪いことではありませんから。

ガチホとか握力とよく言われますが、
そもそもはそう力まずとも良い範囲で、投資を続けることか大切だと私は思います。

私は今がバブルとまでは思っていませんが、

市場には様々な懸念があり、そんな中引き締めに向かうわけですから、

過去の例を見るに、株式市場が下落してきた要因が揃っていきているようにも思います。

ただ、私は予めコロナショック中でも全く動じなかったくらい、

自分に合うPFで運用していますから、今後も特にあれこれするわけではなく、

いつも通りの投資を継続していきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【初心者向け】米国株式市場のリスクとどう向き合っていけばよいか。【私の今後の方針など】

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