【ダウ・S&P500・Nasdaq下落】ローテーションも一服?エネルギーを除く全てのセクターが下落【米労働市場は軟化の兆候】

投資まとめ

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【7月18日 米国株式市場】

ダウ    40,665 ‐1.29%
S&P500     5,544 ‐0.78%
ナスダック 17,871 ‐0.70%

米株価主要指数は揃って下落。エネルギーセクターを除く全てのセクターが下落し、ダウは7日ぶりに反落。S&P500とナスダックも下落しました。

ラッセル2000は‐1.85%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.96%と下落しました。

米10年債利回りは4.179%。+0.033と上昇。

VIX指数は15.93。+10.01%と大きく上昇しました。

小型株のラッセル指数はここ1カ月で10%以上上昇しており、買われすぎの水準との指摘も出ていました。

【為替・コモディティー】

ドル円  157.39 +0.79%
NY原油  82.40 ‐0.54%
NY金   2,444 ‐0.57%

ドルは3営業日ぶりに上昇。原油は小幅に下落。

ビットコインは63,881ドル。‐0.33%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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エヌビディアなどの半導体銘柄、メタ、エネルギー株などが上昇しましたが、ほとんどの銘柄が売られました。

【セクター】
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エネルギーセクターを除く10セクターが下落しました。

エネルギーセクターは歴史的にその他のセクターやS&P500との相関が比較的薄く、原油価格との相関が高いとされています。

【スタイルボックス】
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すべてのカテゴリーが下落。

ここ数日大きく上昇していた小型株が特に売られました。

【個別株】

ドミノ・ピザは‐13.57%と大幅安。決算を発表し、米既存店売上高が予想を下回る伸びとなった。値引きや新商品投入が不十分だったとのこと。

米住宅建設のDRホートン<DHI>が決算を受け+10.10%と大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回りました。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しの中央値はやや下方修正されたものの、住宅販売戸数の見通しは上方修正しました。

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【経済指標】

〇米新規失業保険申請件数(7/13までの週)24.3万件(予想 23.0万件・前回 22.3万件)
〇米失業保険継続受給者数(7/6までの週)186.7万人(予想 185.7万人・前回 184.7万人)

新規失業保険申請件数は増加、失業保険の継続受給者数も大きく増え、労働市場の軟化を示唆しました。労働市場の減速と最近のインフレ鈍化は、FRBが9月に利下げする論拠を強めます。

前回のCPI以降、FRBはインフレと闘う手を緩め、利下げへ向かうだろうとの期待が株式市場の追い風となっていました。

ここ数日は、やや割高感もあった大型グロース株から、小型株や、金融引き締め局面で資金調達コストの高さが大きな障害となっていた分野、トランプ氏が再選した時に有利になるであろう銘柄などに資金が流れる動きが見られましたが、今日はその動きが一服。

一部の銘柄を除き、全体的に売られて終えました。

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【まとめ】

小型株やバリュー株も崩れ、ここ数日のローテーションも一服。

引き続き、各企業の決算や今後の金利、トランプ氏の再選や勝利した場合の政策、バイデン氏の出馬といった大統領選挙の話題に注目が集まっています。

ここ最近の上昇相場で楽観的に「なりすぎ」ていた方は、株はリスク資産であることや右肩上がりに上昇するとは限らないことを思い出し、自身のリスク許容度を再確認しつつ投資を続けていきましょう。

利下げにより米国株の株価が上昇も為替で相殺されるというのがおそらくのメインシナリオかと思われますが、米国の景気や米企業の利益の鈍化となれば株価は下落しますし、大統領選後に発表される政策などによってはまた大きく株価が動く可能性もあります。

前回2022年の下落の際は為替が有利に働きクッションとなりましたが、リーマンショックの時ように為替と株価の下落のダブルパンチを食らう可能性もなくはありません。

数週間前にトランプ氏の暗殺未遂のことを誰も織り込んでいなかったように、将来もまた現時点で予想できない出来事が起こるかもしれません。

いざ本格的な暴落や下落相場が来た際に、投資を投げ出したり、「おはぎゃー」や変なポエムを書き綴ったり、一日のテンションに影響を及ぼし、仕事や家族、日常生活に支障をきたしたりしないよう、

株価が好調なうちにしっかりと自分自身のリスク許容度と資産配分を確認しておきましょう。

と、当たり前のことをいろいろ書きましたが、私は特に特別なことはせず、航路を守り、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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