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【GMOのレポート】
投資家は、まだ快適すぎるようだ。
そして、それが私たちを不安にさせる・・・・
GMOがそんな洒落たタイトルのレポートを公開していたので紹介します。
【GMO・コンフォート・モデル】
1990年代後半、GMOの創業者ジェレミー・グランサムとベン・インカーは、市場のPERを説明するため、コンフォートモデルと呼ばれるモデルを作成しました。
このモデルは、投資家が安心できる条件は、高収益、安定した経済成長、2%程度のインフレであるというという単純な前提に基づくものです。
高収益で安定した経済成長、そして、2%に近いインフレ率であればあるほど、投資家は安心するというもので、投資家の快適さが高まれば、投資家はマーケットでより多くの(高い金額の)お金を支払う可能性が高くなり、その逆も然り。という感じです。
このモデルの説明力は非常に高く、約100年にわたる期間で決定係数が80%を超えおり、作成者のジェレミー・グランサム自身も、自分でデータを見ない限り、これほど高いR²は信じられない。とまで言っているそうです。
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【ITバブル以降の乖離】
そんな、GMOのコンフォートモデルですが、
現在ネットバブル以降最大の乖離を記録しています。
引用 GMO 同レポートより
40年ぶりのインフレは快適な2%の遥か遠いところにあり、実際の株式市場も、投資家「快適さ」もここ数ヶ月で大きく低下していますが、
それでも実際のP / Eは、モデルの予測するP / Eより遥か高い位置にあります。
GMOに言わせれば、米国株式市場はまだ割高ということなのでしょう。
「今日の投資家が、今までの世紀に一般的に行ったような状況に反応した場合、米国の株式市場はさらに大幅に下落する可能性がある」
と、GMOのマット・カドナー氏は述べています。
まあ、そんなこともあるでしょう。GMOはこれに備えるため、いろいろな戦略を提案していますが、
私は気にせず、VOOを保有し、いつもどおりの投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
GMO「米国株式市場は更に下落の余地あり」投資家は、まだ快適なようだ。そして、それが私達を不安にさせる。