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【インデックスVSアクティブ】
https://www.spglobal.com/spdji/en/documents/spiva/spiva-infographic.pdf
【S&P500を上回ったアクティブファンド】
例えば、米大型株ファンドで、S&P500指数を上回る成績を収めたアクティブファンドの割合は、
1年 85.07%
3年 67.85%
5年 74.10%
10年 83.07%
SPIVA® 2021年12月31日現在のデータ
となっており、時期にもよりますが、長期的には8~9割のファンドがインデックスを下回る結果となっています。
また、この数字には生き残りバイアスがかかっており、途中で成績が悪く消えていったファンドが数字に含まれていませんから、実際はより高い数字になると言われています。
更に、j投資家が実際に支払わなくてはいけない追加コストの差や、ファンド選択する労力やリスクなどが、これに追加されます。
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【勝ち組ファンドは入れ替わる】
米国内の2019年成績上位1/4だったアクティブファンドの多くは、2020年も市場をリードしました。
これらのアクティブファンドは優れたスキルや絶対的な勝利の戦略を構築したのでしょうか?
いいえ、残念ながら市場はそんな甘い世界ではありませんでした。
SPIVA®によれば、2019年の勝ち組だった米国内株式ファンドのうち、
2021年末まで、上位1/4に残ったのはわずか2.2%に過ぎませんでした。
経済や市場のサイクルは変化しますし、勝ち組ファンドもいれかわります。
S&Pダウジョーンズの調査によれば、
「資産クラスやスタイルに関係なく、アクティブ運用のアウトパフォーマンスは通常短命であり、同業他社やベンチマークを常に上回っているファンドはほとんどない。
アクティブファンドのパフォーマンスが完全にランダムであることを証明するものではないが、
実務上あるいは意思決定の観点から、過去のアウトパフォーマンスに基づいてアクティブファンドを選択することは、誤った戦略である可能性が高いという考えを補強する。
結局のところ、上位1/4のアクティブファンドが、今後4年間一貫して上位1/4に留まらない可能性は96.5%だ」
と結論付けられています。
過去数年のリターンに注目して、意思決定をしている方は注意が必要です。
また、過去のバックテストはいくらでも良い結果を見つけたり、切り取ることもできますし、
将来もその戦略が有効かどうかはわからないので注意しましょう。
【S&P500の例】
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【運かスキルかわからない】
投資の結果は「スキルと運」に起因すると言われます。
ただ、その結果がどちらによってもたらされたかを判断することは容易ではありません。
世界の中には、稀に本物のスキルを持つと思われるような投資家がいて、そういうごく一部の人達は継続的に市場をアウトパフォーマンスしたりもします。
ただ、投資家や市場全体を俯瞰して見てみると、継続的に市場をアウトパフォーマンスする存在はごく稀だということも覚えておくことが大切です。
【詐欺には気をつけてください】
さて、私自身は基本に忠実なインデックス投資、パッシブ運用を続けていますが、
意外とアクティブ投資も嫌いではありません。
何らかの意図や目的があるのであれば、自身に許容できる範囲で、コストに気をつけつつ、ある程度の合理性の元行う分には全然いいと思います。
まあ自身の人生や投資ですし、今更パッシブ、アクティブで争う気もありません。
(ただ、それぞれのごく一部の支持者の「変な」批判や「的外れな」攻撃や意見を見ると、ん?それは違うんじゃないか。批判するにしても合理的で、理に適った指摘をした方が、建設的でだし、相手方もより痛いのでは?と思ったりもします。)
ただ、インデックス投資を継続時にも、アクティブ投資を選択する場合でも、
こういうごく当たり前の常識、基礎知識をしっかりと理解しておくことが大切だと思います。
過去米国株式市場のは長期的には5~7%、全世界の株式市場も5%くらいのリスクプレミアムを投資家に提供してきました。
ただ、それを長期的に上回る戦略はほとんどありませんでしたし、今良さげな戦略が将来も通用するとは限りません。
(※将来を保証するものではありません)という文言の意味をよく考える癖をつけましょう。
特に最近投資を始めた方や初心者の方の中には、頭ではわかっているつもりでも、
過去のリターンに引きずられて判断してしまったり、変な投資話に引っかかってしまったというケースも実際ありますので、今一度、基礎基本や常識を再確認することが大切だと思います。
投資で資産を増やすこと以上に、あなたのお金を奪って儲けようとする人たちから、資産を守ることが、資産形成では重要だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
S&P500のようなベンチマークを長期的に上回る戦略はほんのわずか。『変な投資話に引っかからないように基本や常識を学ぶべし』