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【米バンガードが最新の見通し】
米バンガードが最新の見通しを公開したので紹介します。
「Market perspectives February 2022」
主なポイントは3つ。
〇オミクロン株の拡大により、米国では第1四半期早々に経済活動が鈍化しそうだが、2022年通年の経済成長率は引き続き4%程度と見ている。
〇バンガードは、FRBがFF金利の目標を3%まで引き上げる必要があるかもしれないと考えています。そのためには、今後数年にわたり着実に利上げを行う必要があります。
〇2022年末には、米国の失業率はコロナウイルスの流行前の水準を下回ると予想しています。
2022年通年の経済成長率は引き続き約4%前後と予想されています。
欧州、中国、新興国などについては元のレポートをご覧ください。
中国の予測がちょっとおもしろいですが、あとは概ね普通です。
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【資産クラス・リターンの見通し】
今後10年間のリターンの予測は前回のままです。
2021年9月30日時点から、今後10年間の年間名目リターン(ドルベース)の予測。株式は±1%、債券は±プラス0.5%の範囲。
これら確率論的リターンの仮定は、9月30日現在の市況に依存するため、時間の経過とともに変化する可能性があります。
【インフレ率は2022年前半まで高止まりする】
バンガードは、サプライチェーンの制約による影響が2022年まで続き、インフレ率はパンデミック前のトレンドに向かって徐々に正常化すると推定しています。
インフレ率は高止まりしたまま2022年後半に鈍化し、2022年末のコア個人消費支出(PCE)は前年比2.3~2.6%の範囲になると予想しています。
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そのためには、現在市場が織り込んでいない程度に、今後数年間にわたり着実に利上げを行う必要があります。
【労働需要が賃金を押し上げ始める】
12月の雇用統計では19万9千人の雇用が創出され、失業率は3.9%に低下しました。
【ジョー・デイビス氏の見解】
バンガードのグローバルチーフエコノミスト、ジョー・デイビス氏は、
「私の見解では、市場は中央銀行がインフレを許容レベルに戻すために、その強力な手段をどの程度使う必要があるのかを過小評価している」と指摘しています。
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予想が当たるかどうかはわかりませんが、全体的に変なサプライズもなく、概ね、教科書通りというか、現実的な内容だったと思います。
引き続き、「今」市場を騒がせている問題の多くが、2022年末頃には改善に向かっているとの見通しです。
長期投資家は目先の株価や市場の動きに惑わされることなく、規律ある投資を続けることが大切です。
当ブログの読者の方でも、いろいろな時間軸で投資をしている方がいられるかと思いますが、長期投資をしている方は、あまり目先の問題を過大視ししすぎて振り回されないようにしましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【米バンガードの2022年2月最新の予測】市場はFRBの引き締めを過小評価している可能性がある【全体的には良好】