(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【NewsPicks】
一時期よく見ていたニューズピックスさんが、
「S&P500はもう古い?」プロが教える新NISAおすすめ投資先ベスト3は?
という動画を公開していたの紹介します。
開始直後のテロップに「波に乗り遅れるな!新NISAの攻略法」とあるのですが、
流行や周りがやっているからとか「波に乗り遅れないために投資を始める」みたいな感じで投資を始めるのってどうなんだろうと思ったりもします。
周囲や流行がどうであれ、投資をしたい人はすればいいし、したくない人はしなくていいけど、流行に流されて安易にコロコロしちゃう人が一番怖いなとも思います
【内容はまあまあスタンダード】
プロが教える新NISAおすすめ投資先ベスト3に関しては、オルカンを中心に国内インデックスや新興国、S&P500、全米株式など無難なものが続いています。
個人的にはオルカン一本でもよいと思っていますしそれを勧めますが、他に捻りだすのであれば、まあここら辺になるのかなというような印象を受けました。
唯一、篠田さんがインド株を勧めていましたが、これもまた普通というか、つい一昨日某○村証券の営業マンがインド投資信託を私の所に持ってくたくらいなので(笑)
まあインド株が最近また流行っているんだろうなあと感じました。
しいて言えば、新NISA枠は基本的に期待リターンが高いもので埋める方が制度的に有利なので、「ディフェンス目的」で「金」を持っておくなら、わざわざ新NISA口座を使って枠を消費しなくてもいいのかなと思いました。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【ポイント】
動画の内容はまあよくあるものでしたが、やっぱり私が引っかかるのはこのタイトルです。
「S&P500はもう古い?」プロが教える新NISAおすすめ投資先ベスト3は?
「S&P500」は古くなったからと言ってそれをやめるべきものなのでしょうか?
S&P500は古いからダメなのでしょうか
【新しいものはいいのか】
歴史の中で多くの指数が消えたり、知名度や興味を失っていく中、誕生から60年以上(起源を遡れば100年近く)経って尚、価値や注目を失わないS&P500やダウは時の試練に打ち勝ってきました。
古いものは必ずしも悪いとは限りません。歴史的な名著のように、時が経てば経つほどそれが本質を捉えていることが理解され、価値が高まるものもあります。
また、日本でオルカンのような全米株式投資信託ができたのはここ5年くらいですが、国際分散投資の概念は米国には1970年代頃には既にあり、それに(コストを正当化しつつ)投資ができる環境できたのは少し後ですが、米国の機関投資家、大学基金などでは約50年くらい前から行われている投資戦略です。
となれば「オルカンももう古い?」とも言えなくもないのですが、「オルカンは古い。だから新しい、全米株式とは違う何か」を探す必要はあるのでしょうか?
逆に近年、右も左もわからない新しい指数がたくさん生み出されていますが、できて数年の新しい指数は「良い結果」を保証しているものなのでしょうか?
必ずしもそうではないはずです。
新しいアクティブファンドが毎年100本以上設定されていますが、その中で長期的にインデックスを上回る結果を残せるものはほとんどありません。中には誕生して10年も経たずに消えてしまうものもあります。
つまり、投資判断においてその戦略の「古い・新しい」はあまり重要ではない。
古くても良いものは使うべきだし、新しくてもダメなものはダメ。新しくて良いもの(例えば新NISAという制度)はもちろん積極的に取り入れる。
このくらいの柔軟性が大切だと思います。
古くてダメなものは淘汰されていくはずなので、やっぱり歴史的に残っている戦略や指標、投資哲学などには何かあるんだと個人的には思います。
そして、S&P500の中身をみると、今ハイテク株やテスラが上位構成銘柄に入っているように、時代と共に変化していきます。むしろインデックス(VTIやVTなど小型株を含む者は特に)は時代と共に新しいものを取り入れ進化していく投資戦略だとも思います。
ボーグル氏の推薦図書でもある「効率的市場仮説」に代わる新理論「市場適応的仮説」ではありませんが、ある意味ではS&P500やオルカンは最新の戦略に進化し続け、その時々の環境に適応し続けるおもしろい投資対象だと思います。
NewsPicksも変な煽りタイトルやテロップ入れるメディアになっちゃったんですね。これもうテレビと変わらないな(笑)
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
「S&P500はもう古い?」プロが教える新NISAおすすめ投資先ベスト3は?