過去15年でリスク・リターン共にS&P500を上回った戦略(ファクター)は「グロース」「クオリティー」「配当貴族」「モメンタム」

投資まとめ

【S&P500とS&P500各ファクター指数の比較】

2021年7月末から過去15年のデータ

縦軸が15年のトータルリターン(年率)横軸がボラティリティ

いろいろなファクターや投資戦略がありますが、

過去15年でS&P500よりも高リターンかつ低リスクだった戦略(S&P500ファクター指数)は、

「グロース」「クオリティー」「配当貴族」「モメンタム」の4つしかありませんでした。

00.
S&Pグローバルのレポート参照

ボラティリティを見ると、低ボラティリティ戦略などはS&P500にリターンは及ばないもののリスクを抑えることには成功していました。

「ハイベータ」が高ボラティリティなのは当たり前として、(でも低リターンでリスクを取ったのに報われませんでした)

意外にもバリュー系の指数(高配当含む)はボラティリティがS&P500を上回る一方で、S&P500よりも低リターンとなりました。

また、右上の高リスク高リターンの方には

「ピュアグロース」と「自社株買い」が入っています。

もちろん、これらは過去15年のデータなので将来どうなるかはわかりません。

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【S&P500 Equal Weightについて】

ちょっと解説が必要なのがS&P500均等配分かと思います。

S&P500(均等配分)は過去15年と過去1年のリターンは、普通のS&P500指数(時価総額加重)を上回っているものの、

1カ月、3カ月、3年、5年、10年等で区切ると普通のS&P500をそれぞれ下回っており、その点では甲乙つけがたい感じとなっています。

ただ、やや高めのボラティリティや指数に連動する商品のコスト(代表的なETF、RSPで0.20%)を考慮すると、個人的にはS&P500企業に投資をするのであれば、普通に時価総額型の方がいいのかなと思います。

凝った方は均等配分+ETFで加重して自分の好きなウェイトに。

というやり方もないわけではないのですが、コストや手間や難しさを考えるとあまり積極的にはおすすめしません。

なお、S&P500(Equal Weight)はサイズの小さい株やバリュー株が好調の時はS&P500(時価総額)を上回る傾向があります。

さて、過去15年間のS&P500と各ファクター指数のリターンはいかがだったでしょうか?

何かしら皆様の投資の参考になれば幸いです。

次の15年どうなるかわかりませんが、私はVOOに投資をしていきたいと思います。

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最も好きなファクターはクオリティーです。今後のバリューの巻き返しに期待。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
過去15年でリスク・リターン共にS&P500を上回った戦略(ファクター)は「グロース」「クオリティー」「配当貴族」「モメンタム」

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