【ドル円143円台に】S&P500・米国債、リスク資産の価格が上昇!FOMCで利下げ期待高まる【先走りすぎか?】

投資まとめ

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【12月14日 米国株式市場】

ダウ    37,090 +1.40%
S&P500     4,707 +1.37%
ナスダック 14,733 +1.38%

ダウは終値で最高値を更新。S&P500とナスダックも大きく上昇して終えました。

FOMCを受けて、FRBが利上げを終了し来年金利が低下するとの期待が高まり、株や債券などのリスク資産の価格が上昇しました。

ラッセル2000は+3.52%と大きく上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.46%と上昇しました。

米10年債利回りは4.164%。‐0.042と低下。

VIX指数は12.19。+0.99%と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  143.12 ‐1.59%
NY原油  69.81 +1.75%
NY金   2,018 +1.99% 

FOMCの結果を受けてドル円は143円台前半に。

原油は週間統計で原油在庫の減少が示され、相場を圧迫していた供給過剰懸念の後退につながり上昇しました。

ビットコインは42,832ドル。+3.27%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】
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【スタイルボックス】
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全11セクター、全てのカテゴリーが上昇しました。

公益や不動産など金利に敏感なセクターや中小型が大きく上昇しました。

【個別株】

○ファイザー<PFE> ‐6.72%

ファイザーは2024年度の通期ガイダンスを公表。売上高やEPSが予想を下回ったため、失望売りとなりました。

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【11月の米生産者物価指数(PPI)】

○生産者物価指数(PPI)

(前月比)+0.0% 予想+0.1%  前回 ‐0.5%

(前年比)+0.9% 予想+1.0%  前回 +1.3%

PPIは予想よりも低下。エネルギーコストの低下が影響し前年比で減速。インフレ圧力が弱まっていることを示唆する内容となりました。

○コアPPI(食品、エネルギー除く)
(前月比)+0.0% 予想+0.2% 前回+0.0%
(前年比)+2.0% 予想+2.2% 前回+2.4%

コアPPIも前月比横ばい。前年同月比では2%上昇と、2021年1月以来の小幅な伸びにとどまりました。

【FOMC】

結果:5.25-5.50%

米連邦公開市場委員会(FOMC)は主要政策金利を5.25-5.5%で維持すると全会一致で決定。据え置きは3会合連続。

声明で、インフレは過去1年間で緩和したとの認識を示し、追加利上げが必要かどうか経済情勢を見守ると表明。追加利上げは必要ない可能性があることが示唆されました。

FOMCの声明全文「ロイター

ドットプロットも公開され、19人中17人が2024年の利下げを予測。

2024年末中央値を見ると現在の水準から0.75%の利下げを予想しており、来年、利下げ3回の可能性を示唆する内容となりました。(前回は利下げ2回の予想)

FOMCメンバーのFF金利の予想の中央値は前回よりも低下しています。

2024年末時点:4.625%(前回5.125%)
2025年末時点:3.625%(前回3.875%)

スクリーンショット 2023-12-14 070233

ドットプロット(みんなのFXより引用)
【パウエル議長の発言】

パウエル議長は会見で「予測はあらかじめ決められた計画ではない」「インフレ圧力が再び大東しないように、追加利上げの選択肢を外す用意はない」と強調し釘を刺したものの、

「利下げは視野に入り始めており、実社会で話題になっているのは明白だ。今回のFOMC会合でも議論した」利下げ開始時期について今回のFOMC会合で議論したことを認めました。

【イエレン氏の見解】

イエレン米財務長官は、インフレが鈍化する中で米金融当局が経済の安定を保つために利下げを検討するのは理にかなっているだろうとの見解を示し、FRBの政策を支持。

インフレの鈍化に加えて、労働市場の強さなどからソフトランディングの可能性も指摘しました。

【金融市場の反応】

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FOMCのドットプロットでは、2024年末までに0.75%ポイント低下するとの予想が示されました。

短期金融市場では3月の利下げと、来年末までの利下げ幅を計1.50%近くまで織り込む動きが出ていいます。

FOMC前までは1.00%の織り込みで、一部のエコノミストからは行き過ぎと批判されていましたが、さらに期待を膨らませた格好となりました。

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【まとめ】

FOMCの結果と利下げ期待を受けて、米国株式市場や債券市場をはじめ、多くのリスク資産の価格が上昇。

円は対ドルで急伸。為替は145円台から一時142円台となりました。

金融市場は未来を織り込むとはいえ、FRBの慎重な姿勢に比べると利下げに対しての期待がかなり高まっています。経済は水物なのでどちらが正しいかはわかりませんが、金融市場が調子に乗りすぎたあと(期待を膨らましすぎている時)現実をつきつけられると調整が入るので注意しましょう。

何事もなく普通にいけば、昨年、利上げなどによってS&P500が大きく下落した際に、日本人投資家は為替の影響でさほど下落を感じなかったのの逆で、利下げによりリスク資産の価格が上昇するも、為替で相殺されて円ベースではあまり上昇を感じない。といった展開も予想されます。

ただ、S&P500やオルカンに長期投資をする場合、為替が長期的な投資結果に与える影響は限定的ですし、利下げのペースなども気する必要はありません。
そういう投資家にとって重要なのは、自身にとって適切な範囲、資産配分で市場にエクスポージャーを取り続けること、市場に居続けることです。

今後どうなるかはわかりませんが、私はインフレや為替など自身にコントロールできない部分は割り切りつつ市場に居続け、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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