【S&P500】米国株式市場では、大きな利益と損失は、ごく短期間に集中しておきます。

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短期間に集中する

米国株式市場では、巨額の利益と損失は、ごく短期間に集中しておきます。

1980年代、S&P500インデックスのリターンの40%は、たった10日の間にもたらされました。

この10日間、市場にいるかどうかで40%もリターンが変わったわけです。

禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」の著者マンデルブロは、

一日毎の株価は完全にランダムウォークではなく、

ボラティリティ(変動)が大きい日の次の日はボラティリティが大きくなる。

言い換えれば、ボラティリティが高い日・低い日は続く傾向があるという研究結果を示しています。

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効率的市場仮説への反証

効率的市場仮説が発表された後、ある反証が行われました。

1966年から1975年までの10年間、ダウ平均の終値を調査した結果、

58%でダウは同じ方向に動いていることがわかりました。(42%は逆方向)

つまり、58%の確率で、上昇した次の日は上昇し、下落した次の日は下落するということです。

統計的に、偶然この結果になる確率は700京分の1の確率で、ランダムとは言い切れません。

しかし、投資家にとって最も需要なのは、このデータから実際に利益を得れれるかどうかです。

このデータを利用した投資家の末路

この研究結果を元に、極端なモメンタム戦略を行うとどうなるでしょう?

つまり、株価が下がった翌日は全て資金を引き揚げ、

株価が上がった日の翌日に資金を全て戻す戦略です。

配当・インフレ・コストを考慮しない場合、

1976年~1985年の間、

ダウを何もせずに10年間保有した場合、1万ドルは1.8万ドルになりました。

一方で、先程のモメンタム戦略を用いた場合、1万ドルは2.5万ドルになりました。

極端なモメンタム戦略は一見上手くいっているように見えます。

ですが、この戦略にもまた2つの問題点がありました。

2つの問題点がわかった方はツイッターのコメ欄で(笑)

というのは冗談ですが、

まず、ここまでインデックス投資家の方に覚えておいてほしいことがあります。

リスクプレミアムは毎日徐々にコツコツ集めていくものではなく、

ある特定の日に急にドカンと手に入るものです。

ただ、そのドカンがいつくるかわからないので、

自身の許容できるリスクの範囲内で、市場に居続けることが基本だと思います。

市場が効率的であるかどうか、株価がランダムであるかどうかにかかわらず、

インデックス投資家は誰でも手軽に、低コストで、分散投資でリスクを抑えつつ、効率よくリスクプレミアムを集める良い方法だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【S&P500】米国株式市場では、大きな利益と損失は、ごく短期間に集中しておきます。

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