ぶっちゃけ投資すべき?「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」新規設定!信託報酬年0.057%

投資まとめ

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【新ファンド】

日本経済新聞に、ニッセイアセットマネジメントが11月に信託報酬年0.057%の「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」を新規設定するとの報道がありました。

投信値下げ、ニッセイアセット参戦 最大手以外にも波及

「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」となります。

「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」は「ソラクティブGBS米国500指数」に連動を目指す投資信託で、信託報酬は年率0.057%(税込)になるとのこと。

「ソラクティブGBS米国500指数」はドイツの資産算出会社「ソラクティブ」が提供する指数です。

追記 記事執筆後公式発表がありました。

https://www.nam.co.jp/news/fpdf/231018_press.pdf

・信託報酬 年0.05775%(税込)
・設定日 2023年11⽉13⽇
・販売会社 SBI証券、マネックス証券、楽天証券、SBI新⽣銀⾏

「S&P500連動」じゃないのに「米国株式500」というやや紛らわしいというか、わかりにくい名前にした点に何かを感じたりします(ただのマーケティングだと思います笑)

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「ソラクティブGBS米国500指数」

「ソラクティブGBS米国500指数」という聞きなじみのない指数ですが、

同指数に連動する「STRV」というETFがあります。

こちらのチャートをみるとS&P500ETFのVOOとほぼ同じ。

スクリーンショット 2023-10-18 072717
ETF.COMより

まだ誕生して一年程度のETFなので参考記録程度ですが、

今年年初から9月末までの米国株式市場との相関は、

VTIが1、VOOが0.99に対し、

ソラクティブGBS米国500指数に連動する「STRV」も0.99と

ほぼ完全相関(1)となっております。

下図一番左参照。

スクリーンショット 2023-10-18 073033

なので、この点に関して言えば、

S&P500とVTIどっちがいいかというような投資判断に近いイメージでいいかと思います。

「ソラクティブGBS米国500指数」と「S&P500」も

どちらが良いかは、それぞれに含まれている銘柄と含まれていない銘柄、あるいはPFの比率の微妙な違いによる差はあるものの、リスクやリターンはほぼ同じ。

米国株式市場とほぼ完全相関

理論的にはより分散されているVTIの方がリスクを抑えられるが、

実際のところ大差はなく、そういった細かな違いが将来的にどう作用するかはわからないため

どちらが良いかは、結果的に投資を開始した日と売る日のそれぞれ株価依存する。

というのが、まず一つの答えとなると思います。

ただ、これは知識のないインフルエンサーの踏み絵になる可能性があります。

設定から現在まではS&P500よりも「ソラクティブGBS米国500指数」の方が良い成績となっていますが、市場環境によっては逆になる可能性もあります。

この短い期間の成績などでどちらが良いか論じている記事に注意してください。

なんの参考にもなりません。

むしろ、過去の成績を元にした微妙な結論に行くまでに動画を見たりするのが、時間の無駄、人生の無駄となる可能性が高いでしょう。

米国株式市場とほぼ同じ動きをする指数とまず抑えたうえで

次に考慮すべきことがあります。

例えば、「コスト」「ファンドの規模」「ニッセイがちゃんと指数に連動してファンドを運用できるのか」「指数運用会社が正しく指数を運用できるのか」「新NISAのつみたて投資枠として扱われるのか(=資金流入に関わる可能性)」「iDeCoでは現状投資不可」

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といった投信としての基本、新ファンド設定時の基本的なことを見て判断していく必要があります。

信託報酬を見る限りコストは問題なさそう。

指数と連動して運用ができるか、資金流入はどうかは運用を開始した後の公式発表を見て判断。

そして最もこのファンドの肝なのは、目先のコストや目新しさではなく、

今後20年、30年と長期投資をする際に安心して投資ができるかだと私は思います。

この点がバンガードやイーマクシススリムシリーズと新規設定ファンドの違いですね。

この点を十分考慮して、投資するかどうかを決めるのが良いと思います。

私はまだ現状は様子見したいと思います。

が、個人的にはニッセイさんは「ニッセイなしなし」や既存のファンドの顧客を大事にするイメージが強く、割と嫌いじゃないので応援しています。

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【小話】

バンガードがMSCIからFTSEグループに、指数指数プロバイダーを乗り換えたことがありましたが、割と指数プロバイダーへの信用や指数使用料(ライセンスフィー)は大きな要因となります。

ソラクティブの指数の使用料が安いのではないか説とソラクティブと縁があった説、

メジャーな指数ではイーマクシススリムに対抗できないため、マイナー指数を利用し差別化した説などが私の中であります(笑)。

S&P500の値下げを期待する声もありますが、三菱UFJさんは指数が異なるため値下げしないと言ってくる可能性があります。三菱UFJさんはそういうところありますよね(笑)

逆にこのファンドが人気になれば対抗してくる可能性もあります(笑)

個人的には、まずは順調に資金を集め、ちゃんと運用できるのか、長期的に生き残るファンドとなるか、投資家の信頼を得られるのか。

話題だからと慌てて投資をせず、しっかりと様子をみてから判断するのが良いと思います。

無理に投資をしなくても、ほぼ同じ成績となるであろう低コストで信頼に足るS&P500ファンドがすでにあるわけですからあわてる必要はありません。

健全な競争により個人投資家の環境がよくなることを期待したいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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