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【10月12日 米国株式市場】
ダウ 33,631 ‐0.51%
S&P500 4,349 ‐0.62%
ナスダック 13,574 ‐0.63%
米国株式市場は反落。
9月のCPIを受けて、インフレとFRB追加利上げの懸念が高まりました。
これにより、米国債利回りが上昇し、株式市場を圧迫しました。
ラッセル2000は‐2.20%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.96%と下落しました。
米10年債利回りは4.712%。+0.115と上昇。
VIX指数は16.69。+0.60と上昇しました。
米30年国債入札も低調だったことも、国債利回りの上昇に寄与しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 149.80
NY原油 83.50 +0.01%
NY金 1,868 ‐0.27%
ドル円は149円台後半に。
原油と金はほぼ横ばい。
ビットコインは26,719ドル。‐0.56%と下落しました。
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【S&P500マップ】
全てのカテゴリーが下落。特に中小型株が大きく下げました。
【個別株】
フォード・モーター ‐2.04%。
全米自動車労働組合(UAW)が、同社最大のトラック工場で組合員8700人がストライキに入ったと発表しました。
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【9月米国 消費者物価指数】
(前月比)0.4%(予想 0.3%・前回 0.6%)
(前年比)3.7%(予想 3.6%・前回 3.7%)
住居費の+0.6%の伸び(上昇の約半分を占める)やガソリン価格の上昇が主な要因となりました。
コアCPI(食品・エネルギーを除く)
(前月比)0.3%(予想 0.3%・前回 0.3%)
FRBがより重要視する、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは、予想と一致。
前年比は前月の4.3%から鈍化し、2021年9月以降で最小の伸びとなりました。
中古車・トラックは2.5%下落。服飾品も0.8%下落した。
CPIが予想を上回ったものの、全体的にはインフレの鈍化基調を表す結果となりました。
金利曲線がやや右側にシフトしたものの、それほど大きな変化は見られませんでした。
ボストン地区連銀のコリンズ総裁はCPIを受けて、物価安定回復に向けた一様でない進展を浮き彫りにしたとし、
経済が景気後退を回避する可能性は高まっているものの、インフレを2%に回帰させるために追加利上げが必要となる可能性があるという見解を示しました(ロイター)。
【労働市場は堅調】
20.9万件(予想 21.0万件・前回 20.9万件)
170.2万人(予想 167.5万人・前回 167.2万人)
米労働市場は引き続き堅調。
景気や経済にとっては良い兆候ですが、インフレの抑制という面に関してはマイナスで、
インフレを目標の2%まで抑えるためには、もう幾分労働市場が緩む必要があるかもしれません。
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【まとめ】
米国株式市場は反落。
CPIが予想を上回ったものの、全体的にはインフレの鈍化基調を表す結果となりました。
これについていろいろや意見や解説がSNS上では流れていますが、
個人的に「ごく普通」といいますが、普通に予想された範囲内で、特にどうこう騒ぐ必要もないと思っています。
経済指標の発表を無事消化したと思いきや、今晩からJPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなど、金融大手を皮切りにが決算シーズンが始まります。
個別株投資家にとってはおもしろくもあり、腕の見せ所でもある決算シーズンですが、くれぐれも寝不足には注意しましょう。
決算シーズンが終われば11月1日にはFOMCが控えています。
また、中東情勢の不確実性も残っています。
さて、もう今年も2カ月と半月で終わろうとしていますが、去年の今頃や今年の年初には「米国株はオワコン」という話題が良くネットには出回っていました。
その当時の経済指標や決算内容、市場を今も覚えている方はどの程度いるでしょうか?
その当時感じていた不安や悩みを数か月たった今も同じように感じているでしょうか?
3年前コロナショックの時に感じていた不安や2番底に対する不安はどうでしょう?
ほとんどの方がもうそんなこと考えていないと思います。
今、市場にある懸念や不安も、20年、30年と長期投資を続けようというインデックス投資にとっては、数か月や数年後には忘れてしまうような通過点に過ぎません。
いちいちCPIが・・・株価が・・・・といった意見に一喜一憂せず、淡々と普通に当たり前の投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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