【Nasdaqブームの終焉?】米バリュー株が今後数年間、米グロース株をアウトパフォーマンスする可能性について

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【過去3年間のスタイルボックス】

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昨年10月までの下落からの反発もあり、Nasdaqは年初から約40%上昇し話題となっています。

ただ、過去3年間を振り返ってみると、米グロース株は、バリュー株をアンダーパフォーマンスしています。

2021年に米バンガードは、その後のインフレと金利上昇により、今後3年間は、バリュー株がグロース株をアウトパフォーマンスするという予想を度々発表していました。

まだ、あと半年くらいありますが、概ねインフレと金利上昇によるグロース株のパフォーマンスの低下によるバリュー株のアウトパフォーマンスという予想は当たっていたといっていいでしょう。

https://etfsp500.com/archives/30203499.html

といっても、この予想に関しては特別なものではなく、教科書的な基本にすごく近しいもので、「(変なことや特別なことが起こらなければ)まあそうなるのね」というくらいの当たり前のものでした。

【SNSって怖いよね】

ただ、2021年当時の小型グロース株投資家やレバナス勢の一部からはバリュー株のアウトパフォーマンスは「あり得ない」などいろいろ言われました。

バンガードは「バリュー株のアウトパフォーマンスはバリュー株の急成長によっておこるものではなく、金利上昇と高すぎるバリュエーションによるグロース株の下落によって起こる」と述べていたのに、

一部の声の大きいレバナスインフルエンサーからは「バリュー株(の利益や業績)が急成長するわけない」というような、

日本語が読めていないのか、はたまた「株式の上昇」=「企業の成長だけ」と捉えているのか、「初心者か!」と思うような批判を受けたのが懐かしく思います(笑)。

そもそも市場ではあり得ないなんてことはあり得ないというのに。

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【今後について】

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米国バリュー株とグロース株はアウトパフォーマンスとアンダーパフォーマンスを繰り返しています。

リーマンショック以降は大型グロース株が市場を牽引し、アウトパフォーマンスを続けてきましたが、

ITバブルのあとや景気後退期、景気後退からの回復期などはバリュー株の方が強い傾向にありました。

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青US Large Cap Value赤US Large Cap Growth

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【現在のバリュー株は割安】

加えて、バンガードの分析では、ITバブルの時までとは言いませんが、現在もグロース株に対してバリュー株のバリュエーションは割安となっています。

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1993年の過大評価の後、バリュー株はバンガードの予測比率(バンガードの推定公正価値範囲の中央値)に戻るまでに、グロース株を累積8パーセントポイントアンダーパフォームしました。そこに至るまでに3年かかりました。

2000年のハイテクバブルのピーク付近では過小評価が発生し、その後、バリューがグロース株を59パーセントポイント上回り、約1年で公正価値に戻りました。

2020年には、約20カ月で46パーセントポイントのリターン優位が生まれる前に、更なる過小評価が続きました。バリュー株は、当社の公正価値推定中央値に完全に戻ることはなく再び下落しました。

グラフが示すように、資産価格が長期間にわたって認識されている公正価値から大幅に乖離する可能性があることはよく知られています。

ただし、2021 年に発表された調査(過去記事)で説明したように、公正価値と将来の相対リターンの乖離は、5 年および10年の期間にわたって統計的に有意な逆相関関係を示します。

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【まとめ】

長くなったのでまたいつか書こうと思うのですが、

バンガードのディチュルシオ氏は、「歴史的に見て、経済回復期には平均してバリュー株がアウトパフォームしてきた」「したがって、FRBがソフトランディングを画策し、つまり景気後退を回避し、経済の次の動きは加速であると信じるなら、その根拠は強化される」

と指摘しています。

「景気循環の状態だけでは、バリューとグロースの間の相対的な利益を示す信頼性の低いシグナルとなります。」

「しかし、図に示されているように、今日のようにバリュー株が公正価値を下回って取引されている場合、歴史的には景気後退局面を除くすべての局面でパフォーマンスの優位性を享受してきました」

なるほど、

バンガードのアクティブな研究チームは次の数年もバリュー株がアウトパフォーマンスする可能性が高いと示唆しています。

信じるかどうかはあなた次第。

私はバリュー株を信じているからこそ、VOOなどに投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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