フィッチ「米国債AAAからAA+に格下げ」Nasdaqやグロース株が下落。株式市場では利確が進む「初心者が注意すべきこととは?」

投資まとめ

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【8月2日 米国株式市場】

ダウ    35,282 ‐0.98%
S&P500     4,513 ‐1.38%
ナスダック 13,973 ‐2.17%

米国株式市場は下落。

三大格付け会社の一つフィッチ・レーティングスが米国の格付を引き下げたことを受けて、株式市場は下落。

債券市場では大きな混乱は見られませんでしたが、ADP米民間雇用者数が強い内容だったため、10年債利回りが上昇。グロース株や小型株には逆風となりました。

ラッセル2000は‐1.37%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.95%と下落しました。

米10年債利回りは4.090%。+0.043と上昇。

VIX指数は16.09。+2.16と大きく上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  143.35 +0.02%
NY原油  79.75 ‐1.99%
NY金   1,933 ‐0.36%

ドル円は143円台とほぼ横ばい。

原油は‐1.99%と下落。金も小幅に下げました。

ビットコインは29,156ドル。‐1.82%と下落しました。

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【S&P500マップ】
スクリーンショット 2023-08-03 063807

【セクター】

生活必需品 +0.25%
ヘルスケア +0.06%
公益    ‐0.01%
不動産   ‐0.44%
金融    ‐0.89%
資本財   ‐1.08%
素材    ‐1.23%
エネルギー ‐1.34%
一般消費財 ‐1.84%
通信    ‐2.08%
情報技術  ‐2.59%

生活必需品とヘルスケアを除く9セクターが下落。

ディフェンシブなセクターが堪える一方で、グロース系のセクターが大きく下げました。

【スタイルボックス】

スクリーンショット 2023-08-03 063838

全てのサイズとスタイルが下落。

特にグロース株や小型株が下げました。

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【7月ADP米民間雇用者数】

結果 32.4万人 予想 18.9万人 前月 45.5万人

予想を上回り、労働市場の強さ示唆されました。その一方で賃金の伸びは7月も減速。

雇用統計を前に、経済やインフレにとってよい数字となりました。

【米国債格下げ】

世界3大格付け会社といえば、「ムーディーズ」「S&P」そして、ビックスリーの中では最小の「フィッチ」。

その、フィッチ・レーティングスが1日、米国の長期外貨建て発行体デフォルト格付けを最上級の「AAA」から「AA+」に1段階引き下げました。

フィッチは格下げの発表文で「度重なる債務上限を巡る対立と瀬戸際での解決の繰り返しに体現されてきた、ガバナンスの劣化」を反映させたと説明。

米国債がここ数年おきにデフォルトの危機に追い込まれていることを理由として挙げています。

これを受けて、イエレン米財務長官は格下げが恣意的であり古いデータに基づくとして、「フィッチの決定に強く異議を唱える」と声明で反論。「フィッチの決定は投資家の認識を変えるものではない」と主張しています。

ビックスリーによる、米国債の格下げは2011年の欧州債務危機の際、S&Pが一段階引き下げて以来約12年ぶり。ムーディーズは今も米国債に「最上級」の格付けを維持しいます。

現在、格付け3社から最上級格付けを付与されているのは、オーストラリア、ドイツ、シンガポール、スイス。

企業ではマイクロソフトとジョンソンエンドジョンソンが有名です。

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【まとめ】

米国株式市場は下落。10年債利回りの上昇がグロース株などにとって逆風となった他、ムーディーズのニュースを受けて一旦利確売りが広がりました。

景気後退への懸念の後退やインフレン鈍化、利上げがピークを迎えつつあること、そしてAIブームなどから、やや割高、過熱気味だったという声も聞かれており、

今回の格下げがちょうどいい口実となりました。

手のひら返しで知られるバンク・オブ・アメリカは、ウォール街の大手銀行で初めて米国の景気後退予測を公式に撤回。

過去3四半期の米経済活動の成長率は平均2.3%で、失業率は史上最低水準に近く、賃金と物価の圧力は徐々にではあるが正しい方向に向かっていると指摘しています。

チャールズ・シュワブが3日発表した全米調査の結果によれば、

米国での現在の貯蓄目標は平均180万ドル(約2.5億円)。前年の170万ドルから上昇し、改めてインフレの影響を投資家や米国民が感じているということが示唆されました。

現在、日本でも物価の上昇が続いています。これが過去20年のように0インフレ(デフレ)時代にまた戻るか、長期的にゆるやかな上昇傾向が続くのかはわかりません。

ただ、もしインフレの時代が来たとしてもそれに十分対応できるような資産配分にしておくこと。

また「普通のインフレ経済の考え方、戦い方」を頭に入れておき、「デフレ脳やデフレマインド」からいつでも切り替えできるようにしておくことが大切だと思います。

とはいえ、過度に慌てる必要はありません。

インフレ対策と呼ばれる方法はいくつかありますが、私はいつもどおり株式に投資を続けていきたいと思います。

間違っても「インフレだー」と騒ぐ人に煽られて、怪しげなインフレ対策マーケティング商材(投資商品)にだまされないようにしてください。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
フィッチ「米国債AAAからAA+に格下げ」Nasdaqやグロース株が下落。株式市場では利確が進む「初心者が注意すべきこととは?」

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