【米国市場は横ばい】パウエル議長のタカ派発言も影響薄。四半期決算を前に様子見続く【新説には要注意】

投資まとめ

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【6月28日 米国株式市場】

ダウ    33,852 ‐0.22%
S&P500     4,376 ‐0.04%
ナスダック 13,591 +0.27%

米主要株価指数はまちまち。

パウエル議長のタカ派発言の影響もあまりなく、

四半期決算を控えて全体的に静かな値動きとなりました。

ラッセル2000は+0.47%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.11%とやや下げました。

米10年債利回りは3.713%。‐0.057と低下。

VIX指数は13.43。‐2.26%と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  144.46 +0.27%
NY原油  69.15 +2.14%
NY金   1,906 ‐0.35%

ドル円は144円台中盤。

エネルギーは+2%と大きく上昇しました。

ビットコインは30,191ドル。‐1.64%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

エネルギー +1.02%
通信    +0.81%
一般消費財 +0.25%
不動産   +0.20%
情報技術  ‐0.03%
資本財   ‐0.04%
金融    ‐0.18%
ヘルスケア ‐0.35%
生活必需品 ‐0.59%
素材    ‐0.68%
公益    ‐1.48%

全11セクター中4セクターが上昇。

原油価格の上昇を受け、エネルギーが上昇。

公益セクターが大きく下げました。

【スタイルボックス】

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サイズとスタイル別にみると、

グロース株や小型株が上昇しました。

全体的に小幅な値動きとなりました。

【個別株】

エヌビディア ‐1.8%

今日は半導体銘柄が売られ、他のテクノロジー株の上昇を相殺しました。

一方、ブラックロックが人工知能(AI)に対して強気な姿勢を示した。生産性向上が期待できると強気の予想を示しています(ブルームバーグ

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【パウエル議長の発言】

パウエル議長は欧州中央銀行(ECB)が主催する国際金融会議の討論会に出席。

「インフレ率が急激に低下し、2%への軌道に乗ったと確信できれば、それは異なった状況になるだろう」「そうなれば政策の緩和について考え始めることになる。だがそうした状況からはまだ程遠い。現時点でそうしたことは考えていないし、近い将来にもない」と発言。

米国のインフレ率の2%回帰は2025年以降になるとの見通しを示した他、

7月のFOMCでの追加利上げを実施する可能性を否定しませんでした。

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これを受けて金融市場は若干右寄りに金利の予想曲線をシフトしたものの、大きな変化はなく、株式市場でも混乱は見られませんでした。

ここら辺はパウエル議長等のこれまでのジャブが効いており、事前にある程度織り込んだり、調整が進んでいたことが要因だと思います。

個人的には、相変わらず市場との対話(メッセージの発信のしかた)がうまいなあと思います。

【日銀植田総裁の発言】

日本銀行の植田和男総裁は、来年インフレが上向くと確信を持てれば、金融政策の正常化に着手することはあり得るとの考えを示唆した。

今のところは基調的なインフレが2%を下回っているとした上で、日銀の想定では年末にかけてインフレの伸びは鈍化する見通しだと発言。

教科書通りの発言だと思います。インフレがこのまま鈍化してくれれば消費者としては嬉しいですね。

【ストレステスト】

FRBが公表した2023年の銀行ストレステスト(健全性審査)で、

JPモルガンやバンクオブアメリカ、シティなどの米銀大手が深刻な景気低迷を乗り切るための資本を十分有していることが示され、全行が合格したことが分かりました。

FRBの厳しい景気後退シナリオ下では、1000億ドル以上の資産を持つ大手23行は合計5410億ドルの損失を被ることになるが、それでもFRBの規則で求められる資本要件の2倍以上の自己資本を有するとのこと。

金融機関は30日の取引終了後に自社株買いや配当計画を発表することが可能となる見通しです。

地銀破綻以降、懸念されていた信用リスク問題はひとまず大丈夫そうです。

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【まとめ】

今日はパウエル議長から今後の見通しについてタカ派の発言がありましたが、事前に以前からジャブを打ってきたこともあり、市場では大きな影響はほとんどみられませんでした。

市場では、四半期決算を前に様子見が続いています。

さて、今日のひとこと。

現在ポートフォリオ理論の父、ハリー・マーコウィッツ氏が先日他界しました。

車輪を今更、再発明する必要がないように、既に先人たちの研究でわかりきっていることを0から考えだし、再発明する必要はありません。

先人や先行者の考えを学び、よさそうなものを取り入れることが、資本主義を攻略するうえでは、手っ取り早く、簡単かつ合理的な方法です。

ちょっと調べれば答えはあるのに、それを0から考えだそうとしたり、有効かどうかの証明を1やり直すのは限りある人生の浪費ですらあります。

一般的な方、凡人、多くの普通の人にとって重要なのは、

正しいかどうかわからない新説や独自理論を編み出したり、証明することではありません。

既に存在するもので、有効そうなもの、活用できそうなものを見つけることがより大切なのです。

私は天才ではないので、先人たちの知恵と今市場で戦う多くの方の力をうまく利用するため、インデックスファンドを活用しながら、王道かつごく普通の投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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