【ドル139円台】S&P500は4日続落。米デフォルト問題や6月のFOMCはどうなる?米国外でも景気後退の足音が…【FRB議事録公開】

投資まとめ

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【5月24日 米国株式市場】

ダウ    32,799 ‐0.77%
S&P500     4,115 ‐0.73%
ナスダック 12,484 ‐0.61%

米国株式市場は4日続落。

米国のデフォルトや利上げによるリセッション(景気後退)入りする可能性が懸念され、

売りが優勢の相場が続いています。

ラッセル2000は‐1.16%と小型株は大きく下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐1.19%と下落しました。

米10年債利回りは3.748%。+0.05と上昇。

VIX指数は20.03。+1.50と上昇しました。

デフォルト問題に関しては株式市場よりも債券市場により影響を及ぼしており、Tradewebによると、6月1日満期の国債の利回りは7.22%に跳ね上がり、前日から1.25%近く上昇しました。

今日は世界中の他の市場も、経済に関するがっかりするような数字が積み重なり続落しました。

株価指数はロンドンで1.7%、フランクフルトで1.9%、香港で1.6%下落。

英国のインフレ率は予想以上に悪化しており、イングランド銀行が金利を引き上げ続け、経済を圧迫するのではないかという懸念が高まっています。

ドイツでは、欧州最大の経済大国である同国の景況感が低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  139.44 +0.62%
NY原油  74.22 +1.80%
NY金   1,969 ‐0.16%

外国為替市場のドル指数が3日続伸。ドル円は139円台中盤に。

ニューヨーク原油先物相場も3日続伸しました。

ビットコインは26,398ドル。‐2.98%と下落しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

エネルギー +0.53%
一般消費財 ‐0.23%
通信    ‐0.61%
情報技術  ‐0.62%
公益    ‐0.63%
生活必需品 ‐0.65%
ヘルスケア ‐0.66%
素材    ‐1.12%
資本財   ‐1.27%
金融    ‐1.31%
不動産   ‐2.21%

エネルギーセクターを除く10セクターが下落。

特に不動産が大きく下げました。

【スタイルボックス】
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全てのサイズとスタイルが下落。

中小型株やバリュー株が大きく下落しました。

【個別株】

〇LVMH ‐2.05%

ルイヴィトンやグッチなどのブランドを展開するLVMHは今週6%下落。他、欧州の高級品株が続落しました。

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【米デフォルト問題】

連邦債務上限を巡る民主・共和両党の交渉で妥結が見られず、デットラインとされる6月1日が迫る中、市場では米国の債務不履行(デフォルト)に対する懸念が高まっています。

米共和党のマッカーシー下院議長は以下のようにコメント。

「債務協議で依然として大きな隔たりはあるが妥結は可能」「我々は諦めない。デフォルトにはならない」「多く問題が未解決のまま」「交渉は今晩も続ける」「我々は多くの譲歩を提示してきた」「今年の支出が昨年を上回るような法案は提出しない」

「多くの点で依然として大きな隔たりがある」と発言したものの、債務上限引き上げに関するホワイトハウスの協議が「幾分良い方向に進んでいる」と発言。

米ホワイトハウス報道官も「米債務上限を巡る交渉は依然として建設的」と発言。
バイデン大統領の「債務交渉妥結に必要ならどこにでも行く」と発言。この大統領報道官の発言が伝わると、下げ渋る場面もありました。

【FOMC議事録公開】

FOMC議事録が公開。5月のFOMCでは全会一致で0.25%の利上げを支持していたことがわかりました。また、利上げ停止の可能性と信用状況などの経済リスクを注視する姿勢も示されました。

議事要旨では「複数の参加者は現在の見通し通りに経済が進展すれば、今回の会合後にさらなる政策引き締めは必要ないかもしれないと指摘した」としており、

6月のFOMCでFRBが利上げを一時停止するとの予想の説得力が増した形となりましたが、メンバー間で、今後の道筋については意見が分かれています(ロイター

FOMC議事録が公表されたものの、株式市場の反応は限定的となりました。

【ウォラー理事は7月以降の利上げ示唆】

FRBのウォラー理事は、インフレ抑制で進展がないことを懸念しており、6月のFOMCで利上げを見送る可能性はあるものの、利上げ局面を終了させる公算は小さいという見解を示した。「見送るかは今後3週間のデータ次第」とのこと

同氏は5.5%で推移するコア消費者物価指数(CPI)は高すぎると指摘。

物価上昇圧力の緩和に向け、失業率が3.4%、時間当たり賃金の上昇率4.4%となっている労働市場の状況は幾分軟化する必要があると述べました。

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【まとめ】

S&P500は金融株や不動産銘柄を中心に下落。

引き続き債務上限問題とFRBの政策が懸念されています。

マッカーシー氏も今日コメントしていましたが、債務上限引き上げの合意において想定される「歳出削減」では、最大57万人の雇用が犠牲になるとブルームバーグエコノミクスは試算。

年内に見込まれているリセッションがより深刻化する可能性があると指摘しています。

また、合意できたとしても、米財務省が一般会計を補充するために大量の国債を発行する必要があるから、市場は混乱するだろうとの指摘もあります。

特に最近では、米株式市場と米国債市場は相関関係が高まっており、株式市場にも何らかの影響を及ぼする可能性が警戒されています。

FRBの政策については、高い金利は、経済全体にブレーキをかけ、株式や債券などの投資商品の価格を押し下げることになります。金融市場が利下げを織り込みすぎているとしたら警戒が必要です。

議会が債務上限について合意に達したとしても、次は景気後退に備えなければなりません。

今後どうなるかはわかりませんが、合意に至って一時的に反発しても、あるいは合意に至ったのに下落しても動揺しないことが大切です。

長期投資家の方であれば、今回のデフォルト問題も、6月のFOMCも、予想される(経済の循環の中で必然的にいつかは起こる)景気後退も、所詮通過点にすぎません。

毎月収入のあるサラリーマンの様な方であれば、下落や混乱を、逆に効率よく投資ができる機会だと、楽しみながら、気長に投資を続けていくことが大切です。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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