【S&P500は小幅な動き】どうなるデフォルト問題!マイクロソフトや個別株では大きな動きも!NY連銀製造業景気指数は大幅低下【明日以降はここに注目】

投資まとめ

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【5月15日 米国株式市場】

ダウ    33,348 +0.14%
S&P500     4,136 +0.30%
ナスダック 12,365 +0.66%

米国株式市場は小幅に上昇。

米連邦債務上限を巡る問題や、経済指標の発表を控える中、

全体としては小幅な上昇で終えました。

ラッセル2000は+1.19%と大きく上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.06%と上昇しました。

米10年債利回りは3.504%。+0.041と上昇。

VIX指数は17.12。+0.09とほぼ横ばいでした。

【為替・コモディティー】

ドル円  136.05 +0.27%
NY原油  71.30 +1.80%
NY金   2,017 +0.13%

ドル円は136円台前半。原油は反発。金は小幅に上昇しました。

ビットコインは27,362ドル。+1.57%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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全体としては小幅な動きになりましたが、買収に絡んで大きな動きがありました。

〇欧州連合が米マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収計画を承認。買収規模は690億ドル(現在の為替レートで約9兆4000億円)で、ゲーム産業でかつてない大型案件となります。

〇天然ガス液システムのワンオークがマゼラン・ミッドストリーム・パートナーズを現金と株式で約188億ドル規模で買収することで合意しました。これにより、米最大級の石油・天然ガスパイプライン事業者が誕生することになります。

ワンオーク ‐9.11% マゼラン  +12.99%

【セクター】

素材    +0.85%
金融    +0.81%
情報技術  +0.74%
資本財   +0.51%
エネルギー +0.20%
一般消費財 +0.14%
通信    ‐0.03%
ヘルスケア ‐0.16%
不動屋   ‐0.24%
生活必需品 ‐0.27%
公益    ‐1.24%

全11セクター中6セクターが上昇。

公益セクターが大きく下げました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズ・スタイルが上昇。

特に小型株が大きく上昇しました。

【個別株】

〇ネオゲームズ<NGMS> +111.60%

米オンライン宝くじ「iLottery」に関連したフルサービスのソリューションを提供しているネオゲームズに対し、豪アリストクラート・レジャーが1株29.5ドルの現金で同社を買収する案を提示。株価は倍になりました。

〇C3.ai<AI> +23.43%

暫定決算を発表。売上高などが予想を上回り株価は上昇しました。

〇サレプタ<SRPT> +30.77%

遺伝子治療のサレプタは、FDAが重度の遺伝性筋疾患に対する同社の遺伝子治療の承認したことが好感され大きく上昇しました。

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【NY連銀製造業景気指数】

結果 ‐31.8% 予想 ‐3.8% 前回 10.8

5月のNY連銀景気指数は予想を大きく下回り、‐31.8となりました。4月の10.8から再びマイナスに落ち込み1月来で最低、過去3年で最大の低下となりました。

これを受けて、株式市場は売りが先行して始まりましたが、すぐに戻しました。

【債務上限問題】

バイデン大統領は週末「デフォルトを回避するための交渉は進んでおり、交渉担当者は数日のうちに理解をより深めるだろう」と発言。

マッカーシー氏は15日に「これまでのところほとんど進展はない」と述べました。

両者からは異なるシグナルが出されていますが、株式市場は小幅な値動きが続いていますが、妥協点を見出すことができ、問題は解決に向かうだろうという見方が広がっています。

債務上限問題は近年定期的に訪れるイベントで、中間選挙でねじれ国会になった時点から、この可能性はたびたび指摘されてきました。オバマ政権時代に政府機関が一時閉鎖になった時がありましたが、現状はその時ほどの動揺もない印象。

また、バイデン大統領が共和党が要求している歳出削減をどこまで呑むのかにも注目が集まっています。歳出削減が大きいようであれば、景気に影響を及ぼす可能性もあります。

大統領とマッカーシー下院議長(共和)らの議会指導者は今日16日にも再度会談する予定です。

【FRB関係者のコメント】

〇米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁

5月の利上げを支持した自身の決断は「(銀行の問題を受けて)ぎりぎりの判断」だったと発言。

〇ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁

「我々は任務を完了させる必要がある」とし「FOMCは追加引き締めに動く可能性が高い」との見解を示した。

〇ボスティック米アトランタ地区連銀総裁は

「もし今日、金融政策の投票が行われるとしたら、金利据え置きに投票する」と発言

6月のFOMCについて、FRB関係者の中でも意見が割れていることがわかりますね。

【24時間で7社が破産】

米国では、この24時間の間に7社が連邦破産法11条の適用を申請しました。

〇メディア新興企業のバイス・メディア
〇ホームセキュリティーシステムのモニトロニクス・インターナショナル
〇KKR傘下のエンビジョン・ヘルスケア
〇英化学品メーカーのベネター・マテリアルズ
〇石油会社のコックス・オペレーティング
〇防災設備のキッドフェンオール
〇バイオ医薬品のアテネックス

金利上昇を受けて、低金利時代に積みかさねた融資や社債が満期を迎えた時の借り換えで困窮しています。確かに金利の上昇の影響はありますが、これは経営陣も悪いと思います。

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【まとめ】

先週のS&P500は、2021年8月以来の狭いレンジでの取引で終えましたが、今週もS&P500は小幅な動きが続いています。

今晩は全米の小売売上高が発表される予定です。また火曜日にホームデポ、水曜日にターゲット、木曜日にウォルマートなど、大手小売業者の決算が続きます。

これまで米国の不況を防いできた、米国家庭の堅実な消費支出に、利上げ等がどの程度の打撃を与えているか注目が集まっています。

決算シーズンが終わりに向かう中、米国政府の債務上限交渉の期限が押し寄せてきています。

ウォール街の大半は、民主党と共和党が合意に達すると予想しています。これは、その代替のシナリオが双方にとって非常に悲惨だからです。

米国債は、地球上で最も安全な投資対象であると考えられているため、世界の金融システムの基盤となっています。この信用に大きく傷をつけるのをよしとすることは通常考えられません。

ただ、心配なのは、金融市場が大きく揺れ動き、影響の大きさ、重要性を確信するまで、政治家が合意への緊急性をあまり感じないかもしれないということです。

今から作ろうと思ってもなかなか作れない「信用」を、政治の道具として使うことで、危うくしていることを愚かだなあと私なんかは思うのですが、彼らにも彼らなりの合理性があるのでしょう。

そういういろいろな人の思惑が複雑に絡み合い、価格形成がされているのが市場なわけですからまあこんなもんかなと思います。

デフォルト問題、地銀の問題、FRBの政策の道筋。景気などが予想外の結果となれば、市場が荒れ、ボラティリティーが高くなる可能性があります。

市場が混乱しているときに自分まで冷静さを失って混乱してしまわないように注意しましょう。

逆にそういう時こそ買い時ですし、これら問題が解決に向かえば、株価はまた上昇に向かう可能性があります。

ニュースに変に気負いすぎず、いつもどおり、自身の許容できる範囲で市場に投資を続けることが大切です。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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