【今週はCPIと決算シーズン開始】S&P500は上昇もNasdaq苦戦。5月のFOMCや決算を控える中、米国株投資家はどうすれば?【10日の市場まとめ】

投資まとめ

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【4月10日 米国株式市場】

ダウ    33,586 +0.30%
S&P500     4,109 +0.10%
ナスダック 12,084 ₋0.03%

米国主要株価指数はまちまち。

一時、S&P500は‐0.8%、Nasdaqは‐1.5%ほど下げましたが、後半盛り返して終えました。

アップルやアルファベットなど大型ハイテク株が売られた影響でNasdaqが下落。

S&P500はその他のセクターが下支えしてプラスで終えました。

ラッセル2000は+1.02%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.07と小幅に上昇しました。

米10年債利回りは3.415%。+0.032と上昇。

VIX指数は18.97。+0.57と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  133.58 +1.10%
NY原油  79.91 ₋0.98%
NY金   1,988 ₋1.14%

ドル円は133円台中盤。

原油と金は下げました。

ビットコインは29,249ドル。+3.21%と大きく上昇しました。

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【S&P500マップ】
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アップルはパソコン出荷台数が急減したとの報道が重しとなりました。

【セクター】

資本財   +0.90%
エネルギー +0.64%
素材    +0.49%
不動産   +0.49%
一般消費財 +0.42%
金融    +0.27%
通信    ‐0.01%
ヘルスヘア ‐0.04%
情報技術  ‐0.15%
公益    ‐0.20%
通信    ‐0.68%

全11セクター中6セクターが上昇。

前営業日と逆に、アップルやアルファベットなど影響力の大きい株の下落が、

通信や情報技術セクター、Nasdaqを押し下げました。

S&P500はその他セクターが下支えしました。

【スタイルボックス】

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サイズ、スタイル別にみると、全てのサイズとスタイルが上昇、

特に中小型株が上昇しました。

【個別株】

〇マイクロン +8.04%
〇ウエスタンデジタル +8.22%

半導体株が上昇。ライバルの韓国サムスン電子がメモリー半導体を減産する方針を明らかにしたことが好感されました。

〇チャールズ・シュワブ +4.80%

銀行株の混乱に巻き込まれて下落していましたが、先週末に主要な顧客資産が3月に530億ドルの純増したことを明らかとなりました。

〇シネマーク +6.57%
〇AMC +6.94%

映画館株が上昇。シネマークは4月8日の単日入場者数が2019年のクリスマス以来、最高となったと発表。AMCは2023年最高の週末を記録しました。

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【雇用統計】

先週金曜日に発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数は23.6万人増。前回の32.6万増から伸びは鈍化したものの、伝統的に基準とされている20万人増を上回る水準を維持。

失業率は予想と前月の3.6%を下回り3.5%に低下しました。

平均時給は2021年6月以来の低い伸びとなりました。

労働市場も軟化の兆しは見られたものの、未だ底堅さを維持していることが示唆されました。

【市場の反応】

先週まではおよそ半々で利上げ停止を織り込む動きもありましたが、雇用統計を受けて、金融市場では、5月のFOMCでの0.25%の利上げを約70%織り込む形となりました。

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また、先週は米セントルイス連銀のブラード総裁他、複数のFRB関係者からはまだ利上げが必要とのコメントがありました。

雇用統計がほぼ予想通りだったことや週末を挟んだこともあり、株式市場では大きな反応は見られませんでした。

【今後について】

5月FOMCを控える中、今週12日に、重要なインフレ指標の一つである、3月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。この結果次第では株価や市場の予測がまた動く可能性があります。

また、週末からS&P500企業の1~3月期の決算シーズンが始まります。決算はネガティブな内容になるのではとの意見も多く聞かれ、予め予想も低めとなっています。

年初から大きく上昇したIT、ハイテク企業ですが、その株価上昇を正当化できる内容となるのか注目が集まっています。

決算シーズンは、14日金曜日、いつもどおり、JPモルガン、シティグループ、ウェルズ・ファーゴなど米大手銀行の決算から始まり、来週以降本格化していきます。

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【まとめ】

雇用統計の結果は、インフレが直ちに解消されるとは言いきれず、利上げや、緩やかな景気後退というシナリオを正当化する内容となりました。

米国株式市場では、今週のCPI、そして米企業の決算シーズンに注目が集まっています。

ゴールドマン・サックスのストラテジストによれば、S&P500種株価指数構成企業のEPSは第1四半期に前年同期比7%減少すると見通しとのことで、これはコロナ過の2020年7~9月以来の大幅減少となります。

予め低めの予想が「十分に」織り込まれていれば、逆にそれを上回ることで株価が上昇する機会ともなり得ますが、それを更に下回ってくると、益々リセッションが意識される形となります。

投資家は「今後の利益率見通し」「AI」「現金使用減少の証拠」「中国経済再開による影響」などに注目しています。

CPI、そして決算シーズンと続きますが、私は基本に忠実にインデックス投資を行っているため、結果がどうであれ、一喜一憂せずいつもどおりの投資を続けていきたいと思います。

そもそもCPIの結果や米国企業の決算、そしてそれによって市場がどう動くのかを、私自身にコントロールすることはできません。また、プロでも長期的にコスト控除後で市場を出し抜けるほど、予想を当て続けれる人はほんの一握りです。

なので、私は今月も、自身の拙い予想を信じずに、自分自身に確実にコントロールできること、入金力を高める努力などを継続していきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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