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【4月5日 米国株式市場】
ダウ 33,482 +0.24%
S&P500 4,090 ‐0.25%
ナスダック 11,996 ‐1.07%
S&P500とNasdaqは続落。
経済指標の発表を受けて景気後退の懸念が強まりました。
ラッセル2000は‐0.99%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.70%下落しました。
米10年債利回りは3.309%。‐0.028と低下。
VIX指数は19.08。+0.08と小幅に上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 131.30 ₋0.30%
NY原油 80.35 ₋0.45%
NY金 2,020 +0.02%
ドル円は131円台前半。原油は下落。金はほぼ横ばい。
ビットコインは28,170。‐0.03%と低下しました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
公益 +2.58%
ヘルスヘア +1.73%
エネルギー +1.42%
生活必需品 +0.56%
金融 ‐0.14%
通信 ‐0.22%
素材 ‐0.23%
不動産 ‐0.52%
情報技術 ‐1.19%
資本財 ‐1.30%
一般消費財 ‐2.04%
全11セクター中4セクターが上昇。
公益、ヘルスヘア、生活必需品といったディフェンシブセクターが上昇しました。
不動産と、情報技術、一般消費財といったグロース系のセクターや景気敏感株が売られました。
【スタイルボックス】
サイズスタイル別にみると
大中型バリュー株が上昇。グロース株や小型株が下落しました。
【個別株】
〇ジョンソン&ジョンソン<JNJ> +4.49%
ベビーパウダーなど、タルク粉に関連する全ての癌訴訟の解決ために89億ドルを支払うことで合意したと発表がありました。
〇ユナイテッドヘルス<UNH>+3.24%
アナリストが「中立」から「強い買い」に見通しを引き上げました。
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【ISM非製造業景気指数】
予想を大きく下回り、鈍化しました。
サブ指数も大きく悪化。
成長率の鈍化、サービス需要の鈍化、労働者需要の鈍化、インフレ率の鈍化という状況に達しつつあることが示唆されました。
【ADP雇用統計】
ADP雇用統計(前月比)
結果 14.5万人 予想 20.0万人 前回結果 24.2万人
3月の米民間雇用者数は市場予想を下回る伸びとなりました。
同じ仕事にとどまった人の、3月の賃金は前年比6.9%上昇と約1年ぶりの低い伸び。
仕事を変えた人では賃金の伸び率は中央値で前年比14.2%と、昨年1月以来の小幅な伸びとなりました。
賃金の上昇率も鈍り、労働需要が緩みつつある兆候を示唆しました。
【景気後退の懸念再燃】
先日のISM製造業指数に続き、ADP雇用統計とISM非製造業景気指数はともに予想を下回る弱い内容となりました。
これまで発表された米経済指標を受けて市場は景気後退への懸念を強めています。
特に米国債利回りが低下しているにも拘わらず、米グロース株が売られていることから、市場はこれまで以上に景気後退や企業の業績の悪化を意識していると思われます。
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【まとめ】
弱い経済指標や労働市場の鈍化の兆候を受け、市場は夏以降の利下げを織り込みつつあります。
金曜日には米雇用統計が発表がありますが、これまでの経済指標を受け、
雇用増加がより控えめなものになるとの見方も出ています。
このところの経済指標を見ると、FRBの利上げの効果が出てきているように思います。
FRBはこれを否定しており、つい先日も高い金利水準を年内は維持するとの見通しを公開しています。
どちらが正しいかはわかりませんが、インフレが十分に抑制される前に景気後退に突入することになると、FRBはより難しい舵取りを求められます。
もし政策を誤ればスタグフレーションの可能性もあります。
経済の状況にもよりますが、おそらく今のFRBは、景気や市場よりもインフレを潰すことを優先すると思われます。
それがFRBの役目の一つですし、長期的にインフレがずるずる長引くよりも、今多少痛みを負ってでもしっかりと潰しておくことが、米国経済にとって長期的にはよいと思います。
結局、数カ月前にブログで何度も「まだ問題は解決していない、今後数カ月は続く」と言った通り
「FRBの政策VSインフレVS景気・業績」の構図に戻ってきましたね(笑)。
【投資初心者の方へのアドバイス】
さて、その「痛み」や景気後退の可能性がある中、私たち投資家は何をすればよいでしょう。
いろいろな投資戦略があると思いますが、
特に、資産形成期にある方や最近投資を始めた方であれば、入金額を少しでも増す努力をすることがより重要となります。
増やした入金額を活かして、今後起こるかもしれない市場の混乱や景気後退期にたくさん株を購入することが狙えますし、
もし下落しなくても、増えた入金額は資産形成を加速させるため、決して無駄にはなりません。
そもそも、毎月の余裕のある収入や、程よく抑えられた支出は、余裕のある家計と生活をもたらすとともに、市場の下落や混乱に対しても、精神的にも金銭的にもクッションとなります。
不安に煽られて、変に急に、慣れない戦略やよく知らない戦略に手を出して失敗したり、あれこれ動いてコストをかけて自らリターンを押し下げる前に、
今のうちに自分にできる努力をし、未来の可能性に備えておくことが大切です。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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