【たくさんの○○大学】
YOUTUBE上にはいろいろな大学があると耳にします。
私はあまり詳しくはないのでよくわかりませんが、
今回は一つ、年の功を発揮して昔話をしたいと思います。
リーマンショック前夜の2005年、
とある超有名インフルエンサーがある大学を創設しました。
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【トランプ大学】
それは元米国大統領、ドナルド・トランプ氏です。
2005年にトランプ氏は、トランプ大学というビジネススクールを創設し、
「誰でも成功した不動産投資家に変えてみせよう」と語りました。
いつの時代も、どこかしらで見る風景ですね。
そして和解しています。
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【当時の生徒たちの反応】
2015年時点での生徒の反応をまとめたサイトをみると、
なかなかひどいものがあり、
訴えている側の意見と言うことや、
自己責任があるという事を割り引いて読んでも、
「えげつねぇな」と思ってしまいます。
当時のサイト「https://www.gizmodo.jp/2015/08/ga_5.html」
例えば、こんな感じ
〇書籍に約423万円も払わされた。
〇そしてセミナー最後の11月9日に「成功するには一対一のコーチングが必要」と言わた。
〇そのコーチングのお値段は15,000ドル~25,000ドル。
(レバレッジかな?)
【とある参加者の訴え】
1回目のセミナーは無料でした。このセミナーを受けて、「自分も不動産投資をやっていけるかもしれない…」と思いました。
3日間にわたるセミナーに参加するために、1,495ドルを支払いました。
これで不動産投資について学ぶことができる…はずでした。
2回目のセミナーでクレジットカードと貯金について聞かれました。
この時点ではまだトランプ大学に入ろうと決めていました。
情けないことに高い授業料も投資だと信じていたんです。
【騙されるんじゃねえぞ】
何度も言いますが、
投資・資産形成はすぐ儲けるようとするよりも、
まずはミスや失敗を避けること。
何よりも虎の子の自分の資産や生活、幸せを守ることが大切だと思います。
そのためにもまずはしっかりと自分で学び正しい知識をつけ、
情報を見る目を養うことが大切だと思います。
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【住宅バブルの検索数】
さて、こんなゴシップ記事だけでは
あまり皆様の約に立たないかもしれませんので、
もう一つおもしろいデータを紹介します。
以下の図は2004年から2019年にかけての
「住宅バブル」という言葉のGoogle検索クエリーと
テレビ・新聞記事の割合の変化を表したものです。
「ナラティブ経済学: 経済予測の全く新しい考え方」より引用
パッと見て3つのことがわかります。
1つ目は「住宅バブル」関しての話は、
ネットが先行し、金融危機直前に検索数が急増したこと。
2つ目はその後テレビや新聞が遅れて報道した事。
3つ目は、トランプ大学の創設タイミング(2005年)は、ブームただ中で、ある意味最悪のタイミングで不動産投資を促していた事。
また、トランプ氏だけではなく、
ブームやバブルに便乗して一部の人達が不動産投資を煽っていたことも報告されています。
さて、このリーマンショック前夜に起きた10年以上前のナラティブ。
長く、相場が良かったせいか、ついつい忘れしまわれがちですが、
新しく投資を始める方の多い昨今、
読者の皆様、特に初心者の皆様の何かお役に立てば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
某有名インフルエンサーの『〇〇大学には気をつけろ!』リーマンショック前の悲劇的な話。初心者向け