「5000万や1億のはした金で、株と債券の配分に頭を使うのは無駄な努力」三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングの備忘録

投資まとめ

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【三菱UFJ国際投信ブロガーミーティング】

昨日、三菱UFJ国際投信主催のブロガーミーティングがありました。

感想を一言で言うと、面白かったです(笑)

 <登壇者>

山崎元氏(経済評論家・株式会社マイベンチマーク 代表)
小松原宰明氏(イボットソン・アソシエイツ・ジャパン CIO)
代田秀雄(三菱UFJ国際投信 常務取締役)

より具体的にいうと、

山崎元氏のファンの方であれば、いつもどおりといいますか、聞き馴染みのあるといいますか(笑)、よく記事などで指摘されているような点について、「山崎節」正論をぶちかましていて、面白かったです。

会場からも笑いが時々起こっていましたが、あれくらいのぶっちゃけトークで、間違っている所は間違っているとはっきり述べられる姿勢が清々しかったです。

日本の個人投資家、特に初心者の方やこれから投資を始める方にとって、山崎元さんみたいな人がきっとまだまだ必要だと思います。

そういう意味では(あまり軽々しく書くものではないはありませんが)また元気な姿を拝見できて、とても嬉しく思いました。

【個人的なベストシーン】

個人的なハイライト、ベストシーンは、

山崎元氏の「5000万や1億のはした金で、株と債券の配分に頭を使うのは、趣味としてならいいけど無駄な努力」

というキレッキレの発言でした。私もその通りだと思いますし、逆に意外と負けず嫌いの私は、じゃあ10億くらい作ってやるぞとなんか無駄にやる気を刺激されました(笑)

まあ、10億あっても、金融資産の運用は今と特段変わらないと思いますが(笑)(インデックスファンドを通じて、低コストで全世界の株式に分散投資)

詳しい内容はおそらく三菱UFJ国際投信さんが後日まとめてくれると思います。

公開され次第、当ブログでも紹介しますので、参加できなかった方は是非続報をお待ちください。

【個人的な📝】

以下、個人的にミーティング中にとったメモ書きです。

私自身が自分用に取ったメモですので読みづらいト思います。

資料は転載不可であることや、前後の会話の流れ等も端折っていること。

巻き戻しも出来ないリアルタイムでメモをしたのでもしかしたら間違いがあるかもしれないということなどをご了承いただいたうえで、

何となく読んで頂き、雰囲気を味わっていただければと思います(笑)

Q1新NISAについて(前回の復習)

〇期待収益率の高い商品で早く、大きく使う

〇成長投資枠、つみたて投資枠とあるが、コア、サテライト戦略ではなくて、全てつみたてNISA対象ファンドだけで埋めてもいいのではないか。

もし、成長枠を使うなら(コストの高いアクティブファンドではなく)個別株をやるかな。

つみたてNISA対象以外に投資したいファンドがあれば使うかな。

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Q2長期投資における債券投資の位置づけ

小松原宰明氏

〇金利が上がると債券価格は下落する。

金利が高い時に投資した方が、債券投資はメリットがある。債券ファンドのリターン派、利息から得られる部分(インカムリターン)が大部分占めている。

(インカム74% 価格の値上がり25% 利息再投資など1%)

〇債券単体ではなくポートフォリオ全体で考える。

※効率的フロンティアの話

〇債券(特に外国債)の期待リターンは上昇している。

〇金利上昇リスクは個人国債や変動利付債で回避するのも手

〇効率的フロンティアを考えると低リスクポートフォリオでは定期預金から国内債券へのシフトが顕著

〇積立当初、存立率が徐々に増えるが、4~5年後から損失率が減っていく。

〇リスクが取れる人であれば、リスクをとらないのは損だよね。リスクをとらないことがリスク。

山崎元氏

〇S&P500ではなく全世界株式派。S&P500だけでいい派には与しない。

〇個人の場合は、(円グラフのような)比率ではなく、投資する金額でリスクを調整した方がいい。

〇アンケートをとって、年金型のようなポートフォリオに当てはめようとしなくていい。

〇個人は機関投資家に対して、ライアビリティーが柔軟(入金や、相場が悪い時は取り崩し額を減らして節約するなど)

〇米国でよく言われている「年齢‐10%」というような配分も気休め。

〇株と債券の相関関係は安定していない。

〇個人投資家がマーケットを見て、効率的なポートフォリオを作って、なかでレバレッジをかけれればいいんだけれども、趣味はヘッジファンドの運用ですか?(と言う感じ)

〇5000万や1億のはした金で、株と債券の配分に頭を使うのは趣味ならいいけど無駄な努力

〇投資する金額自体が個人の場合はフレキシブル

〇比率ではなく、どのくらいリスクをとるか金額ベースで考える。

〇自分の人的資産を考えると、3000万のうち、生活防衛費300万を除くすべて2700万を株式でOKと言う人もいるし、それでは怖いという人は1000万でもいい。

〇いくらまでの損が許容できるかから逆算していくら投資するかを決める。360万損してもいいのなら、おおよそ3倍の1800万までは投資してもいい。

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〇月々のフローからいくら損してもいいか考える。「年金+10万で生活していて、それが9万円になっても大丈夫か」など

〇(そういう説明をすると聞き手は安心したような顔をするが)長期投資で元本が割れないとかはない。絶対に株式が20年後に完本割れしないのであれば、期待リターンは低くなり価格も変わってくる。

〇長期投資でリスクは減らない。

〇積立投資のシュミレーションは、綺麗に見えすぎるから気を付けた方がいい。(そもそも元本を増やしているから右肩上がりになる、リスクリターンを見る時には気を付けた方がいい)

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Q3資産形成期と取り崩し期ではどう異なるのか

小松原宰明氏

〇つみたて枠、成長枠による違いはない。

〇複数の資産に投資をしている場合は、割高な方から取り崩すという技もあり。

〇できれば、非課税枠のNISAから取り崩さずに、先に預金や特定口座から取り崩していく。

〇高リスク高リターンの運用は、平均的には資産寿命を延ばすものの、市場環境がさえない場合に、早期枯渇リスクを高めます。

〇取り崩し期の枯渇リスクと期待リターンのトレードオフを熟慮する必要がある。

〇年齢に合わせてあえて株式の比率を下げる必要はあるのだろうか?(そんなにない)

〇ただ、金額が積み上がってくると、変動額が実際の金額で大きくやられることがあるから、そこは考慮。

⇒山崎元氏「資産額が増えてくれば、リスク許容度があがっているからいいん(大丈夫)じゃないか」

〇ポートフォリオのリスクが高いほど、当初は枯渇確率が高いが、現金運用枯渇期間(16年≒2000/120)以降は、ポートフォリオのリスクが高いほど枯渇リスクが低くなる傾向が見られた。

〇リスクが低いほど、当初は枯渇リスクが抑えられるが、現金運用枯渇期間以降は、枯渇リスクが相対的に高くなる傾向が見られた。

山崎元氏

〇平均寿命+10年くらいで取り崩せる額を考える。

〇健康状態や家族の状態、働いて思ったより稼げた時など柔軟に対応する。

〇人生100年時代と言う言葉が出てきたら怪しい広告。

〇「資産寿命を延ばしましょう」という広告があるが、こんなに手数料ぼっておいて資産寿命伸びるわけねえよな

〇子供に残したり、2世代で運用することを考えると、必ずしも取り崩していく必要はない。

〇高齢になったら「取り崩しましょう。インカムを増やしましょう」という古いプランニングは、「俺の金は俺だけで全部使う」という感じで、少しセルフィッシュにも感じる。

〇ターゲットイヤーファンドにひっかかるな。

〇お金の問題だから合理的に割り切って、そこに置いておく。

〇非課税枠はなるだけつかう。投資するお金があれば、今年も一般NISAやつみたてNISAで投資して期間いっぱい使うと良い

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【まとめ】

まあ、こんな感じで頗る正論かつわかりやすく、面白い内容でした。

私自身は最後のQ&Aコーナーでおもいっきりやらかしてしまいました(笑)

元々は、「レバレッジをつかったファンドを使った長期投資」について、登壇者の方はどう考えてかなと思い質問したのですが、ずっと新NISAの話だったので、ちょっとそれに引きずられて悪い質問の仕方をしてしまいました(笑)。

質問「新NISAで緩いレバレッジを使ったファンドを利用して長期投資をするのはどうですか?」

なお、新NISAでは信託期間20年未満、高レバレッジ型及び毎月分配型の投資信託等は投資対象から除外される方向で議論中

知ってたのに思いっきり失念していました。言われて思い出しましたが、登壇者の皆様は優しく指摘&回答して頂いたので本当に助かりました。

自分の恥ずかしい失敗や間違いも、素直に認め、反省するスタイルです。

こんな私ですがどうかこれからもよろしくお願いします(笑)

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
「5000万や1億のはした金で、株と債券の配分に頭を使うのは無駄な努力」三菱UFJ国際投信ブロガーミーティングの備忘録

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