『新NISAの論理的に正しい唯一の活用法』山崎元氏の記事が秀逸!

投資まとめ

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【新NISAについてどうするか】

最近は、来年から始まる新NISAについてどうするのがよいかという記事や動画をよく見ます。

よくわかるものから、個人的に「それってちょっとおかしくない?」とツッコミをいれたくなるようなものまで、内容は玉石混合なのですが、

今回は、ここ最近の新NISAの記事の中で、一番私自身の考えとマッチした記事を紹介しつつ、私自身がどうする予定かを今一度書いていきたいと思います。

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【お勧めの記事】

楽天トウシルの山崎元氏の「ホンネの投資教育」にて、

新NISAの論理的に正しい唯一の活用法という良い記事が公開されていました。

新NISAの論理的に正しい唯一の活用法 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
 2024年から新しいNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)制度(以下「新NISA」)がスタートする。新NISAは、これまでのNISA、つみたてNISAなどの制度の不満点の多くを解決し、税制優遇の規模としても大きな拡大がなされた、投資家に…

簡単に結論を書くと

【原則1】大きく使う
【原則2】ベストな対象のみに投資する

という原則の元、

(1)できるだけ早くNISA口座に資産を集めて、

(2)全世界株式のインデックスファンド1本で運用すればいい

というものです。

【私自身もこれで行きます】

私自身もこれで考えており、1800万円の枠を360万×5年でオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で埋める計画です。

本当は三菱UFJ投信に個人的には少し懸念や嫌な思い出があるので、運用会社への信用の差でバンガードの方(VT)を通常は好みますが、

今回の新NISAの仕組み上、分配金を出さず効率よく自動再投資される国内投信の優位性を考慮したことや、既に特定口座や一般NISAで、たくさんのVOOやVXUSを保有しているので、

1800万分くらいならまあいいかという感じで、新NISAは素直にオルカンで行こうと思ってます。

【反論への反論が痛快かつ合理的】

さて、私自身の話はこの辺にして本筋に戻りましょう。

一部引用 「唯一の」を敢えて強調する理由より(太字は私)

今回は、新NISAをどのように使うのが「正しい」かについて述べることにする。

「正しい」と付加すること自体がそもそも強調なのに、更に「論理的に」、「唯一の」とタイトルに付け加えると力が入りすぎているような気がしなくもないが、

世間には、敢えてこの点を曖昧にして、「人によって最適な運用方法は異なる」、「相場の状況によって正しい運用方法は異なる」という前提を忍び込ませて新NISAの運用方法を説明したがる向きがあるので、今回は違いを敢えて強調することとしたい。

曖昧な前提を忍び込ませたい側の理由は、比喩的に一言で言うなら「大人の事情」であり、もっと有り体に言うと、ビジネス的な思惑があるか、情報の発信者が物事を正確に理解していないかのどちらかだ。

これらの事情に左右された記事などを発信することは人間として残念なことだが、

広告収入をあてにしなければならないマスメディア媒体や、不正確な知識でも専門家のようにふるまわなけれならない「大人」は現実に存在する。

では、新NISAの論理的に正しい唯一の運用方法とはどのようなものか。結論を一言でまとめると、「なるべく大きく使って、ベストな対象にのみ投資する」ということになる。

お馴染みの山崎節ですね。清々しくて私は好きです。

そして、次の『【原則1】大きく使う』の部分から、

①なるべく「早く」、可能な限り「大きく」
②全世界株式インデックスファンド1本に投資するのが良いのか

という結論に向かうまでの説明になります。

考え方はとても共感できますし、初心者の方や迷っている方に是非読んで頂きたい部分です。

途中なんどか予想される反論への合理的な反論がなされているのですが、とても痛快で、個人的におすすめポイントです。

ここを読むと大人の事情でいろいろな理由をつけて、あまり合理的ではない方法へ誘惑してくる人たちの誘いにはっきりとNOと言えるようになります(笑)。

参考 一部抜粋

『(1)インデックスファンドの運用成績がアクティブファンドの運用成績の平均を上回り、且つ(2)相対的に運用成績が優れたアクティブファンドを選ぶことがプロも含めて誰にも困難だからだ
(中略)

現象面で(1)(2)が起こる理由は主にインデックスファンド(時価総額加重で市場平均を持つタイプ)が市場に存在する「アクティブ運用の平均」をもって「余計なトレードコストを払わずにじっとしている」からだ(加えて、商品としても運用管理費用の設定が低い)

(中略)

こうした理由が背景にあるので、相場の見通しはインデックスファンドの優劣に関係ない。「全体としては下げ相場が予想されるので、優良な銘柄への選別投資が有効だ」とか「市場全体ではボックス相場が予想されるので、アクティブ運用が優位だろう」といったことを言う人は「相当に愚か」だと考えられる。より正確には、本当に愚かなのか、愚かなふりをしている「大人」なのかいずれかにちがいない。

なぜなら、インデックス運用とアクティブ運用の優劣が平均の上下に無関係な相対的なものであることを見落としているし、ついでに言うと、「下げ相場」、「ボックス相場」などと相場の先行きが分かると思っているなら二重に誤っているからだ。もちろん、この種のことを言う人の側にだけ問題があるわけではない。このような話に耳を傾ける情報の受け手の側も早く目を覚ます方がいい』

いや流石ですね。私はここまで厳しく、かつユーモアたっぷりに皮肉を込めながら、おもしろく、わかりやすく記事を書くことなんて全くできませんから、素直に尊敬します。

振り返ってみると、年末年始~今でも今年はインデックスファンドはダメだ。インデックスアクティブや個別銘柄、高配当へ乗り換えろ。というような記事や動画が多くありました。

追加のコストやリスクを負って乗り換える意味があったのか、そもそもS&P500や全世界株式へのインデックス投資は1年ごとに相場の先行きを予想して、異なる戦略に乗り換えなければならない戦略なのかよく考える必要があると思います。

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【時価総額加重ではなく・・・】

そして、途中、少しだけ語られる「遊び」というか山崎元氏の本音の部分もまた元々個別株投資やアクティブ投資大好きだった自分としてもとても共感できました(おすすめポイント②)

「ベストな対象」を「複数のインデックスファンドの組み合わせ」と解釈して投資することも現実に悪くはないし、仮定の置き方によってはもっともらしいポートフォリオができる。

仮に、筆者が自分の資産を投資する場合、3つか4つのインデックスファンドを組み合わせたくなるかも知れないとも思うのだが、仮にそうするとしても、それは「趣味としてそうする」のであり、その状態と「全世界株式のインデックスファンド1本との優劣は分からない」のが現実だ。

山崎元氏はバリュー投資というか、逆張り投資を好むイメージがあるので(イーマクシススリムシリーズでは3資産均等を好むという発言もあり)、

もしかしたら、割安な(不人気な)地域をやや多めに、人気で割高な地域の比率を少なめになど、自身でリスク、リターン、相関等を目算して、時価総額加重と異なる比率で運用したくなるのかもしれません。

気持ちもよくわかりますし、これもまたオーソドックスな普通のやり方の一つだと思います。

趣味として、遊びとしての株式投資、やりたい方であれば、全然OKだと思いますが、

個人的には、人生をの大部分を賭けるほど熱心に投資をしているわけではない、普通に資産形成をしているごく一般的な個人投資家の方であれば、新NISAを枠を全て全世界株式インデックスなどオーソドックスなもので埋めきった後、特定口座等で、個別株やレバレッジを楽しむのが良いのかなとも思います。

逆に資産にめちゃくちゃ余裕ある方であれば話は多少別ですが。

【まとめ】

まあ、私の話はともかく、「新NISAの論理的に正しい唯一の活用法」

良い記事なので、未読の方は是非ご覧ください。

新NISAの議論は、(余程の抜け道や裏技がみつからな限りは)これで終了でいいんじゃないか?

と個人的には思える記事です。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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