S&P500投資家発見!米国株と米国債、全世界株式(除く米)等とのサイクルについて

投資まとめ

①米国株式と米国債券の比較

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この図は、米国株式市場と米国債券市場のリターンの差を表したものです。

全体としては、教科書通り株式の方が、債券より高いリターンをあげていることがわかります。

特に、1980年代後半から2000年にかけて、株式のリターンは債券を大きくアウトパフォーマンスしています。

一方で、ITバブルの後やリーマンショックの後は、債券のリターンが上回る時期もありました。

②米国株と米国を除く国際株式の比較
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米国株式と米国を除く国際株式のリターンの比較です。

90年代と2010年以降は米国株式市場がアウトパフォーマンスしています。

一方で、1980年代および、2000年からの10年間は米国を除く株式市場の方がアウトパフォーマンスしていたことがわかります。

米国株式に集中投資をしている方は、このような期間をどうするかを今のうちに良く考えておく必要があります。

10年という期間は決して短くはありません。

米国以外の株式市場が上がった「後」で投資をするのは、

つまり直近のリターンの後を追って、高値買いしてしまうのはあまり賢明とは言えません。

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③米国大型株と小型株の比較

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1985年から2000年ごろまでは、米大型株が小型株をアウトパフォーマンスしていたことがわかります。

一方で、1985年以前やITバブル後は小型株のリターンが高い時期が続きました。

このグラフの後の2015年以降は再び大型株のリターンが上回っています。

「補足」小型株効果について

小型株効果(サイズファクアター)について補足します。

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米国株式市場においては、毎年毎年小型株が大型株のリターン上回るというわけではないので注意しましょう。

小型株が調子のいい時期に大型株を大きくアウトパフォームし、その結果(貯金)が小型株効果の源泉となります。

特に、この検証期間の以前の1975~1983年に小型株は年率平均35.3%のリターンをあげ、9年間で累計1400%を超えるリターンとなりました。

同期間、大型株は15.7%でした。

この9年間を除くと大型株のリターンとあまり変わらなくなります。

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まとめ

「米国株式」や「S&P500」はとても優秀な投資対象だと思います。

しかし「常に高いリターンを残す」「必ず他の資産を上回る」というわけではありません。

米国株式にもサイクルが存在します。

特に10年・20年と長期に渡って投資を続けようという方は、このようなサイクルの変化を、おそらく、最低2~3回は経験する事になると思います。

ですので、ここ数年の直近の市場の印象や自身の経験だけでなく、

過去にどのような出来事やサイクルがあったかを学び、それを踏まえた上で、

変化に脆くならないよう適切に資産を配分し、今後に備えることが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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