【Nasdaq4週連続上昇】ダウも6営業日続伸。PCEや米消費者心理の改善がFRBや景気後退への懸念を弱める【株式市場へ資金流入続く】

投資まとめ

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【1月27日 米国株式市場】

ダウ    33,978 +0.08%
S&P500     4,070 +0.25%
ナスダック 11,621 +0.95% 

米国株式市場は続伸。ダウは6営業日連続上昇となりました。

グロース株が大きく上昇。テスラやメタの上昇がNasdaqを牽引しました。

ラッセル2000は0.44%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.23%と小幅に下げました。

米10年債利回りは3.507%。+0.016と上昇。

VIX指数は18.51。‐0.22と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  129.82 ‐0.30%
NY原油  79.43 ‐1.95%
NY金    1945.6 ‐0.01%

ドル円は129円台後半。

原油はロシア産原油の供給堅調との観測で下落しました。ロシアのバルト海沿岸の港で1月に荷揚げされる原油は12月から50%増加する見込み

ビットコインは23,085ドル。+0.32%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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【セクター】

一般消費財 +2.27%
不動産   +0.94%
通信    +0.89%

情報技術  +0.44%

資本財   +0.35%
金融    +0.05%
公益    ‐0.04%
生活必需品 ‐0.25%
素材    ‐0.34%
ヘルスケア ‐0.69%
エネルギー ‐1.99%

全11セクター中6セクターが上昇。

テスラに牽引され一般消費財が大きく上昇。

原油価格の下落を受け、エネルギーが下げました。

【スタイルボックス】

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大型バリューとコアが小幅に下落。

グロース株が大きく上昇しました。

【個別株】

〇インテル ‐6.4%安

第1・四半期が赤字となる見通しを示したことで嫌気を誘いました。

〇シェブロン ‐4.4%

昨年の通年決算は調整後純利益が365億ドルと過去最高になったものの、第4四半期の利益は市場

予想を下回りました。 

〇アメリカン・エキスプレス +10.5%

23年通年の利益見通しが市場予想を上回り、景気を巡る不透明感が個人消費を圧迫するという懸念を和らげました。

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【12月の米個人消費支出(PCE)価格指数】

〇12月米国 PCEデフレーター(前年比)
結果 5.0% 予想 5.0% 前回 5.5%

〇12月米国 PCEコア・デフレーター(前年比)
結果 4.4% 予想 4.4% 前回 4.7%

両方とも市場予想と一致。

前年同月比ベースで一段と鈍化し、過去1年で最も低い伸びとなりました。

パウエル議長は特に、PCEコア価格指数について、インフレ動向を測る上でより正確な指標だとの考えを示しています。

【ミシガン大学消費者信頼感指数】

ミシガン大学消費者信頼感指数
結果 64.9 予想 64.6 前回 64.6

1年先のインフレ期待値
結果 3.9% 予想 4.0% 前回 4.0%
5=10年先のインフレ期待値
結果 2.9% 予想 3.0% 前回 3.0%

米国の短期のインフレ期待は低下。これが再び消費者マインドを押し上げました。

【株式市場へ資金流入】

BofAグローバルリサーチが発表したデータによると、

25日までの1週間の株式への資金流入額は過去6週間で最高の139億ドルなりました。

欧州株への流入額は34億ドルと約1年ぶりの大きさに。新興国の債券と株式の資金入額は4週間平均で71億ドルと2年ぶりの高水準となりました。

一方で、金からは5億ドルが流出、現金は23億ドル減少。

中国の国境再開と債券利回りがピークに達したとの見方を背景に投資家のリスク志向が高まっています。

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【まとめ】

米国株式市場は上昇。

ナスダックは週間ベースで11月以来の上げ幅となりました。

決算シーズンが続き、FOMCを来週に控える中、S&P500とダウは過去4週で3週値上がり、Nasdaqは4週連続の上昇となりました。

決算シーズンを振り返ると、S&P500企業のうち143社が決算発表を終え、そのうち67.8%が市場予想を上回りました。

ただ、過去4四半期は76%が予想を上回っていましたから、やや下回るペースで推移しています。

来週はアップルやアマゾン、メタなどが決算発表を予定しています。

昨日、今日と発表された経済指標でインフレの鈍化が示されたことで、市場では、次回の2月と翌3月のFOMCで0.25%の利上げをし、その後は利上げを停止する可能性があるとの観測が高まりました。

FRDウォッチを見ると、その後に0.25%の利上げが実施される確率は30%程度と予想されています。
ターミナルレートがどこになるか、高い金利水準をいつまで維持し、いつ利下げに転じるか、市場では様々な意見が飛び交っています。

景気後退に関して言えば、FRBの政策が実体経済に効いてくるまでには通常時間差がありますから、今消費や経済、企業の利益などが強いからと言って油断しないようにしましょう。

【最後に 不安な方へのアドバイス】

短期的には目先の企業決算やFRBの政策が株価を動かすと思われますが、

長期的な視点で見ると、それらは一通過点に過ぎません。

ITバブルやリーマンショックがすっかり過去の出来事になりつつあるように、10年もすれば、おそらく今日の出来事もただの歴史の1ページとなり、言わて思い出すくらいの薄い記憶になっていることと思います。

長期投資家の方であれば、その程度のことに一喜一憂するのは人生の無駄かもしれません。

通常景気サイクルがそうであるように、好い時期も悪い時期も永遠には続きません。

また、特に最近投資を始めた方であれば、株価の下落は資産形成を加速させる機会にもなり得ます。

未来がわからないからリスクプレミアムがあることを忘れずに、

未来の不確実性や株式市場の下落や混乱を楽しみながら投資を続けていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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