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『JPモルガンアセットマネジメントの見通し』
JPモルガンアセットマネジメントが年次年次レポート「2023 Long-Term Capital Market Assumptions」の日本語版を公開していたので紹介します。
2023年の見通しから、今後の長期的なリターンの予測など、15ページに渡ってJPモルガンアセットマネジメントの見解を解説しています。
『長期的なリターンは改善か』
レポート全体を通じて、株式市場のバリュエーションの改善と債券利回りの上昇により、中長期的な期待リターンは、上昇したと書かれています。
当社の予測は中長期的な投資の支援材料を示唆しています。株価のバリュエーションの低下と債券利回りの上昇により、今日の資産市場は2010年以降で最も高い長期リターンを提供することが可能になっていると見ています(米ドル建て)。
株式のリターン予測は急上昇しています。マージンはおそらく、現在の水準からは下落するものの、長期平均までは下がらず、バリュエーションは魅力的なエントリーポイントを示していると考えます。
【今後10~15年先の期待リターン】
円ベースの今後10~15年先の期待リターンの一覧はこちら
https://am.jpmorgan.com/content/dam/jpm-am-aem/asiapacific/jp/ja/insights/portfolio-insights/ltcma/2023/matrix-jpy.pdf
米大型株よりも先進国や全世界株式のリターンが高くなると予想しています。
日本株式についても高めの予想となっています。
ちなみに、ドルベースだと米国株式のリターンは7.9%となっています。
為替の影響で日本円ベースのリターンはドルベースに比べて、全体的に低く予想されています。
また、直近に関してもリターンの予想は悪くないものの、
景気後退、あるいは数四半期に渡ってトレンドを下回る経済成長が予想されるとしています。
インフレに関しては、今後2年で鎮静化すると予想しています。
エントリーポイントとしては1年前よりもはるかに魅力を増しているものの、2022年の景気循環要因による低迷が2023年も継続する可能性があるため、今後、さらに魅力的なエントリーポイントが出てくることも考えられます
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『60/40PFの復活』
当社は、今後10~15年間の株式・債券60/40ポートフォリオの年率リターン(米ドル建て)が昨年の4.30%から7.20%へと大きく拡大すると予想しています。
今年は株式と債券が同時に下落し、過去ワースト3に入るくらい悪い成績を叩き出し、一部では「死んだ」とまで言われた60/40ポートフォリオですが、
バンガードらと同様、今後は復活すると予想しています。
また、株式リターンも改善するとしています。
株式のリターン予測は急上昇しています。当社は株式リターン(現地通貨ベース)について、先進国では340bps上昇して7.80%、
新興国市場では230bps上昇して8.90%と予測しています。
マージンはおそらく、現在の水準からは縮小するものの、長期平均までは下がらないでしょう。
ただ、面白いのが次の一説で、過去10年のような支援環境(債券利回りの低下)が、次の10年間は起きないとしていることです。
過去25年間における同ポートフォリオの10年間ローリングリターンは年率平均6.10%でしたが、この値は精査する必要があります。当該期間の債券利回りの長期的な低下は年率約50bpsの追い風をもたらしました(図表1A)。このような支援材料(当社は今後10年間は再度起きないと予想する)を除いた場合、適正と見られる同ローリングリターンは年率平均5.60%に近い値となります。
過去10年のような、低金利と低インフレの時代が次の10年も続くとは限りません。
もちろん、可能性としては「同じ環境が続く」場合ももちろんもありますが、その確率は高くないでしょう。
過去10年の環境下で上手くいった戦略が、環境の異なるであろう次の10年でも有効とは限りません。
初心者の方は未来は過去のチャートをそのまま延長したものではないということを忘れないよう気をつけながら投資をしましょう。
さて、個人的な感想を交えつつ一部抜粋して簡単に紹介させていただきました。
もし興味のある方は是非元のレポートを読んでみてください。
私は各社の分析や現状をどう見ているかを趣味や知識として勉強しつつも、
特にどうこうせずあえて無視して、いつもどおり航路を守り投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【JPモルガンアセットマネジメントの見通し】米国株より他の地域?長期的なリターンは改善。昨年より魅力的なエントリーポイントに