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【12月20日 米国株式市場】
ダウ 32,757 ‐0.49%
S&P500 3,817 ‐0.90%
ナスダック 10,546 ‐1.49%
米国株式市場は4営業日続落。
12月のFOMC以降、FRBによる金融引き締めが景気後退を招くとの懸念から、
調整やリスク回避の姿勢が続いています。
ラッセル2000は‐1.41％と小型株も下落。
VXUS（全世界株式除く米）は‐0.12％と小幅に下げました。
米10年債利回りは3.594％。+0.112と上昇。
VIX指数は22.42。‐0.20と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 136.99 +0.33%
NY原油 75.63 +1.80%
NY金 1,786 ‐0.22%
ドル円は137円付近。原油は上昇、金は下落しました。
ビットコインは16,610ドル。‐0.78％と下げました。
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【S&P500マップ】
全体的に下げましたが、影響力の大きいGAFAMなどのビックテックの下落が各指数を押し下げました。
【セクター】
エネルギー +0.14％
生活必需品 ‐0.04％
金融 ‐0.23％
ヘルスケア ‐0.36％
公益 ‐0.41％
資本財 ‐0.52％
不動産 ‐1.12％
素材 ₋1.34％
情報技術 ₋1.42％
一般消費財 ‐1.66％
通信 ‐2.19％
エネルギーを除く10セクターが下落。
生活必需品やヘルスケアなどは小幅な下落にとどまったものの、
情報技術、一般消費財、通信などのグロース系のセクターが大きく下げました、
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
グロース株や小型株が下落。
大型バリューは小幅な下落で踏みとどまっています。
【個別株】
〇ディズニー＜DIS＞ ‐4.77％
商いを伴って下落。期待の映画「アバター、ウェイ・オブ・ウォーター」の公開直後の週末の、北米映画興行収入が1億3400万ドルと予想を下回りました。
〇AT＆T＜T＞ ‐3.41％
アナリストが投資判断を売りに引き下げました。
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【景気後退を折り込み始めた市場】
厳しいマクロ環境から、市場からは企業業績への懸念を示す声も多く聞かれ、アナリストからは業績見通しの下方修正が相次いで出ています。
インフレや利上げについてはある程度着地点が見えて来たものの、昨日お伝えしたブラックロックの2023年の見通しでも指摘されていた通り、
本格的な景気後退や企業業績の悪化についてはまだ市場は十分に織り込んでいない可能性があるとの指摘もでています。
1月の決算シーズンの内容や今後のガイダンスが予想より悪ければもう一段株価が下がる可能性は十分にありますから、心構えだけはしておきましょう。
【ベストバイストック】
景気後退も懸念される2023年を控える中、
S&P500企業の内、現在ウォール街で『買い』評価が最も高い企業トップ10と『売り』評価が最も高いワースト10を、ファクトセットがまとめていたので紹介します。
私の好きなS＆Pグローバルも2位につけています(笑)。
個別株投資家の方の参考になれば幸いです。
もし、知らない企業や気になる企業があれば調べてみると良いかと思います。
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【まとめ】
FOMCを受けて、市場予想とFRBの見通しとの間のギャップを調整したり、あるいは予想よりタカ派だったFRBの姿勢を受け、
景気後退の懸念や早期利下げの期待が後退したことから、米国株式市場は4営業日連続で続落しました。
ドルベースでみると、S&P500は年初来で19.9％下落しており、このままいけば、リーマンショックのあった2008年以降で最も悪い一年で終わる可能性があります。
ただ、為替が味方したことにより、円ベースでみると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の年初来リターンは‐1.39％。過去1年だと+1.09％と至って普通の成績となっています。
為替に関しては今後どうなるかわかりませんが、あまり騒いだり、市場に振り回されることなく投資を続ける事が大切だと思います。
景気後退が起こるかどうか、また起こるにしても、その長さや深さがどの程度になるかはわかりません。
いろいろな投資戦略があると思いますが、
私自身は自身の予想に基づいて、変にポートフォリオを動かして追加コストをかけるよりも、
自身の予想に賭けることなく、コストや手間もかけることなく、いつもどおり、普段通りの投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF（VOO）に投資するりんりのブログ
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