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【12月3日 米国株式市場】
ダウ 34,429 +0.10%
S&P500 4,071 ‐0.12%
ナスダック 11,461 ‐0.18%
ダウは小幅に上昇。S&P500とNasdaqは小幅な下落で終えました。
雇用統計を受けて、序盤下落した米国株式市場ですが、その後反発。
債券利回りの低下も株価の下支え要因となりました。
ラッセル2000は+0.59%と小型株は上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.09%と上昇しました。
米10年債利回りは3.490%。‐0.037と低下。
VIX指数は19.06。‐0.78と低下。20を下回ったのは8月以来となります。
【為替・コモディティー】
ドル円 134.30 ‐0.72%
NY原油 80.24 ‐1.21%
NY金 1,798 ‐0.17%
ドル円は134円台。原油は下落して終えました。
ビットコインは17,000ドル。+0.12%と上昇しました。
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【S&P500マップ】
【セクター】
素材 +1.10%
資本財 +0.62%
生活必需品 +0.44%
ヘルスケア +0.22%
通信 +0.05%
一般消費財 ‐0.19%
不動産 ‐0.42%
金融 ‐0.43%
公益 ‐0.46%
情報技術 ‐0.55%
エネルギー ‐0.60%
11セクター中、5セクターが上昇。特に素材が大きく上昇しました。
年初来リターンでみると、エネルギーが大きくプラス。生活必需品や公益などディフェンシブなセクターもほぼ横ばいと厳しい市場環境の中健闘しています。
一方で、情報技術、通信、一般消費財といったグロース系のセクターと不動産が、S&P500指数の足を引っ張っています。
【スタイルボックス】
大型グロース株が大きくマイナス。小型グロース株が上昇。
その他のカテゴリーは小幅な動きとなりました。
【個別株】
〇ボーイング(BA)+3.98%
ユナイテッド航空と787ドリームライナーの数十機の発注で合意近い。との報道がありました。
〇アナベックス・ライフサイエンシズ(AVXL)+35.85%
アルツハイマー病による軽度認知障害を対象とした経口薬「Anavex2-73」の臨床試験(第2b/3フェース)で、主要評価項目と主要副次的評価項目を達成したと発表がありました。
〇サムサーラ(IOT)+20.20%
決算を受け大きく上昇。売上が予想を上回った他、通期の売上見通しも上方修正しました。
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結果3.7% 予想3.7% 前回3.7%
失業率は3.7%。非農業部門雇用者数と平均時給は予想を上回り、引き続き米労働市場は堅調(タイト)であることが示されました。
堅調な労働市場は利上げを正当化する理由の一つになりますが、利上げ等の影響により来年にかけて米労働市場は悪化していくと市場では予想されています。
市場では今日の数字が「労働市場のピークだ」という声もあり、バンクオブアメリカは来年に見込まれる失業者急増に備えるべきだとコメントしています。
【エバンス総裁の発言】
米雇用統計とFRB関係者の発言を受けて短期金融市場では、ターミナルレートの前日の5.00%以下から5.00~5.25%水準に上昇しました。12月FOMCでの0.50%ポイント利上げの予想は変わらず約75%の確率と織り込んでいます。
【S&P500企業の収益は悪化か】
FACTSETによると、アナリストらは、
第4四半期のS&P500企業の利益の予測を過去2年間で最も大きく引き下げています。
Analysts made the largest cuts to Q4 earnings estimates for $SPX companies through the first 2 months of a quarter… https://t.co/Sa9uYnEYs6
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【まとめ】
投資家らは、引き続き、今後の経済指標や企業決算からインフレやFRBの政策の行方を探ろうとしています。
パウエル議長が「利上げペース減速の用意がある」と示唆したことで今週市場の楽観は強まりましたが、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスのストラテジストらは、来年前半の株価下落を見込んでいます。
〇米国株は2023年上期に大幅下落、今年の安値試す可能性-JPモルガン
〇2023年の失業ショックに備えよ、米株は戻り売りを-BofA
目先の株価が一時的に上昇したからと言って油断は禁物です。
もちろん、このような予測がどうなるかはわかりませんし、いろいろな投資戦略があると思いますが、
S&P500や全世界インデックスファンドに長期投資している投資家の方であれば、特にどうこうする必要はありません。
強いて言えば、へぇそんな予想もあるんだなくらいで、心構えくらいはしておくといいかもしれませんね。
結局のところ、いつもどおり、積立や目標とする資産配分を維持しつつ、入金力を高めるように努めるなど自分の確実にコントロールできることに注力することが大切です。
もし、来年上半期、株価が下がるのであれば、その高めた入金力を効率よく発揮するちょうどよい機会にもなり得ますし、
逆に、株価が上がる可能性もありますから、自身の許容できる範囲内で適切に資産を配分し、株式市場に居続ける事も大切です。
未来はどうなるかわかりませんから、ある程度どうなってもいいように、自分のできることに集中しながら、バランスよく、合理性と冷静さを失わないよう心がけながら投資を続け行きましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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