【GAFAM壊滅?】S&P500は4日ぶりに下落。Nasdaqは‐2%と大きく下げる【1ドル146円台、ドルと米国債利回りも低下】

投資まとめ

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【10月27日 米国株式市場】

ダウ    31,839 +0.01%
S&P500     3,830 ₋0.74%
ナスダック 10,970 ₋2.04%

S&P500は4日ぶりに下落。

GAFAMを中心に大型グロース株が市場の足を引っ張りました。

Nasdaqは‐2%と大きく下落。ダウは+0.01%とほぼ横ばいで終えました。

ラッセル2000は+0.46%と小型株は上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.16%と上昇しました。

米10年債利回りは4.005%。‐0.105と低下。

VIX指数は27.28。‐1.18と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  146.34 ₋1.06%
NY原油  88.12 +3.28%
NY金   1,664 +0.70%

ドル円は146円台。ドルは主要通貨バスケットに対し1%以上下落。低調な米経済指標を受け、FRBが利上げペースを緩めるという見方が強まりました。

原油は米原油輸出が過去最高となったことなどを受け+3%と大きく上昇。

ビットコインは20,759ドル。+3.35%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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昨日取引後、イマイチな決算を発表したアルファベットやマイクロソフトを中心に大型ハイテク株が下落。

ただ、ネガティブな雰囲気は市場全体に広がらず、引き続き、業種や企業によっては買い戻しが進みました。

【セクター】

エネルギー +1.36%
ヘルスケア +1.12%
素材    +0.67%   
生活必需品 +0.65%
資本財   +0.34%
金融    +0.30%
公益    ‐0.03%
不動産   ‐0.15%
一般消費財 ‐1.06%
情報技術  ‐2.23%
通信    ‐4.75%

全11セクター中6セクターが上昇。

エネルギーやヘルスケアが上昇する一方、

情報技術や通信など、グロース系のセクターが大きく下げました。

【スタイルボックス】
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サイズとスタイル別でみると大型バリュー株が上昇する一方、

大型グロース株が下げました。

【個別株】

〇メタ(META)‐5.59% 時間外でも下落中

決算を発表。売上高、EPS、ガイダンスが予想を下回りました。

広告収入は予想ほど落ち込まなかったものの、企業の広告予算縮小や、最近のアップルのプライバシー規則変更でSNS広告の効果が薄れたことなども懸念されています。

※ESP   1.64ドル    予想1.89ドル
※売上高  277.1億ドル 予想274.1億ドル
※広告収入 272.4億ドル 予想268.6億ドル
・営業利益率 20% 予想22.1%
・月間アクティブユーザー 29.6億人 予想29.7億人
・1日アクティブユーザー 19.8億人 予想18.6億人
・広告インプレッション数 +17% 予想+11.8
・平均広告単価 ₋18% 予想 -15.3% 

※10-12月・第4四半期見通し
売上高 300~325億ドル 予想 322億ドル

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【米新築住宅販売】

結果 60.3万戸 予想58.5万戸 前回67.7万戸

9月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比10.9%減の60万3000戸。

ローン金利上昇が需要圧迫しており、減少トレンドが続いています。またFRBの利上げにより価格の中央値に下落圧力がかかると予想されています。

このところのあまりよくない経済指標は、FRBの一連の利上げがすでに米経済にブレーキをかけている兆候を示唆しています。

【その他】

〇カナダ中央銀行が市場予想より小幅な利上げを発表しました(ブルームバーグ

〇バイデン米大統領は26日、米国は中国との紛争を望んでおらず、中国の習近平国家主席もそうした米国側の見解を認識していると述べました(ロイター

【ポイント】

今日の市場では2つの大きな動きが見られました。

①一つは、企業の決算に対する反応。

マイクロソフトやグーグル、そしてメタの時間外の下落などがこれですね。

一方で良い決算を発表したビザやハーレーダビッドソンなどはしっかりと上昇しており、市場が企業の決算をしっかりと消化していることがわかります。

②もう一つが、米国の利上げに関する予想の調整。

ここ数日の発表されたイマイチな経済指標が、インフレや米景気が減速しつつある兆しを示唆。

これを受けて、今後の米国のFF金利の軌道について調整する動きが見られました。カナダ中銀が予想より小幅な利上げにとどめたことなども理由とする報道もありました。

FEDウォッチによると、FF金利先物市場が織り込む、11月FOMCの0.75%利上げの確率は89.3%、12月に同幅利上げの確率は38.6%。先週時点では、11月の利上げ観測は95%を超えていました。
引き続き、11月のFOMCは0.75%の利上げが行われると予想されていますが、その先の利上げのペースや最終到達地点(ターミナルレート)、利下げについてやや楽観的な見方が浮上しました。

ただ、FRBには依然としてタカ派を貫くメンバーもいますし、今後のFRBメンバーの発言や経済指標の発表次第でこの雰囲気がまた変わる可能性もあるので、

あまり気にしたり、右往左往せず、冷静かつ客観的な視点で見守ることが大切だと思います。

FRBや米国政府でも舵取りに悪戦苦闘している「インフレや米国経済」、

あるいは今後発表される「経済指標」を私たち自身にコントロールすることはできませんから。

どっしり構えて気長に行きましょう。

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【感想】

一昔前GAFAM(SP5)にだけ投資をしていればOKというインフルエンサーも何人かいました。

ただ、かつてどんな偉大な米国企業でも成長は鈍化してきましたし、

GAFAMに限らず、似たような業種の5銘柄に集中投資をするのはリスクが大きいというのが基本的な考え方だと思います。

少なくともGAFAMの集中投資は、「神がかった、革新的で、画期的な戦略ではなく」、上手くいく時もあればいかない時もある普通の集中投資の戦略だと個人的には思います。

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また、一方では、GAFAMが終れば米国株や全世界株式も『終る』というインフルエンサーもいました。

確かに、現状GAFAM影響力は大きいですが、GAFAMは米国株や全世界株式の全てではありません。

例えば、今日の市場をみると、マイクロソフト‐7.7%、アップル‐2%、Google‐9.6%、メタ‐5.6%、Amazon‐4.6%と、これだけGAFAMが下げてもS&P500は‐0.74%の下落にとどまっています。

分散投資の大切さがわかりますね。

かつて、トップだったエクソンモービルやIMB、AT&T、GEなどが凋落しても、また新たに優秀な企業がトップに立ち株式市場は全体として成長してきました。

もちろん、GAFAMがこれで終わるとも思っていませんし、今後成長する企業や、落ちていく企業もあると思います。

私が言いたいのは、GAFAMが良いとか悪いとかではなく、

一時期人気を博した、どちらの主張も、(可能性としてはありえるものの)やや極端すぎるということです(少なくとも私はそう思います)。

極端でわかりやすい主張は注目を集めますが、それが真実とは限りません。

情報を鵜呑みにする前によく考えてから投資をするよう、また変な主要に惑わされないよう気をつけながら投資を続けていきましょう。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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