バンガードのレポートが見れなくなったため一旦非公開としましたが、再掲します。
中国株式市場の見通し
「中国の経済成長は事実?虚構?」といったところから、
中国株式のリターンの予測まで、割と面白い内容となっています。
https://personal.vanguard.com/pdf/ISGGDP_122020_online.pdf
「中国H株の株式リターン過去の変動の80%以上が説明できない」とか。
今回の記事では、
株式市場についての部分を簡単に紹介しつつ、感想を書いていきたいと思います。
中国株式のバリュエーションは上昇。
その後、経済活動が予想以上に回復したことから、
株式市場で大幅なリターンを上げ、世界の他の国々を凌駕してきました。
iシェアーズ・コア CSI 300 ETFの過去1年間のトータルリターンは31.39%でした。
全世界の株式に投資を、する楽天VTの過去1年のトータルリターン9.1%を大きく上回りました。
バンガードは、バリュエーションが上昇したことにより、
中国株の今後の長期的なリターンはより穏やかになるとしています。
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同レポートより引用
バンガードのモンテカルロシュミレーションに基づく、今後10年間の名目株式リターン予測です。
中国は、2019年と比較して、将来の予想リターンが低下している数少ない地域の一つとされています。
その理由として、2020年の株価の上昇に伴い、
中国株のバリュエーションが高くなっていることがあげられます。
バリュエーションと将来のリターンには負の関係があります。
先進国よりは良いが、ボラティリティも高め
2019年よりも予想リターンが低下しているとはいえ、
中国株式市場の今後10年のリターンは、
先進国市場よりはやや高い予想となっています。
その一方で、予想されるボラティリティも高くなっています。
バリュエーションの上昇とリスクプレミアムの圧縮により、当社の10年間の中国株式リターン予想は、先進国市場よりもわずかに高くなっているが、
予想されるボラティリティ、成長を取り巻く不確実性の高さは、かなり高い水準にとどまっている。
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中国株式市場でタイミングを計るのはさらに難しい。 バンガードは、中国株の動きは、より不安定な真の経済モメンタムに対して、より敏感に反応することがわかっている。としています。
平均的な投資家は、それらの要因のみに基づいて市場のタイミングを計ろうとすることは控えるべきだ。
まとめ・ポイント
国際分散の観点。
米国株式市場や先進国市場などの成長やリターンの鈍化を補うため。
中国の成長の分け前を貰いたい。
などの理由から中国株に投資わやする理由はよくわかります。
最近では米国の次の覇権は中国だという主張も多く聞くようになりました。
一方で、直近のリターンやチャートに基づいて、高すぎる期待をすると、長期的には肩透かしを食らうかもしれません。
また、中国株式市場に限ったことではありませんが、市場タイミングを計るのはプロでも難しいので、タイミングを見て売買を繰り返すよりは、
資産配分を決め配分し続ける方が、コスト的にも高値買いの安値売りなどの間違いを防ぐためにも、いいのかなと個人的には思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【バンガード】中国株式の今後10年間の予想リターンはやや低下。【中国株について】