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【お金と感情】
最も成功している合理的な投資家でさえ、
日常生活でお金に関わる不安や多幸感を感じることがあります.。
そう、私たちは人間だからです。( あるいは動物だからです。)
お金に関して、不安を感じたり、心のゆとりを感じるのは、
人間であれば、ごく当たり前のことです。
【感情と投資】
実際、多くの専門家が投資から感情を取り除くように言うでしょう。
ウォーレン・バフェット氏やマンガー氏もよく述べているように、
投資で最も失敗する大きな要因の一つは
「感情をコントロールできないこと」で引き起こされます。
自分自身や感情をコントロールし、規律ある投資を容易に続ける事ができる方もいますが、
一方で、それをとても難しく感じる方も多くいます。
そういう方にとって、感情を無視することは難しいでしょう。
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【感情を味方につける】
感情と投資は密接に関係しています。
ただ、感情は負の側面だけではありません。
しばしば私たちを救う動機となります。
家族への愛、安全の欲求、将来への希望、勇気など、
これらの感情は、投資や資産形成において強力な原動力となります。
投資に悪い影響を与える感情を感じた時は、
それを感じた自分を責めて我慢するのではなく、
それが当たり前だと一旦認め、ゆっくり手放してください。
衝動的に投資に関わる判断や行動をしなければ、大きな害はありません。
逆に、不安や恐怖を感じた時は、
その感情を利用して、より節約したり、たくさん稼げるよう努力することにつなげましょう。
入金力や日々の支出が減れば、安心感は増しますし
下落相場で通常よりもたくさん入金して、その後の上昇局面で大きく資産を増やすことに繋がります。
それでも怖い方はリスクを取りすぎているだけの可能性があるので、
上昇局面や通常時に資産配分を見直して、リスク資産の比率を下げればよいだけです。
不安や恐怖を感じないくらいの範囲で投資を続けられれば楽ですが、
もし、不安や恐怖を感じた時は、衝動的な行動や非合理的な行動をとるよりも、
その感情を、資産形成にとってプラスになる形で利用することが良いと思います。
人にもよりますが、不安だからこそ頑張れるという方もいると思いますし、
自分の不安を最も軽減できるのは、自分自身ということも覚えておきましょう。
これは投資に限らす、スポーツや勉強でもそうだと思います。
また、あなたを焦がすのは「悪い」感情だけではないことを忘れないでください。
ポディティブな感情も行き過ぎれば、投資判断において毒にもなります。
【感情の繋がり】
他の場所での意思決定に影響を与える可能性について、多くの研究がなされています。
たとえば、恋人や家族との意見の不一致、職場での昇進、同窓会・・・、
これらによって引き起こされた感情が投資の意思決定にまで波及する可能性があります。
(ワールドカップから日照時間まで、株式市場やパフォーマンスとの相関について、いろいろな研究がなされています。)
恐怖などの感情に訴えると注目を集めます。
ニュースや動画の見出しは、そういう風にできています。
それが連鎖反応を引き起こし、投資判断に悪影響を及ぼします。
たとえば最近だと為替の話題が目につきます。
国力が~、とか1ドル500円時代が~というタイトルも目にしました。
事実を考慮し、行動を起こすことが実際に役立つのか、
それとも感情的な反応の一部にすぎないのかをよく検討してください。
また、逆に、株式市場の雰囲気や株価の上下が、
日常生活や人生の判断に良くも悪くも影響を及ぼす可能性が考えられます。
所詮、お金のこと、株価のことにすぎません。
人生を豊かにするための、「株式投資」という手段なわけですから、
株価の上下や変なニュースに、振り回されて生きるのではなく、
株式投資に人生を支配されることなく投資を続けていくことが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
今、投資に不安を感じている方へ「投資や感情とどう向き合えばよいか?」