【S&P500は4日続落】CPIや決算シーズンの開幕を控え様子見か?地政学的リスクの上昇も株価を圧迫。【半導体・原油が下落】

投資まとめ

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【10月11日 米国株式市場】

ダウ    29,202 ‐0.32%
S&P500     3,612 ‐0.75%
ナスダック 10,542 ‐1.04%

米国株式市場は4営業日続落。

FRBの引き締めとそれによる景気後退の懸念や、戦争激化などによる地政学的リスクの上昇が株価にとって重しとなりました。

ラッセル2000は‐0.60%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.77%と下げました。

米10年債利回りは3.88%(コロンブスデーで米国債の現物取引は休場)

VIX指数は32.45。+1.09と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  145.72 +0.33%
NY原油  90.60 ‐2.20%
NY金   1,668 ‐1.88%

ドル円は、一時145.80円まで上昇。

原油が2%安。5業日上昇してましたが反落。需要減速の懸念が再燃しました。

ビットコインは19,233ドル。‐1.07%と低下しました。

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【S&P500マップ】
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バイデン米政権が半導体技術の対中輸出で新たな制限を発表したことを受け、半導体関連銘柄が売られた(ブルームバーグ

【セクター】

資本財   +0.32%
生活必需品 +0.29%
素材    +0.24%
公益    +0.17%
通信    ‐0.46%
金融    ‐0.48%
ヘルスケア ‐0.56%
一般消費財 ‐0.61%
不動産   ‐1.18%
情報技術  ‐1.56%
エネルギー ‐2.06%

全11セクター中、4セクターが上昇。

原油価格の下落を受け、エネルギーが‐2%と大きく下げました。また情報技術も‐1.5%と下げています

ディフェンシブなセクターが上昇。10月に入り、下げていた公益セクターも今日は上昇。年間リターン第2位を維持しています。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落。

特にグロース株が大きく下げました。

【個別株】

今週から米国企業の7~9月期の決算シーズンが本格化します。

水)ペプシコ
木)ブラックロック、ウォルグリーン、デルタエアラインズ、TSMC
金)ユナイテッドヘルス、JPモルガン、モルガンスタンレー、シティグループ、ウェルズファーゴ

などの企業が決算発表を予定しています。

インフレ及び、FRBの利上げや引き締めが、企業の利益をどれだけ圧迫しているか。

また、発表される各企業の今後の見通しはどうなのかに注目が集まっています。

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【インフレの影響】

バンクオブアメリカの第3Qのレポートによると、

米国の消費者の生活必需品の支出の上昇が、一般消費財への支出を圧迫しています。

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@WinfieldSmart

【FRBのブレイナード副議長の発言】

FRBのブレイナード副議長は「高インフレ抑制に向け、積極的な利上げを続ける上で、慎重な姿勢で臨むことが重要だ」と指摘。

この発言後、株式市場は下げ渋りました。

〇FRBは追加利上げと金融政策の引き締め継続にコミットしているが、正確な道筋とペースはインフレと経済の展開次第。

〇米国の金融引き締め効果が予想よりも速いペースでの成長減速という形で表れつつあるものの、FRBによる一連の利上げが完全に効果を発揮するまでになお数カ月を要する見通し。

不透明性は依然高く、見通しの変化や世界的なリスク双方を注視している。こうした環境では、とりわけ主要金融市場における脆弱な流動性を踏まえると、リスク心理の急激な低下、もしくは予測困難なリスクイベントが増幅される可能性がある

世界経済と金融の不確実性が高まる中、データに頼りながら慎重に前進することで、経済活動や雇用、インフレがどのように調整されるかを把握できる(ロイター

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【まとめ】

米国はコロンブスデーの祝日で債券が休場。

NY証券取引所の出来高は前営業日比1億6563万株減の8億8946万株と薄商いとなりました。

今週は米消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、米企業の決算シーズン入りを控え、様子見ムードも広がっています。

CPIや決算の結果次第では、また株式市場の雰囲気がガラッと変わったり、株価が大きく上下する可能性もあります。

今は不確実性やボラティリティーが高い「そういう時期なんだ」と予め心構えをしておくことが大切です。

毎朝、株価やニュースを見て、慌てたり、心配しすぎないように注意しましょう。

ブレナード副理事の言う通り、教科書的に言えば、金融政策の効果が実体経済に現れるまでには時間がかかります。

(株式市場は通常それを折り込んで先に、素早く動きますが、現状、正確に折り込むことに苦労しており右往左往を繰り返していますね(笑))。

金融政策は、タイタニック号のような大型客船の舵のようなもので、舵を切ってから、効き始めるまで、そして船員が実際に船が曲がり始めたと認識できるまでにタイムラグがあります。

また、自動車のハンドルやブレーキのように小刻みかつ精密に動かすことはまず不可能で、ピンポイントで狙い通りの点に着地することはまずなく、政策が足りなかったり、行き過ぎたりします。

金融・経済政策もそうですし、インフレや景気後退が今後どうなるか。その結果がわかるまでには、今後早くても数週間、数カ月~数年かかる場合もあります。

ですから、長期投資家の方は、目先の株価の動きや金融政策、景気を当てようとする美人投票ゲームに急に参加しようとするのではなく、数カ月から数年、不安定な相場や下げ局面が続いても、特に気にせず、どっしりと構えられる範囲で投資をすること。

欲を言えば、入金力を高めたり、いつもより少し節約し、もしそのような機会が訪れた時、よりたくさん投資できるような投資環境を整えておくことが良いと思います

(注)投資タイミングを計れということではなく、入金力を上げるよう頑張ろうという話です。もし、下落せず、市場が上昇しても入金力を高める努力そのものは決して損にはなりません)。

今後市場や米国経済がどうなるかに人並み程度にしかわかりませんが、私はいつもどおり株式にしっかりと資産を配分し、投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【S&P500は4日続落】CPIや決算シーズンの開幕を控え様子見か?地政学的リスクの上昇も株価を圧迫。【半導体・原油が下落】

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