【S&P500は7営業日ぶりに急反発】株式・債券価格が上昇。英銀の介入で金融市場が落ちつく。

投資まとめ

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【9月29日 米国株式市場】

ダウ    29,683 +1.88%
S&P500     3,719 +1.97%
ナスダック 11,051 +2.05%

 米国株式市場は米国債利回り低下を受け急反発。

S&P500は7営業日ぶりに上昇しました。

イングランド銀行(英中央銀行)が国債購入を表明したことを受け、金融市場は一旦落ち着きを取り戻しました。

ラッセル2000は+3.17%と小型株も大きく上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.92%と上昇しました。

米10年債利回りは3.733%。‐0.230と低下。

VIX指数は30.18。‐2.42と低下しました。

米10年債利回りは4%を超える場面もありましたが、イングランド銀行の発表後、一時3.70%を割り込むまで低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  144.11 ‐0.46%
NY原油  81.96 +4.41%
NY金   1,621 ‐0.30%

ドル円は144円台前半。米原油在庫が予想外に減少したことを背景に原油が大きく上昇。

米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、米原油在庫は21.5万バレル減。予想は44.3万バレル増でした。

ビットコインは19,547ドル。+2.44%と上昇しました。

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【S&P500マップ】
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S&P500企業は全体的に上昇。

アップルはiPhone14の増産を断念。需要を巡る懸念から売りが出ました。

【セクター】

エネルギー +4.40%
通信    +3.18%
一般消費財 +2.80%
素材    +2.62%  
資本財   +2.24%
ヘルスケア +2.19%
金融    +1.91%
不動産   +1.88%
生活必需品 +1.19%
公益    +1.10%
情報技術  +0.92%

全11セクターが上昇。

原油上昇を受けて、エネルギーセクターが上昇。

通信や一般消費財など、年初より、より大きく売られていたセクターに買い戻しが入りました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズ、スタイルが上昇。

特に小型株やグロース株が上昇しました。

【個別株】

〇バイオジェン(BIIB)+39.08%

エーザイと共同開発している治療薬「レカネマブ」について、早期アルツハイマー病患者を対象とした臨床試験(第3フェーズ)にて、疾患の進行を遅らせたことが示されたと発表。株価は急上昇しました。

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【米シカゴ地区連銀のエバンス総裁】

米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は、FRBが高水準かつ持続的なインフレに対応するため、迅速に金利を引き上げており、政策金利は来年3月までに適切とされる水準に達するという見通しを示しました。
エバンス総裁は来年末までに金利が4.5~4.75%に達するという大半のFRB当局者の予想を踏まえ、来年3月にはその水準に到達するだろうとしています。

また、米アトランタ連銀のボスティック総裁は、インフレは依然高過ぎると指摘。年末までに政策金利を合計でさらに1.25ポイント引き上げることに支持を表明しています(ブルームバーグ)。

【欧州で動き】

イングランド銀行(英中央銀行)は国債市場の崩壊を防ぐため、英国の長期国債を無制限で購入すると表明。市場鎮静化に向け介入しました(ブルームバーグ)。

また、EUは新たな対ロシア制裁措置を提案。

ロシアの収入を70億ユーロ(約9700億円)押し下げる新たな「包括的」ロシア製品輸入禁止や、ロシア軍に有益となり得る主要技術の販売禁止を提案すると説明。ロシア産石油を第三国が購入する際の上限価格導入などが含まれます。

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【まとめ】

イングランド銀行により、不安定だった英国債とポンドの市場がひとまず落ち着きを取り戻したことや、

米国債利回りの低下や株の割安感、売られすぎを示すテクニカル指標が出ていたことなどが、米国株の買い戻しを誘いました。

ただ、今日の反発が下落相場の中の一時的な反発なのか、それとも昨日が底だったのか。

それはずいぶん後になってから、振り返ってみないとわかりません。

来月から始まる決算シーズン、11月と12月の利上げ。インフレが抑制できるのか。積極的な引き締めが景気後退を引き起こすかなどといった、懸念は未だ解決しておらず、今後も続きますから、

今日の反発に一喜一憂せず、落ち着いて投資を続ける事が大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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