【米株下落】S&P500は週間ベースで3週連続の下落。年初来リターンは史上4番目に悪いペース。【雇用統計は流れを変えるのか?】

投資まとめ

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【9月2日 米国株式市場】

ダウ    31,318 -1.07%   
S&P500   3,924 -1.07%    
ナスダック  11,630 -1.31% 

米国株式市場は反落。

S&P500は週間で‐3.29%と3週連続の下落となりました。

ラッセル2000は‐0.72%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.61%と下げました。

米10年債利回りは3.191%。‐0.074と低下。

VIX指数は25.57。+0.01とほぼ横ばいで終えました。

【為替・コモディティー】

ドル円 140.21 +0.01%  
NY原油 86.87 +0.30% 
NY金  1,722 +0.78%   

ドル円は一時140円後半と1998年来の高値をつけました。

原油は反発も週間ベースでは6.7%下落。

ビットコインは19,921ドル。‐1.04%と下げました。

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【S&P500マップ】
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S&P500企業の99%が決算を終えましたが、GAAPベースの利益は前年比12%の減となりました。

【セクター】

エネルギー +1.81%
素材    ‐0.09%
金融    ‐0.83%
一般消費財 ‐0.84%
資本財   ‐0.99%
公益    ‐1.08%
情報技術  ‐1.29%
生活必需品 ‐1.39%
ヘルスケア ‐1.44%
不動産   ‐1.68%
通信    ‐1.86%

原油価格の反発を受け上昇したエネルギーを除く、10セクターが下落。

通信セクターが特に下落しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズスタイルが下落しました。

【個別株】

〇ルルレモン(LULU) +6.70%

ヨガウエアのルルレモンが決算を発表。売上、EPS、ガイダンス予想を上回る良い決算で株価は上昇しました。

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【雇用統計】

〇非農業部門雇用者数
 
予想30.0万人 結果31.5万人 前回52.6万人

〇失業率

予想3.5% 結果3.7% 前回3.5%

非農業部門雇用者数は、前月より鈍化したものの予想をやや上回る伸びだった一方、失業率はやや悪化しました。

労働参加率は62.4%に上昇(2020年3月来の高水準)。25-54歳では82.8%と、特に若者や女性の参加率が上昇しました。

平均賃金は前月比0.3%増と前月の0.5より鈍化。
賃金インフレの鈍化や、労働需給の均衡しつつあることを示唆する内容となりました。

強弱ありましたが、全体としては米労働市場は引き続き堅調。

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雇用統計の発表後、9月のFOMCで0.75%の利上げを織り込む確率は70%から約60%に低下しました。

【ノルドストリーム】

米雇用統計を受けて、米国株式市場は序盤上昇したものの、欧州へのガス供給を巡る懸念が報道されたのち、リスク回避の雰囲気が強まり下落して終えました。

ロシア国営ガスプロムは、サンクトペテルブルク近郊のポルトバヤ圧縮機ステーションで主要ガスタービンの油漏れが見つかったとし、問題が解消されるまで「ノルドストリーム1」を介する欧州へのガス供給は再開されないと発表(ブルームバーグ

→欧州の景気後退リスクや不確実性が高まりました。

ただ、通常であればここまで米国株式市場を動揺させる程の材料ではないようにも思われ、

改めて地合いの悪さや市場の不安定感を感じさせられる1日となりました。

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【まとめと感想】

主要3株価指数のリターンは週間ベースで、

ダウ    ‐2.99%
S&P500 ‐3.29%
Nasdaq  ‐4.21%

となり、3週連続の下落で終えました。

7月以降回復に転じていた米国株式市場でしたが、ジャクソンホールでのパウエル議長の講演以降、リスク資産には下げ圧力が続いています。

S&P500は2022年の年初来で17.7%下落し、1974年の‐26.0%。2002年の‐23.5%。1962年の‐18.0%に次いで、史上4番目に悪いペースとなっています(ドルベース)。

【不安定な相場はいつまで続くのか?】

雇用統計後、9月のFOMCでの0.75%利上げ観測は一時55%をつけるも、0.5%と0.75%の利上げのどちらかで市場が揺れ動いているのは変わらず。

株価も一時上昇するも、不安定さや方向性の乏しさは変わらず。

結局、この後のインフレ指標野発表や、9月のFOMC、

そして、その後、インフレが落ち着いたり、利上げの最終地点にたどり着くまでは、不確実性の高い相場が続くと思われます

第3Qの米国の消費や景気、企業利益が予想に対しどうなるかもわかりません。

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ただ、過去の米国株式市場を見ると、景気後退を抜けるより早く急反発が起きる節があります。

私のように長期的にパッシブ運用しているインデックス投資家の場合、この急反発を取り逃すと長期的なリターンは大きく悪化します。

また、今の日本人視点だと為替の影響出あまり旨味は感じませんが(笑)、景気後退中は長期投資家にとっては絶好の仕込み時とも言えます。

ですから、不安定な相場や今後の不確実性、FRBの失敗や景気後退などの悪いリスクと、

予想よりもFRBが上手くやり、米国経済が堅調で企業の利益が鈍化しないなどの上手くいくリスクの両方を受け入れられる範囲で、

つまりは、自身の許容できるリスクの範囲内で、米国株式市場に資産を配分することが大切だと思います。

いろいろな戦略があると思いますが、私は変にタイミングを計ることなく、いつもどおり投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【米株下落】S&P500は週間ベースで3週連続の下落。年初来リターンは史上4番目に悪いペース。【雇用統計は流れを変えるのか?】

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