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【米株高の賞味期限は?】
今週、円ベースでS&P500が最高値を更新。
ドルベースでも、6月の再安値から今年1月3日の過去最高値まで半値戻しを達成し、
米国株投資家界隈には活気が戻りつつあるように感じます。
そんななか、「米株高の賞味期限は?」という、
おもしろいレポートをニッセイ基礎研究所が後悔していたので紹介します。
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【ポイント】
このレポートで個人的におもしろいなと持った点を簡単にですがまとめます。
また、6月中旬からの株価や予想PERの上昇の大部分は米長期金利の低下で説明できる。
【短期的には長期金利が鍵?】
株式市場は楽観的すぎるかもしれない。
短期的には米長期金利の動向が鍵になると思われる。
FOMCもしくはFRBメンバーの発言などによって、米長期金利が急上昇する可能性がある。
長期金利が3~3.2%くらいまで急上昇すると、
S&P500が3800、予想PER16倍程度にまで下落展開も考えられる。
とレポートでは述べられています。
ここ数週間好調な米国株式市場ですが、この見通しに限らず、
また短期的に下落する可能性は全然ありますので、
もしそうなった時に動揺しないよう、予め油断せず、心構えをしておくことが大切だと思います。
【中長期的には景気・企業業績とインフレの動向次第】
中長期的には景気・企業業績とインフレの動向次第とのこと。
まあ、それはそうでしょう(笑)
2023年の米国企業の業績が下方修正されることになると、
S&P500は年初来最安値の3500を下回るかもしれないとし、
現在から2割程度の下落は覚悟しておいた方が良いとしています。
詳しくはレポートをご覧ください。
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【まとめと感想】
シーゲル教授は6月が底だとし、JPモルガンも今後2~3年間の米国株式に対して強気なコメントを出していました。
個人的にも、米国の状態は、最高とは程遠いものの、米国経済のファンダメンタルズは底まで悪くはなく、インフレとの闘いもまだどうなるかわからないものの、希望の光が見えてきたと感じています。
その一方で、市場には未だ、インフレやFRBの政策、企業業績の鈍化、景気後退、地政学的な問題等のリスクが残っており、
ニッセイ基礎研究所のレポートにあるとおり、今後どうなるかはわかりません。
ただ、今後どうなるかがわからないのは、ある意味で普通。当たり前のことです。
ですから、「わからない」ということ、
それ自体を過度に恐れずに、しっかりと受け入れ、
そのうえで自身にコントロールすることが可能なものは何かと考えることが大切です。
(わからないからこそ、リスクプレミアムが期待できるわけですし)
初心者の方は、まずは基本通り、同レポートにあるように、仮にS&P500が今の価格から。20%下落しても、日常生活や今後の生活に支障の出ない範囲で、
自身のとれるリスクの範囲内で投資をすることが大切だと思います。
どんなに魅力的な投資対象でも、途中でろうばい売り、安値売りしてしまっては元も子もありませんから。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【米株高はいつまで続くのか?】ニッセイ基礎研究所のレポート