『S&P500は4営業日ぶりに下落』シーゲル教授「米国株は6月が底だった」と発言!【7月の小売売上高は良好。FOMC議事録も普通】

投資まとめ

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【8月17日 米国株式市場】

ダウ     33,980 ₋0.50%   
S&P500    4,274 ₋0.72% 
ナスダック  12,938 ₋1.25% 

17日、米国株式市場は下落。

ダウは6日ぶり、S&P500は4営業日ぶりの反落となりました。

7月のFOMCの議事要旨が発表され株価は不安定な動きとなりました。

ラッセル2000は‐1.64%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐0.70%と下落しました。

米10年債利回りは2.902%。+0.078%と上昇。

VIX指数は19.90.+0.21とやや上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  135.08 +0.65%
NY原油  87.63 +1.27%
NY金   1,767 ₋0.30%  

ドル円は135円台に。

原油は、米原油在庫が先週の706万バレルも急減したことが明らかになり4日ぶりに反発しました。

また、米原油輸出は過去最高を更新しました。

ビットコインは23,402ドル。‐1.91%と低下

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【S&P500マップ】
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原油価格の上昇を受け、エネルギー株が上昇。米国債利回りの上昇もあり、ハイテク・IT株は終盤にかけ売られました。

【セクター】

エネルギー +0.81%
公益    ‐0.15%
生活必需品 ‐0.23%
不動産   ‐0.29%
金融    ‐0.53%
ヘルスケア ‐0.63%
情報技術  ‐0.70%
資本材   ‐0.78%
一般消費財 ‐1.12%
素材    ‐1.39%
通信    ‐1.85%

エネルギーを除く10セクターが下落。

特に、一般消費財、素材、通信が大きく下落ました。


【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落。

大型バリュー株が比較的踏みとどまる一方で、

グロース株や小型株が大きく下げました。

【個別株】

〇ターゲット(TGT)‐2.72%

決算を発表。予想を超える90%の減益となった他、既存店売上高の伸びも予想に届かず悪い決算となりました。

〇シスコシステムズ(CSCO)時間外で4%上昇。

引け後に決算を発表。EPS、売上高、ガイダンス全て予想を上回る良い決算でした。

半導体の供給不足が緩和され、より多くの注文を満たすことができるようになったことも後押し

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【7月の米小売売上高】

7月の米小売売上高

結果 +0.0% 予想+0.1% 前回+0.8%

7月の小売売上高(季節調整済み)は前月から横ばい。伸びは6月から縮小しましたが、前年同期比では+10.4%の上昇。予想にはかなり幅がありました。

項目別では、自動車関連‐1.6%。ガソリンスタンド‐1.8%。衣料品‐0.6%などがマイナス。

家具+0.2%、電気製品+0.4%、建設資材+1.5%などは前回のマイナスからプラスへと回復。食品・飲料は+0.2%と前回の0.9から鈍化。

ガソリン価格の上昇が一服したことで、ガソリンスタンドの売上高が減少。

一方で、コア指数や項目別の数字をみると、米国の消費支出はインフレ高にある程度持ちこたえていることも示唆される内容で、景気減速の懸念を和らげる可能性があります。

【FOMC議事要旨】

7月のFOMCの議事要旨が発表。

インフレが根付く顕著なリスクがあるとしているものの、多くの参加者が過度な引き締めに対するリスク(景気後退の可能性)も認識していることがわかりました。

基本的にはタカ派の姿勢を堅持しているものの、「いずれは利上げペースを減速させる必要性で合意」「それまで実施した政策引き締めのインフレ抑制効果を精査したい」といった慎重な表現も含まれており、

9月以降、これまでのような積極的な引き締めを行う確率は、想定されていたほど高くないのではとの見方も広がりました。

これまでのFRBメンバーの発言を鑑みるに特に目新しい内容はありませんでした。

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【まとめと感想】

ターゲットの予想以上に悪い決算や7月の小売売上の発表。FOMCの議事要旨の発表などによって、株価が不安定に上下した1日となりました。

7月の小売売上は米経済が予想より悪くないという内容を示唆するものとなりました。

現在、9月のFOMCで0.5%の利上げの確率が60%、0.75%の利上げ確率は40%と織り込まれています。

ただ、9月のFOMCまでには、まだ、CPIや雇用統計などの経済指標の発表が控えており、パウエル議長自身が述べていたように、その結果次第ではFRBの判断が変わる可能性があります。

当面の市場の関心は、来週の「ジャクソンホール会議」に傾いており、同会議でのパウエル議長等の発言が注目されています。

昨日はCNBCのインタビューで、シーゲル教授が

「6月が米国株式の底になる。今年後半はかなりよくなる」と発言しましたが、

ムンディUSの株式・米国責任者兼ポートフォリオマネジャー、マルコ氏は「今後景気後退入りするだろう」と真逆の見解を発表しており、その他、多くの専門家やプロの間でも意見は割れています。

結局、今後どうなるか。どちらが正解だったかは後になって振り返ってみないとわかりません。

もちろん、このような予想に基づいて、資産配分を動かしたり、戦術的に立ち回るやり方もあると思います。

ただ、私自身は自身の①目標②リスク許容度③投資期間などに合わせて、予め、決めた資産配分を維持し、これからもFRBや景気の動向に振り回されることなく、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
『S&P500は4営業日ぶりに下落』シーゲル教授「米国株は6月が底だった」と発言!【7月の小売売上高は良好。FOMC議事録も普通】

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