【続騰】S&P500は7週ぶりの高値に。GDPは2期マイナスで景気後退入りも心配なし?

投資まとめ

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【7月28日 米国株式市場】

ダウ    32,529 +1.03%   
S&P500     4,072 +1.21% 
ナスダック 12,162 +1.08% 

米国株式市場は続騰。S&P500は7週間ぶりの高値となりました。

第2四半期のGDPを受け、景気後退への懸念が強まり、

FRBの大幅な利上げ観測が後退しました。

ラッセル2000は+1.34%と米小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は+0.61%と小幅に上昇しました。

米10年債利回りは2.671%。‐0.062と低下。

VIX指数は22.33.‐0.91と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  134.23 -1.68%  
NY原油  97.22 -0.04%  
NY金   1,754 +2.06%   

ドル円は134円台前半。原油は小幅に低下。

ドルと米国債利回りの低下を受け、金は続伸。

ビットコインは24,070ドル。+4.83%と大きく上昇しました。

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【S&P500マップ】

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今日はディフェンシブ株も力強く上昇しました。

サンパワー+18%。サンラン+30%他太陽光発電や再生可能エネルギー関連銘柄が上昇。

米上院民主党のシューマー院内総務とマンチン議員が税制・エネルギー・気候対策法案を巡り合意に達したことが好感。

【セクター】

不動産   +3.70%
公益    +3.53%
資本財   +2.07%
素材    +1.69%
一般消費財 +1.67%
生活必需品 +1.59%
情報技術  +1.43%
金融    +0.70%
ヘルスケア +0.55%
エネルギー +0.45%
通信    ‐0.74%

11セクター中、通信を除く10セクターが上昇。

通信はウェイトの大きいメタの5.2%の下落が響きました。

昨日小幅な上昇にとどまった、不動産と公益が+3%と大きく上昇。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇。

特にコアやグロース株が上昇しました。

【個別株】

〇ロイヤル・カリビアン(RCL)+8.45%

クルーズ船のロイヤル・カリビアンが決算を受けて上昇。経営陣の予約動向に対するコメントやガイダンス提供の再開の決定が好意的に受け止められました。

〇サウスウエスト航空(LUV)-6.43%

決算を発表。EPSや売上高は予想を上回ったものの、逆風が年後半も続くと見込んでいるとのコメントが嫌気されました。

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【第2Qの米GDP(速報値)はマイナス】

米商務省が28日発表した4~6月期のGDP(季節調整済み)の速報値は、前期比の年率換算で₋0.9%。予想されていた通り、2四半期連続のマイナス成長となりました。

定義上は米国で2四半期連続のマイナス成長は「リセッション」(景気後退)とみなされます。

【イエレン氏の見解】

イエレン米財務長官はGDPについて、第2四半期に雇用者数が110万人増加したことなどを例にあげ、

「現在の米国では雇用創出と力強い家計、個人消費の増加と企業の成長がみられる」「過去のリセッション局面の最初の3カ月に平均24万人の雇用が失われたのとは極めて対照的だ」

「本当の意味でのリセッションとは『広範囲に及ぶ経済の弱まり』だが、現在そういう状況は見られないと述べました。

【バイデン大統領のコメント】

また、バイデン大統領も、RFRBが物価対応を進める中での景気減速は驚くべきことではないとの見解を示し「自分自身にはリセッションとは思えない 」と述べています(ロイター)。

なお、ロイター/イプソス調査によると中間選挙が11月8日に迫る中、バイデン氏の支持率は36%と、過去最低水準に落ち込んでいます。

【新規失業保険申請件数】

〇米新規失業保険申請件数(7/16までの週)

結果 25.1万件 予想 24.0万件 前回 24.4万件

前回に引き続き、申請数が増加。労働市場はまだ堅調な水準なものの、多少緩んできていることが示唆されました。

労働市場の逼迫が適度に解消され賃上げ圧力などが緩和されれば、インフレ圧力も和らぐ可能性があります。

〇米失業保険継続受給者数(7/9までの週)

結果 138.4万人 予想 134.0万人 前回 133.1万人

【ブラックロック・欧州の楽観に警告】

STOXX欧州600種指数は一時、約7週間ぶりの高値を付けた。

ブラックロックのグローバルチーフ投資ストラテジスト、ウェイ・リー氏は、金融市場は欧州企業の利益見通しを楽観視し過ぎていると分析。景気後退に陥ることをまだ反映していないと指摘しています。

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【まとめ・感想】

米国株式市場は続伸。FOMCを無事通過したこと。全体としては企業の良い決算が続いていること。GDPが悪いことはある程度織り込まれていたことなどが要因となっています。

GDPが2期連続のマイナスとなったことで、FEBの積極的な利上げへの懸念もやや鈍化しました。

2018年頃の利上げ局面でも見られたように、悪いニュースや経済指標は、FRBの積極的な利上げをやりづらくしていくと思われているため、今後、株価にとっては良いニュースとなっていくかもしれません。

「経済指標」は過去の結果を表し、株価は未来を予想し織り込んでいく。この時間軸のギャップや経済指標と株価のギャップに初心者の方は戸惑わないように注意しましょう。

今週話してきたように、一部のマスコミは米国は景気後退だと騒いでいますが、労働市場の堅調さなど過去の一般的な景気後退時と比べて異なる点もいくつかあります。

実際、その結果が発表された後も、株式市場は続伸し、良い決算を発表した企業の株価は上昇しています。本当に市場が混乱している時は、十分に良い決算を発表しても株価が上がらなかったり、売られたりもします。

市場との対話を重要視する、パウエル議長ですら明言を避けたくらい、米国経済やインフレ、利上げについては、今後どうなるかはわかりません。

ただ、私自身は長期投資家なので、「長期的な視点」と自身の目標やリスク許容度にあった「資産配分」を維持し、目先のニュースや経済指標に左右されることなく、いつもどおりの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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