【続騰】S&P500は6週ぶりの高値に!好調な決算が続く【労働市場や経済指標は鈍化の兆しも】

投資まとめ

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【7月21日 米国株式市場】

ダウ    32,036 +0.51%
S&P500   3,998 +0.99% 
ナスダック 12,059 +1.36% 

米国株式市場は続伸。

ECB理事会や原油安を受け、米国債利回りが低下。

グロース株を中心に買われました。

ラッセル2000は+0.48%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は+1.13%と上昇しました。

米10年債利回りは2.877%。‐0.159と低下。

VIX指数は23.11。‐0.77と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  137.54 -0.48%  
NY原油   96.46 -3.42%  
NY金    1,715 +0.94%   

ドル円は137円台中盤。金はECBの予想より大きな利上げを受けて上昇。

原油は、商いが薄いものの、中国でのコロナウイルス感染拡大や米国のガソリン消費低迷を受けて売りが優勢となりました。

ビットコインは23,271ドル。+0.19%と小幅に上昇しました。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

一般消費財 +2.25%
ヘルスケア +1.51%
情報技術  +1.41%
素材    +1.40%
不動産   +1.01%
資本財   +0.68%
金融    +0.64%
生活必需品 +0.36%
公益    +0.29%
通信    ‐0.21%
エネルギー ‐1.69%

11セクター中9セクターが上昇。

テスラに牽引された一般消費財が+2%と大きく上昇。

ヘルスケア、情報技術、素材、不動産も1%以上上昇する一方、

原油価格の下落によりエネルギーセクターが下落しました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇。

特にグロース株が大きく上昇しています。

【個別株】

AT&T(T) ‐7.62%

決算を発表。一部顧客の間で利用料金の支払い延滞が見られ始めているとして、フリーキャッシュフローの見通しを下方修正。過去20年で最大の下げとなりました。

他の通信株もつれ安となっています。

ユナイテッド航空(UAL)-10.17%
アメリカン航空(AAL)-7.43%

航空株が下落。両社とも旅行需要増などで堅調な決算を発表したものの、第3四半期に慎重な見方を示したことで、売られました。

カーニバル(CCL)-11.18%

2023年の債務償還に対応するため、10億ドル相当の増資計画を発表。株は売られました。

フィリップ・モリス(PM)+4.19%

好調な決算と見通しを発表したため株価は上昇。たばこ販売量の見通しも改善。

ダナハー(DHR)+9.07%

決算を受け上昇。EPS、売上ともに予想を上回りました。

CSX(CSX)+4.24%

良い決算を発表。経営陣の発言も強気でした。

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【 欧州中央銀行 0.5%利上げ】

欧州中央銀行(ECB)は21日、政策金利を0.5%引き上げるとともに、市場安定化に向けた新たな債券買い入れ措置を承認しました。

政策金利引き上げは2011年以来11年ぶり。0.25%の利上げが示唆されていましたが物価高を受け0.5%の引き上げとなりました。

ECBは声明で「今後の政策理事会で一段の金利の正常化が適切になる」と表明。「今日の決定でマイナス金利を脱し、理事会は金利決定について会合ごとのアプローチに移行できる」としています。

また、ECBは、健全な経済政策を維持することを条件に、自国の過失なく借り入れコストが急上昇した国の債券を購入するしています(ロイター)

FRB同様、ECBの利上げは欧州のインフレを抑え込むことが期待されている一方、景気後退を引き起こす可能性も懸念されています。

【新規失業保険申請件数】

〇新規失業保険申請件数(季節調整済み)16日まで

結果 25.1万件 予想 24.0万件 前回 24.4万件

〇失業保険継続需給者数

結果  138.4万件 予想 134.0万件 前回 133.1万件

新規失業保険申請件数増加は3週連続で、昨年11月以来の8カ月ぶりの水準となりました。6月以降は23万件前後で推移していました。

労働市場はやや軟化しましたが、経済とって「悪い」と言われる水準まではまだ遠く、現時点ではそこまで騒ぐことはないと思います。

また、労働市場の逼迫が多少解消されることにより、賃上げ圧力が緩和される可能性もあります。

【フィラデルフィア連銀景況指数(7月)】
結果 -12.3 予想 0.0 前回 ‐3.3

2カ月連続でマイナス圏となりました。

今回の調査では、今後数カ月間に米国の経済活動が急激に減速するとの見方が示されました。

業況6カ月予測は‐18.6と、6月の‐6.8から低下。1979年12月以来の低水準となりました。

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【まとめと感想】

序盤、バイデン大統領がコロナウイルス検査で陽性ブルームバーグ)になったことが伝わり、売りが先行する場面が見られましたが、ECB理事会や原油安を受け、米国債利回りが低下。

昨日決算を発表したテスラを中心にグロース株が買われ、最終的に、S&P500は序盤の下げを振り切って1%上昇し、6週間ぶりの高値に戻りました。

決算シーズンが本格化。個別株の株価は、決算の内容によってそれぞれ上下しています。

全体としてみると、S&P500企業の最終利益は前年比6.3%増が予想されており、直近の予想5.6%増からは上方修正されています。

今週、米国株式市場で株価が上昇した最大の要因は、米大企業による予想を上回る好調な決算が続いたことです。

高インフレや利上げにかかわらず成長を続けることができるのか。投資家は今後のガイダンスや見通し、CEOの発言等にも注目しています。

また、FOMCを前に経済指標の発表が続いています。新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀景況指数をFRBがどう判断するのかに市場は注目しています。

FRBへの期待を反映すると言われる、米2年債利回りは3.25%から3.09%へ低下。FEDウォッチも0.75%の利上げに傾いています。

【忙しい1日でした】

今日は欧州中央銀行の利上げ、米国企業の決算、経済指標、金利やバイデン大統領など多くのニュースが飛び交う1日となりました。

個別株投資家の方やアクティブ投資家の方にとっては重要かつおもしろい1日だったと思います。

ただ、私自身はといえば、その全てを一つ一つ深く吟味し、今後起こりうる全ての可能性を考慮し、適切にベットするというような時間がないため、

市場の株価は、経済、金利、企業収益に関する膨大なニュース・情報を多くの投資家が選別し、(時々間違えることもあるが概ね適切に)判断した結果の総和だという理屈に従い、市場全体を丸抱えし、

私より頭が良く、時間も労力も市場に捧ぐことのできる人たちの判断を上手に利用しつつ、いつも通り投資を続けていきたいと思います。

いつもありがとうございます。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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