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【7月20日 米国株式市場】
ダウ 31874 +0.15%
S&P500 3959 +0.59%
ナスダック 11897 +1.58%
米主要株価3指数は続伸。
グロース株が市場を牽引し、ナスダックが1.6%上昇。
決算や欧州のニュースで荒い値動きとなりました。
ラッセル2000は+1.59%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.54%と下落。
米10年債利回りは3.030%、+0.37%と上昇。
VIX指数は23.88.‐0.62と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.27 +0.07%
NY原油 102.61 -1.54%
NY金 1,705 -0.27%
ドル円は横ばい。金は引き続き下落。
原油は政府統計で原油とガソリンの在庫増加が示され、売りが優勢となりました。
ビットコインは23,280ドル。‐0.49%と下落。
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【S&P500マップ】
IT・ハイテク株を中心に上昇。グーグルが採用を2週間停止し、その間に必要な従業員数を見直すと報じられると伸び悩む場面もありましたが、その後上昇に転じました。
ベーカーヒューズは予想を下回る決算で‐8.3%の下落となりました。
【セクター】
一般消費財 +1.76%
情報技術 +1.56%
エネルギー +1.02%
通信 +1.01%
資本財 +0.74%
金融 +0.32%
素材 +0.12%
不動産 ‐0.53%
生活必需品 ‐0.73%
ヘルスケア ‐1.06%
公益 ‐1.36%
全11セクター中7セクターが上昇。
一般消費財、情報技術、通信、エネルギーが1%以上上昇しました。
生活必需品や公益などディフェンシブなセクターがやや下げました。
【スタイルボックス】
サイズ、スタイル別でみると、グロース株と小型株が上昇。
大型バリュー株はマイナスとなりました。
【個別株】
〇ネットフリックス(NFLX)+7.35%
昨日お伝えした通り、決算で予想よりも有料会員数が減らなかったことなどが好感。
〇オムニコム(OMC)+3.93%
決算を発表。売上、EPSともに予想を上回る良い決算でした。
〇ラスベガス・サンズ(LVS)+4.36%
【テスラ(TSLA)+0.80%】
テスラが引け後に決算を発表。売上はほぼ予想通り、EPSは予想を上回りました。
〇売上高 169億ドル(予想168.8億ドル)
〇EPS(調整後)2.27ドル(1.83ドル)
サプライチェーンの障害や中国工場の閉鎖に取り組みながら、生産を軌道に乗せたことが反映。納車台数の年平均成長は50%との予測を維持し、下半期に失われた生産量を取り戻せるとしています。
また、保有しているビットコインの約75%を法定通貨に転換しました(フリーキャッシュフロー増の大きな要因)。
発表後、株価は時間外で一瞬急騰しましたが、その後は売られ、ほぼ引け値近辺で推移しています。
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【欧州のリスク】
ロシアが欧州への天然ガスの輸出停止を準備しているとの報道を受け、欧州経済を不況に陥らせるのではとの懸念が高まっています。
欧州委員会は来年3月まで、ガス使用量15%削減目標を提案(ロイター)。
プーチン氏は、ガス供給再開示唆も条件提示し、供給量絞る可能性を示唆し、牽制しています。(ブルームバーグ)
また、イタリアでは、ドラギ連立政権が、主要3政党の支持を得られず崩壊の瀬戸際に追い込まれています(ブルームバーグ)。
このような情勢の中、欧州中央銀行は本日21日、11年ぶりの利上げに踏み切るとの声明を出しており、利上げやウクライナ情勢が、欧州経済とって、大きな逆風となる可能性があります。
Hajime Yamazaki /山崎元@yamagen_jp
欧州は相当の不景気になるのではないか。戦争の継続と経済制裁は、米国の武器・資源産業を儲けさせ、ロシアにはたいして効かず、欧州諸国を苦しめている。停戦を目指すのがEUのまともなあり方ではないかなあ。
欧州委、ガス使用量15%削減目… https://t.co/wTyQCmUvJB
【6月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)】
6月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は、年率換算で前月比5.4%減の512万戸(予想538万戸)。
5カ月連続の減少で、2020年6月以来2年ぶりの低水準となりました。
販売価格(中間値)は前年同月比13.4%上昇の41万6000ドルと過去最高を更新。
前年同月比での2桁の上昇は23カ月連続で1970年代後半以降で最長となりました。
「米国では2021年以降の住宅価格と住宅ローン金利の上昇により、住宅ローンの毎月の支払額が平均で約700ドル、56%上昇した」とオックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミストは指摘しています。(ロイター)
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【まとめと感想】
昨日+2.8%の数週間ぶりの大きな上昇を見せたS&P500ですが、今日は+0.6%と更に上乗せしました。ナスダックも昨日の3.1%に続き、1.5%と上昇しています。
欧州の地政学的なニュースが報じられると、米国株式市場でも株価が一時下げる場面もありましたが、その後持ち直し上昇に転じました。
インフレや景気後退の懸念がある中、米国企業が全体的に予想を上回る決算を発表しており。米企業がこの環境下においても一定の耐性を示していることが、ここ最近の上昇を支えています。
また、来週は7月のFOMCが控えており、0.75%の利上げが予想されています(フェドウォッチによると約2/3が、0.75%の利上げを予想)。
金利の上昇は、グロース株や割高株、借入や景気に影響を与えます。
アクティブトレーズのテクニカルアナリスト、ピエール・ベレ氏は「困難から脱したわけではなくとも、株式相場の今年の最悪期は終わったと考えるトレーダーが増えている」と述べていますが、
確かに直近では、企業業績や米国のインフレなどに良い兆候も見れれるものの、その他の不確実な要素も多くまだ断言するのは時期尚早なのでは?と思ったりもします。
企業の業績は思ったよりも悪くない可能性が高いものの、インフレや景気後退、FRBの政策、地政学リスクなど多くの問題を市場は未だ有しています。
とはいえ、株式投資には元々不確実性やリスクがあり、それを投資家が引き受けるからこそ、預金や債券より高いリターン(リスクプレミアム)を期待できるわけですから、投資家は、不確実性やリスク、わからないことと上手に付き合っていくことが大切だと思います。
不安や恐怖や未知の未来はリターンの源泉だということを思い出しつつ、自身の引き受けることが可能な範囲で投資を続けていきましょう。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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