(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【7月18日 米国株式市場】
ダウ 31,072 -0.69%
S&P500 3,830 -0.84%
ナスダック 11,360 -0.81%
米主要株価3指数は反落。
アップルが、景気低迷の可能性に対応するため、一部の部門で来年の採用や支出を減速させる計画だとブルームバーグが報道。
S&P500は途中1%上昇する場面もありましたが、これを受けて、アップル株他、他のテクロノジー株も連れ安となり、米国株市場は後半下げに転じました。
ラッセル2000は‐0.34%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.64%と上昇しました。
米10年債利回りは2.991%。+0.061と上昇。
VIX指数は25.30。+1.07と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.14 -0.28%
NY原油 102.11 +4.63%
NY金 1,712 +0.59%
ドル円は138ドル台前半。
サウジアラビアが将来の増産について確約するのを避けたため、原油は続伸。
利上げ観測の後退により金は反発しました。
ビットコインは21,548ドル。₊3.64%と上昇しました。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【S&P500マップ】
【セクター】
エネルギー +1.97%
一般消費財 +0.22%
素材 +0.22%
金融 ‐0.53%
資本財 ‐0.60%
生活必需品 ‐0.99%
情報技術 ‐1.03%
不動産 ‐1.09%
通信 ‐1.09%
公益 ‐1.40%
ヘルスケア ‐2.15%
全11セクター中3セクターが上昇。
原油価格の上昇をうけてエネルギーセクターが上昇。
一方、公益とヘルスケアは大きく下げました。
【スタイルボックス】
小型バリュー以外の全てのサイズとスタイルが下落。
特に大型株と小型グロース株が下げました。
【個別株】
〇ゴールドマン・サックス(GS)+2.51%
決算を発表。利益が48%減少したものの市場予想は上回り、営業収益、1株利益も予想を上回りました。トレーディング部門が好調。
〇IBM(IBM)時間外で‐4%
引け後に決算を発表。EPS、売上高ともに予想を上回りました。ただ、ガイダンスで、フリーキャッシュフローを100億ドルに下方修正。株価は下げに転じました。
CFOは下方修正の理由をドル高とロシア事業の損失とし、ドル高の影響により為替に関する年間の打撃が約35億ドルに達するとしています。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【景気後退に備える米企業の動き】
アップルの一部部門で来年の雇用・支出縮小の動きが報道されましたが、アルファベット、メタ、テスラ、複数の米銀なども景気減速の可能性を踏まえ、採用計画を縮小する方針を示しています。
これまで、堅調な労働市場が米国経済を支えてきましたが、デイナ・ダーリア氏は、今後の雇用の不安定さとリセッションの懸念を指摘。
一方で、逼迫した労働市場が緩むことで、人手不足や賃上げ圧力が解消(=インフレ圧力の緩和)されるのではという意見もあります。
【決算シーズンの本格化】
今週も、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アメリカン航空、テスラなど、S&P500企業の内、数十社が決算発表する予定です。
SoFiの投資戦略責任者であるリズ・ヤング氏は、主に決算シーズンのため、市場は7月末まで不安定な状態が続くと予想しています。
また「おそらくかなりネガティブなガイダンスを得ることになり、企業が圧迫され、見通しを変更するような話を聞くことになるでしょう」と述べています。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
【まとめ・感想】
ウォール街では引き続き、FRBの利上げ、インフレ、景気後退の懸念が続いています。
先週末は、原油価格の下落やウォラー理事の発言、家庭のインフレ期待の緩和など、一時的に楽観視できる材料が出ていましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
短期金融市場では、CPIの発表を受けて、7月のFOMCで1%の利上げを織り込む動きも見られましたが、現在は0.75%の利上げの予想の方が高くなっています。
また、投資家は木曜日に、欧州中央銀行がインフレ対策として11年ぶりに金利を(0.25%)引き上げると予想しています。
金利は、株式の価格を決定する2つの主要なレバーのうちの1つですから、7月26日からの米国のFOMCとともに注目が集まっています。
そして、もう一つのレバーである企業業績発表が続いています。
今週、来週はイベントが多く、結果次第ではボラティリティが高くなる可能性があります。
長期投資家の方であれば、日々の株価の上下に一喜一憂することなく、いつもどおりの投資を継続することが大切です。
いろいろな投資戦略がありますが、感情や株価に振り回されることなく、落ち着いて投資判断をすることが大切だと思います。
今、市場にある多くの懸念や問題は、今日明日すぐに解決したり、結果がでるものではありません。
あまりやきもきせず、気長に付き合っていくことが大切だと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
米国株ランキング
上の応援ボタン2つをクリック頂けると、
ものすごくありがたいです。毎日記事を書く励みになります。
Amazon「【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術」
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【S&P500は反落】アップルも採用と支出削減。景気後退に備えるS&P500企業続々【決算シーズン IBMは時間外で下落。】