【第2Q米国企業のIPO・SPACは激減】ブーム終焉と米IPO投資の難しさについて【基礎知識】

投資まとめ

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【第2Q、米国企業のIPOは激減】

米国のIPOブームは、2021年前半の終わり頃にピークに達しました。

2022年第2四半期のIPO数は一年前と比較してごくわずかです。

【SPAC上場も激減】

SPACを介して上場する企業の数も、2021年第1四半期に251でピークに達しましたが、その後の数か月で市場は大幅に冷え込みました。

昨年第4Qに小さいピークがありましたが、2022年第2四半期はSPACの上場の数も激減しています。

微妙な企業でも、なんでもかんでも上場するという光景は、ITバブルの後半など、強気相場の後半ではよく見られる光景ですね。

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【米国IPO投資の基礎知識】

シスコシステムズは1990年2月にIPOしてから、2006年12月までに年率40%という驚異的なリターンをたたき出しましたが、そのリターンの全てが上場後10年にもたらされたものでした。
IPO銘柄にはこういうロマンがあります。一昨年~昨年にも似たようなことになった銘柄が複数ありました。

しかし、その一方で、米国のIPO企業の約半数は10年持たずに消えていきます

シーゲル教授の研究によると、1968年から2001年の期間に米国株式市場にIPOした8606銘柄を、公開価格で購入し、2003年12月まで保有した場合、

小型株の平均を下回った銘柄が6796銘柄(79%)。うち半数が小型株の平均リターンを10%以上下回り、

シスコやウォルマートのような大成功した企業のリターンをもってしても、補うことはできなかったといいます。

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参照「株式投資

ですから、(個人的にはピーターティールのようなベンチャー投資が嫌いではありませんが)

余程の腕や理由がある投資家の方を除く、普通の大多数の日本の個人投資家は、

米小型に投資をしたい場合でも、変にIPO銘柄に飛びつくよりは、ラッセル2000やVXFのようなETFを保有した方が、コスト控除後の成績やリスク調整後のリターンは良くなる可能性が高いと私は思います。

「ポートフォリオに少し加えたい」くらいでしたらVTIでも十分鴨しれません。

過去記事に書きましたが、シーゲル教授の研究以外にも米小型グロース株は歴史的に小型株やS&P500を下回ってきたという研究がいくつかあります。

もちろん、過去の研究やデータなんてしるか。俺はIPOや米小型に賭けるんだという方がいてもいいと思いますし、私自身米小型で爆益している親しい投資家の友人がいます。

ただ、特に初心者の方は目先の良い部分、例えばチャートやリターンだけではなく、そういう研究や歴史もあるんだなということも踏まえたうえで、メリットとデメリットをよく考え投資をすることが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【第2Q米国企業のIPO・SPACは激減】ブーム終焉と米IPO投資の難しさについて【基礎知識】

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