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【7月11日 米国株式市場】
ダウ 31,173 ‐0.52%
S&P500 3,854 ‐1.15%
ナスダック 11,372 ‐2.26%
米主要株価3指数は揃って下落、
テスラやグーグルなど大型ハイテク株が売られ、各指数を押し下げました。
全体的には、CPI(消費者物価指数)や第2Qの企業決算を控え様子見といった展開になりました。
ラッセル2000は‐2.11%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.94%と下げました。
米10年債利回りは2.993%。‐0.108%と下落。
VIX指数は26.17。+1.53%と上昇しました。
米2年債利回りは3.0697%。債券市場の一部では逆イールドが発生しています。
【為替・コモディティー】
ドル円 137.42 +0.98%
NY原油 103.46 ‐1.27%
NY金 1,736 ‐0.22%
ドル円は137円台中盤に。原油は反落。
米エネルギー省は戦略石油備蓄の原油約3900万バレルを14社に売却。またロシアの裁判所が黒海にあるCPCターミナルの操業継続を認めたことが、供給懸念の一部緩和につながりました。
ビットコインは20,356ドル。‐2.36%と下落しました。
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【S&P500マップ】
コロナの感染拡大により、マカオのカジノが少なくとも1週間の営業停止となりました。
そのため、ウィンリゾーツとラスベガス・サンズはそれぞれ6%以上下落。S&P500で、最も下落した銘柄となりました。
【セクター】
公益 +0.64%
不動産 +0.01%
生活必需品 ‐0.15%
ヘルスケア ‐0.23%
素材 ‐0.27%
資本財 ‐0.67%
金融 ‐0.83%
エネルギー ‐0.88%
情報技術 ‐1.42%
一般消費財 ‐2.76%
通信 ‐2.80%
全11セクター中、公益と不動産を除く9セクターが下落。
特に情報技術、一般消費財、コミュニケーションが大きく下げました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
大型バリューが下げ止まる一方で、大型と小型グロース株は2%以上下げました。
【個別株】
〇アリババ(BABA)‐9.37%
米国に上場している中国IT株が下落。中国の国家市場監督管理総局が、過去の取引を適切に報告しなかったとして罰金を科したと発表しました。
〇デジタル・ワールド(DWAC)+20.11%
イーロン・マスク氏のTwitter買収取り止めが材料視。ツイッター買収後、同社との競争が激化するのではと懸念されていました。
〇プライアント・セラピューティクス(PLRX)+159.01%
特発性肺線維症患者を対象とした「PLN-74809」の臨床試験(フェーズ2a)にて、主要評価項目および副次的評価項目を達成し上昇しました。バイオ・製薬あるあるですね。
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【追記】
「長期的には債券よりも株式を好むが、それでも今後6~12カ月は株式から遠ざかる」とし、
「その理由の一つは、企業の利益率が歴史的な高水準から低下する恐れがあることだ」としています。
【ポイント】
今週は、13日に6月CPIが発表されます。総合指数は5月の8.6%を上回る8.8%が予想されています。
予想と結果のギャップがあった時、市場はどういう反応を示すのか、米国の投資家は警戒しています。
今週から第2Qの決算が始まります。今週はペプシコ(PEP)やデルタ航空(DAL)、JPモルガン(JPM)などの大手金融が発表を予定しています。
第2四半期の業績に対する期待は低いようで、ファクトセットによると、アナリストはS&P500全体の企業の成長率を4.3%と予想しており、これは2020年末以来最も弱い数字になります。
元々低い成長期待の中、企業がどのような発表をするのか注目ですね。
米国の投資家は経済指標や決算から、米経済が本当に景気後退に向うのかどうか、ヒントを得ようとしています。
米経済の一部では減速の兆しが見られますが、労働市場は依然好調です。
結果次第では、いつもよりボラティリティが高くなる可能性がありますので、心構えだけして慌てないようにしましょう。
それぞれの戦略において、やるべきことを冷静に遂行することが大切です。
私はいつもどおりの投資を続けていきたいと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【主要株価3指数は下落!】CPIと第2Qの決算を控え様子見か?(結果次第では・・・)【7月11日の米国市場】