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【年初来リターン】
2021年末から7月1日までのチャート(ドルベース・配当込み)
全米株式を対象とするVTI、S&P500を対象とするVOO、全世界株式のVT、それぞれ約20%ほど下落しています。
金利が上昇するとグロース株の他に、小・中型株が弱いという傾向どおり、大型株のみのVOOよりもVTIの方が若干リターンが低くなっていますが、期間も短いですしまあそこは誤差の範囲でしょう。
それよりも重要なのは米国の債券に幅広く分散投資をするBNDのリターンです。
債券は株式との逆相関や下落のクッションとしての役割を期待されてPFに組み込まれることが多いのですが、今年上半期はほとんど期待に応えることができませんでした。
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【債券の冬】
今年上半期の米国債券市場のリターンは、1977年以降で断トツで最悪のペースです。
【株式・債券PF】
これによって、米国株式と米国債券に60:40で投資するポートフォリオのリターンは歴史的に見ても悪い成績となっています。
国内でも、バランスファンドやUSA360やグロ3など債券にレバレッジを掛けている投資信託の苦戦が続いています。
株と債券が同時に下落する場面に弱いのは元々言われていたことですし、金利が急上昇する場面でそれは起こりやすいことなので、まあ仕方ないといえば仕方ありません。
実際に、債券に投資がしたいけど金利上昇が怖いと言って見送っていた投資家さんを複数人知っていますが、FF金利の最終到達地点が見えてくれば、今後債券投資にうま味がでてくるかもしれません。
出典: @charliebilello
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【コモディティの春】
一方で、今年上半期の市場を制したのはコモディティでした。
余談ですが、レイダリオが、オールウェザーPFにて金とコモディティ合わせて15%組み込む。としていたのは流石だなと思いました。その一方で、それでも株式と債券の比率が大きいため下落を補えず、オールウェザーですら年初来で‐14.7%(ドルベース)となっています。
【過去のコモディティのリターン】
過去のコモディティやS&P500、金などのリターンの推移を表すグラフです。
コモディティは良い時期もありましたが、不遇の時期も長くありました。
株や債券と異なり、配当や金利を生まないため、長期的に保有したいという方であれば、できれば高値圏ではなく、「平時」や誰も話題にしない時期にPFに組み込むのが良いと思います。
もちろん、短期投資やトレーダーの方であればまた別です。
そして、S&P500や先進国株など他の資産クラスをみても、いい時期と悪い時期があるのがわかると思います。
キャッシュはゴミと言われますが、時々キングになったりもしてますね。市場は時間とともに変化していきます。各資産クラスのリターンもこんな感じで変化していきます。
【まとめ】
流行りの資産クラスに「後」から飛びついて高値掴みをし、下落したら売る。を繰り返してしまうとなかなか資産は増えませんし、コストもかさみます。
基本的には、自身のリスク許容度や投資可能期間、目標に合わせた、資産配分を決め、それを維持する事。
戦略的PFや動的PFを採用している方であってもあまりむやみに動き回らず最小限の売買回数と調整(せいぜい10~20%)にとどめて、コストを抑えつつ投資をするのがいいと個人的には思います。
いずれにしても、長期的な視点と冷静さを維持し、何十年と投資する中のほんの半年~数年ほどの市場の混乱や下落に振り回されすぎないよう注意しながら、
今後も楽しく投資を続けていくことが大切だと思います。
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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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