先週は全指数が上昇。オプションや需給的に一旦上を目指すしかなかった可能性。そしてそれを更に助長したインフレピークアウト期待と、景気後退感、FEDの引き締め減速を市場が織り込んだと考えられそうです。金曜日の慌てた引け間際の大きな買いも、乗り遅れを恐れた動きだった気がします。（もしくはリバランス）
一旦下への警戒感が薄れた中で今週の展望を纏めていきたいと思います。
先週の詳細な振り返りはこちらのブログをどうぞ！
では米国株投資家もみあげの「リバランス・パウエル・PCE・ISM（米国株の週間展望）」をお楽しみください！
＊投資判断はあくまで自己責任で
先週の各指数
今週は全指数が大きく上昇しました。特にナスダックはショートボリュームも多かった分他の指数より大きく上昇しています。エネルギーが重かった分だけ他の指数の反発はナスダックより小さいと考えればいいかと。
またテック関係はインフレピークアウトや景気後退懸念がある中では最もバリュエーション的に強い可能性も示したような気もします。
先週の各指標
参考までに各指標をまとめておきました。
米国市場状況（6月24日まで）
6月24日までヒートマップ
セクターを見ていくとエネルギーの1人負けの様相を呈しています。ただ先々週金曜日の水準位までには回復していて、思った以上に底堅かったとみることもできそうです。よって今週景気後退懸念が本当に薄れたとしたら、エネルギーセクターが再度上昇する可能性も頭に入れておきたいです。
他で注目したいのは素材や・資本財・金融などシクリカル系が景気後退懸念も存在していたために、他のセクターより重かったという事です。公益や生活必需品はその分ディフェンシブの側面で買いが入っています。
最もバリュエーション的に買われたのがヘルスケア、ハイテクや一般消費財はカバーと買い。と考えていくと先週のセクターの思惑が見えてきた気がします。
先週
今週の決算スケジュール
月曜日オープン前
クローズ後 NKE
火曜日 オープン前
クローズ後
水曜日オープン前 BBBY,MKC
クローズ後
木曜日オープン前
クローズ後 MU
金曜日オープン前
経済指標
経済指標）
6月30日木曜 PCEデフレーター NY時間8時30分 シカゴ7時30分 日本21時30分
7月1日金曜 ISM製造業景気指数 NY時間10時 シカゴ9時 日本23時
その他）
6月29日水曜 ECBスピーチ NY時間9時 シカゴ8時 日本22時
→パウエルもQ&A回答予定。
PCEは非常に重要な指標です。
まとめ
では「リバランス・パウエル・PCE・ISM（米国株の週間展望）」をまとめていきますね！
今週は1つずつチェックしていく形になりそうです。まずリバランスの動き、次にパウエルQ&Aの動き、PCEのインフレ状態のチェック、そしてISMで景況感のチェックです。
週の頭からいきなり下落するとかはなさそうです。チェック段階で下落準備の可能性も頭にいれながら、7月の決算シーズンをマーケットはどのように考えてるかを見ていきたいですね。ボラはもちろん激しいと思うのでその点は注意しましょう。
先週のコメントです。備忘録
週末に仮想通貨が急落してそこから反発してたりしてました。だからではないですが、株式市場も今週はもしかしたら反発フェーズが存在するかもしれないです。
パウエル議会証言やミシガン大学消費者信頼感指数などイベントが少ない中で存在するので、その辺りの反応も気になります。ただ変わらずボラティリティは大きいと思うので、そこは注意です。
では皆さんの米国株投資による長期の資産形成を祈って！
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Source: ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる！-
リバランス・パウエル・PCE・ISM（米国株の週間展望）
