【S&P500・Nasdaqは反発】史上2番目に悪い上半期になりそう。経済指標は景気の鈍化の兆しも【23日のまとめと感想】

投資まとめ

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【6月23日米国株式市場】

ダウ    30,677 +0.64%    
S&P500     3,795 +0.95% 
ナスダック 11,232 +1.62% 

米主要株価3指数は上昇。

大型グロース株やディフェンシブ株が市場を牽引しました。

ラッセル2000は+1.27%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)は‐0.14%と小幅に下げました。

米10年債利回りは3.091%。‐0.065と低下。

VIX指数は29.05。+0.10とほぼ横ばいとなりました。

【為替・コモディティー】

ドル円  134.93 ₋0.98%
NY原油   104.19 ‐1.88%
NY金      1,841 +0.38%

ドル円は135円近辺で推移。金は小幅に上昇。

原油や銅などコモディティーは需要が弱まるとの兆候を受けて引き続き軟調となりました。

ビットコインは20,810ドル。+4.20%と上昇しています。

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【S&P500マップ】

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セクターや業種によって明暗分かれました。

マイクロソフトやアップルなど大型株が上昇したため、グロース株指数やNasdaqは上昇しましたが、エヌビディアなど半導体関連銘柄などは下げています。

【セクター】

公益    +2.34%
ヘルスケア +2.22%
不動産   +2.02%
生活必需品 +1.96%
一般消費財 +1.62%
情報技術  +1.44%
通信    +1.09%
金融    ‐0.46%
資本財   ‐0.52%
素材    ‐1.40%
エネルギー ‐3.74%

全11セクター中7セクターが上昇。

公益、ヘルスケア、生活必需品などディフェンシブなセクターが上昇。

素材とエネルギーは大きく下げました。

また、上昇したセクターの中でも、ホテルや航空など一部の業種は売られています。

【スタイルボックス】
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サイズ、スタイル別でみると、グロース株が大きく上昇。

中小型バリュー株はやや売られて終えました。

【個別株】

〇KBホーム(KBH)+8.62%

良い決算を発表。これを受けて同業の住宅株も買われました。

〇ライト・エイド(RAD)+19.97%

ドラックストアのライトエイドも予想を上回る決算を発表。株価は約20%上昇しました。

〇ファンコ(FNKO)+12.67%

アナリストが目標株価を28ドル(現在23ドル)に、投資判断を『買い』に引き上げました。

〇スノーフレイク(SNOW)+12.37%

アナリストが投資判断を『買い』に日陰ました。

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【パウエル議長 公聴会で発言】

パウエル議長は22日の上院銀行委員会の公聴会で、景気後退は「確かにあり得る」と明言。

昨日も下院金融の公聴会で、インフレを抑制するFRBのコミットメントは「無条件」と表明。

同時に、積極的な金融引き締めが失業率の上昇を招くリスクが存在するという認識を示しました。

「FRBは2%のインフレ目標を引き上げる可能性があるか」との質問には「そうすることはない」と断言しました。

パウエル議長の議事要旨「ロイター


【FRBのボウマン理事の見解】

FRBのボウマン理事は7月のFOMCで0.75%の利上げを実施し、その後数回のFOMCで0.5%の引き上げが適切となる可能性があるとの認識を示しました。

他のFRBメンバーよりややタカ派ですが、今後の状況に応じて柔軟に対応するとのスタンスは他のメンバーと同様です。「ロイター

【米大手銀行はストレステストを通過】

FRBは、ウォール街の大手銀行が市場の混乱を乗り越える能力を審査する年次ストレステストをそろって通過したことを明らかにしました。

FRBの発表によると、検査対象行は、失業率の急上昇や不動産価格の急落、株価低迷などが重なる状況に対処できる十分な資本があることが示されました。

JPモルガン・チェースやモルガンS、ゴールドマン・サックスなどの大手銀行は、市場が衝撃を受けるシナリオでのトレーディング業務の回復力も審査されましたが、こちらも無事通過。

各行はこれを受け、数百億ドルの株主還元を行う見込みです。

リーマンショックの経験が活かされていますね

【6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)】

S&Pグローバルが発表した6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、先月から2.4ポイント下げ51.2に低下。5カ月ぶりの低水準となりました。

サービス業PMIは51.6と、オミクロン株で活動が抑制された1月以来の低水準。製造業PMIは52.4と、前月から4ポイント低下しました。

拡大を示す「50」を上回っているものの、高いインフレ率と消費者心理の悪化によって全般的に需要が減少。

米企業は今後1年の経済見通しも引き下げています。

【新規失業保険申請件数】

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〇新規失業保険申請件数(季節調整済み)

結果 22.9万件 予想 22.7 前回 23.1

〇失業保険継続受給者数

結果 131.5万人 予想 132万人 前回 131万人

若干の減速は見られるものの、FRBやパウエル議長の指摘している通り、

米労働市場は引き続き堅調なようです。

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【まとめと感想】

FRB関連はこれまでの内容とほぼ変わらず。

米労働市場は堅調なものの、6月の総合購買担当者指数(PMI)は低下し、インフレに対抗するための利上げで景気が腰折れするとの懸念が強まりました。

原油価格の下落によりエネルギー株が軟調。大型グロース株は買戻しも。

一部良い決算を発表した企業の株価は力強く上昇しました。

さて、先週S&P500は、2020年3月以来となる大幅な下落となりましたが、

今週の米国株式市場はプラス圏で推移しています。

年初から今日(116日目)までの成績を見ると過去2番目に悪いペースで推移しています。

また、「米国株と債券 60:40PF」も債券価格の同時下落を受け、

過去2番目に悪い成績となっています。

USA360やグロ3の苦戦も納得ですね。
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為替がたまたま味方しているとは言え、

この歴史的な下落や混乱、不確実性の高い市場の中、投資を続けている方、特に昨年~ここ最近、つみたてNISAやiDeCoを始めた方は本当に素晴らしいと思います。

長期投資をしていれば、いろいろな可能性があり、インフレと利上げと景気後退が同時に襲ってくる、為替が敵に回るなど、また忍耐や我慢を必要とされる時期が訪れると思います。

その際も、これまでのような冷静さや合理性、長期的な視点を維持し、投資を継続していただければなと思います。

もし、今回しんどかった方は、次回市場が回復した際に、資産配分やリスク許容度を見直してみるもの良いと思います。

せっかく歴史的に半年をここまで乗り切ってきたわけですから、今後も無理のない範囲で、楽しく投資を続けて頂ければ幸いです。

私は下半期もいつも通りの投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
【S&P500・Nasdaqは反発】史上2番目に悪い上半期になりそう。経済指標は景気の鈍化の兆しも【23日のまとめと感想】

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