【S&P500・Nasdaqは下落】欧州の利上げ開始と明日にCPIを控えリスクオフか。投資家にとって大切なこと【ドキュサイン₋20%】

投資まとめ

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【6月9日 米国株式市場】

ダウ    32,272 -1.94%   
S&P500    4,017 -2.38% 
ナスダック 11,754 -2.75% 

米主要株価3指数はそろって下落。

S&P500は3週間ぶりの大幅安となりました。

欧州中央銀行の利上げの開始や、

明日のCPI発表を受けてリスクオフの動きが広がりました。

ラッセル2000は‐2.12%と小型株も下落。

VXUS(全世界株式除く米)も‐2.09%と下げました。

米10年債利回りは3.044%。+0.015%と小幅に上昇。

VIX指数は26.09。+2.13と上昇しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  134.42 +0.13%  
NY原油   121.35 ₋0.62%  
NY金      1,845 ₋0.32%   

ドル円は134円台中盤。

原油と金は小幅に下げました。

ビットコインは30,066ドル。₋0.37%と小幅に下げました。

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【S&P500マップ】

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【セクター】

生活必需品 ‐1.50%
一般消費財 ‐1.96%
資本財   ‐1.97%
ヘルスケア ‐2.29%
不動産   ‐2.28%
エネルギー ‐2.30%
素材    ‐2.39%
公益    ‐2.44%
金融    ‐2.60%
情報技術  ‐2.72%
通信    ‐2.74%

全11セクターが1.5%以上下落。

特に情報技術と通信、金融などが大きく下げました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが下落。

大型グロース株など、特にグロース株が大きく下げました。

【個別株】

〇アリババ(BABA)‐8.13%

中国の金融規制当局と参加のアント・グループのIPO系画を復活させる可能性について協議を開始したと報じられましたが、当局がそのような事実はないと否定しました。

〇ノババックス(NVAX)‐17.22%

FDAが新型ウイルス向けのワクチンを認可する前に、製造工程の変更を確認する必要があり、認可が遅れると伝わりました。

〇ドキュサイン(DOCU)‐3.04、時間外で‐20%

決算を発表。売上高はよかったものの、ESPやガイダンスが悪く、時間外で大きく売られています。

なお、『マネックス証券』であれば、米国株の時間外取引が可能です。
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 【欧州中央銀行 利上げ開始】

欧州中央銀行(ECB)は9日、量的緩和措置である資産購入プログラム(APP)を7月1日に終了すると表明。

また、7月に0.25%の利上げを開始する方針を示し、インフレが鎮静化しなければ9月により大幅な利上げを行うとの意向も示しました。

欧州中央銀行が11年ぶりとなる利上げを始める方針を示したことが投資家心理を冷やしました。

ECBの決定を受けてイングランド銀行も金融引き締めを加速させるとの見方が広がり、英国の短期と中期の国債利回りが大幅に上昇しています。

ユーロ圏では急激な物価高が進んでおり、5月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比8.1%上昇と過去最高を更新。(ただしその大部分はエネルギーと食品が原因)

ECBのラガルド総裁は会見で「インフレ率を中期的に2%の目標に戻す」とし、「それはやや長い道のりだ」と述べています。

ECBの現在時点のインフレ見通しは、2023年で3.5%、2024年で2.1%で4年連続で目標を上回るとの見通しとなっています。(ロイター

【有識者の見解】

ブラックロックのグローバル・ファンダメンタル債券戦略責任者マリリン・ワトソンは、これは欧州中央銀行の政策に「大きな変化」をもたらすものだと指摘。

このような動きがあまりに積極的だと、景気後退を引き起こす危険性がある。

中央銀行が微妙なバランス感覚を発揮して景気後退を回避できたとしても、金利上昇は株式やあらゆる投資に対して下押し圧力となる。

とコメントしています。

米国や米国企業にとって英国や欧州市場は結びつきの高い地域の一つです。この影響が大西洋を超えてどう波及するか、米国の投資家は考えています。

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【新規失業保険申請件数】

〇新規失業保険申請件数~6/4

結果 22.9万件 予想 20.5万件 前回20.0万件

予想を上回って増加しましたが、引き続き労働市場の逼迫と堅調さを示す数字となっています。

なお、5月30日のメモリアル・デーの祝日が含まれていたため、その影響も指摘されています。

28日までの1週間の継続受給件数は130.6万件と、前週比横ばいでした。

【今晩はCPI】

今日の夜21:30に米消費者物価指数(CPI)の発表があります。

5月の米CPIは総合指数で前年比8.2%(8.3とするところも)より重要な食品・エネルギーを除いたコア指数で前年比5.9%が見込まれています。

コア指数は前回から伸び鈍化が見込まれているものの、どうなるかはわかりません。インフレのピークが先であることを示唆する内容となる可能性もあります。

発表後、結果次第で株価が上下する可能性があります。

投資戦略にもよりますが、

長期投資家やインデックス投資をする方は慌てず、航路を守り投資を続けていきましょう。

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【まとめ・感想】

引き続き、インフレと利上げ、景気後退などの懸念が市場には渦巻いています。

中国ではロックダウンの緩和など良い兆候が見られるものの、ウクライナの問題により、原油価格は引き続き高い水準となっています。
これらの問題の解決には数カ月から数年要すると思われます。また、現在認識されていない、新たな問題が浮上する可能性もあります。

世界はどこに向かっているのか。深い不確実性が残っているため、米国の多くの投資家は大きな変動がしばらく続くと覚悟しています。

日々の株価の動きに一喜一憂せず、冷静かつ合理的な投資を続けていきましょう。

株価は先月半ばに底を打ち戻りつつあり、また為替の影響で日本人視点ではわかりづらいのですが、

現時点で、S&P500は過去10週間で9回目のマイナス週となっており、

S&P500は今年に入ってからドルベースで15.7%下落しています。

S&P500が一時的に15%程度の下げることはよくあることですが、

もし、為替が逆に不利に働きダブルパンチとなっていたとしたらどうでしょう。

今のように冷静でいられるでしょうか?

今回の「一つの経験」から「一つ学んで終わり」とか

「何とかなりそうだからヨシ🐈」とするので勿体ありません。

例えば、これまで株式だけしか目を向けてなかった方であれば、インフレ、経済、為替、金利、債券、利上げ、原油、金など今まであまり学んでこなかった分野を勉強する良い機会だと思います。

一度、しっかりと基礎基本を学んでおくことは、

今後数十年においてあなたの人生や資産形成にとって大きな財産になることと思います。

今回は何とかなっていますが、将来はどうなるかわかりません。

市場に振り回されたりする必要はありませんが、市場について学んだり、知識をつけておいて損はありません。

知識をつけたからと言って、大きく儲けれるとは限りませんが、大きな間違いや失敗を避けることは可能となります。

私は毎日一つずつでも、新しいことを学び、昨日の自分より少しだけ賢くなろうと努めつつ、いつもどおり航路を守り、気長に投資を続けていきたいと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
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