今の米国株式市場の整理①とアクティブ投資で大切なこと

投資まとめ

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①米国民の貯蓄率が低下。

経済活動再開とインフレにより、

米国民はコロナ過で蓄えていた貯金を吐き出しています。

今後、消費の鈍化が懸念されます。

②先週は大・中型株ファンドへ資金が投じられた。

先週、ETFフローの約40%を大・中型株式ファンドが占め、リスクオンフローが上昇。

一方で、フローの約30%を占める米国債ファンドは、比較的大きなシェアを維持しています。

投資家の資金の行き先は割れています。

③米国の個人投資家は弱気です。
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長期的なリターンと逆相関とも、後追い指標とも言われます。


④債券のスプレットは拡大。もそこまでではない。

米国の社債と国債の利回りのスプレットは、『景気後退』や『デフォルト』の懸念が強まると拡大しやすい傾向があります。

しかし、現状、スプレットは拡大しているものの、2020年につけた水準を大幅に下回っており、パニックと呼べる水準ではありません。

投資適格債とハイイールド債のスプレットも同様です。

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⑤200日移動平均線を上回る銘柄は。

トレーダーが、長期トレンドを計る手段として用いられる、オーソドックスな方法に200日移動平均線があります。

株価が200日移動平均線を上回っている銘柄が減れば、投資家が悲観的な見方を強めていることになります。

現在、S&P500の約30%ほどの銘柄が200日移動平均線を上回っています。(昨年のピーク時には90を超えていました)

既に低めの水準ではあるものの、過去の株式市場の危機を振り返ってみると、もっと低い水準まで落ちることがざらにありました。

言い換えると、更に下に落ちる余地を残しているとも言えます。

⑥VIX指数

VIX、恐怖指数は、今年に入り、ボラティリティーが高まっているものの、リーマンショックやコロナショック、過去の弱気相場に達した(あるいは割安)水準程はまだ高くありません。

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【まとめ】

①米国の貯蓄率は低下。消費者や企業にインフレを吸収する余地が減ってきている。

②機関投資家はリスクオンも、慎重な見通しを維持。

③はあまり気にしなくてよし。

④債券スプレットは拡大しては来ているがまあ普通。(そこまでひどいシナリオは織り込まれていない?)

S&P500企業の約30%の銘柄が200日移動平均線を上回っている。

⑥VIXはボラティリティは大きく、やや高めだがまあ普通。

【感想】

市場の意見は割れていますし、警戒されていますが、

そこまで悲観的とかひどいというわけではありません。

逆に言えば、予想外のことが起これば下落する余地は全然あります。

先週は、インフレがピークアウトを示す兆候が見え始めた米国市場ですが、

今後どうなるかはわかりません。

半年以上前から話していますが、経済は水物ですから、FRBですら、車を華麗に乗りこなすように、インフレを正確にコントロールすることはできません。

FRBのメンバーの発言や経済指標の発表一つで、株式市場の雰囲気は一変することもあると思いますが、長期投資家の方であれば市場に振り回されないことが大切です。

また、経済指標は過去を表し、株価は未来を織り込むというそのギャップにも注意しましょう。

例えば、悪い経済指標はFRBの利上げのペースの鈍化を期待させ、株価が上がる可能性もあります。

バンガードのクリス・ティドモア氏は、アクティブ投資を成功させる上で、最も重要なことは、忍耐力を持つことだと述べています。

一定期間にわたり市場をアウトパフォームする、上手く機能しているファンドのマネジャーでさえ、かなり低パフォーマンスの期間を経験することがあります。

アクティブにしろ、パッシブにしろ、パフォーマンスの低下の避けられない期間は存在し得ます。

そういう時、投資を投げ出したり、思考停止したり、特定の何かを思い込むことで逃げたり、何かや他人にすがったり、無謀な賭けに走ったりできるのであれば、かえって楽なのですが、

それでは長期的にあまりうまくいくことはないでしょう。

懸命な投資家の方であれば、難しい相場でも冷静さを保ち、思考を回し、合理性や効率性、そして勇気を捨てることなく、忍耐力強く投資を続けていくことが大切だと思います。

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Source: S&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
今の米国株式市場の整理①とアクティブ投資で大切なこと

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