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http://etfsp500.com/archives/30323930.html
GMOは、近年の日本企業は、S&P500企業並みの「ファンダメンタルズリターン」を有しているのにも関わらず、ずっと評価されないまま割安である。
との見解を述べています。
りんり＠バンガードS&P500ETF(VOO)@SandP500ETF
【GMOは日本株推し】
ジェレミー・グランサム氏率いるGMOは、
米国の投資家に国際分散投資を勧めています。
また、特に今後10年間で魅力的なのは『日本株』として、その魅力について語っています。
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【ブラックロックも日本株推し】
実は第2Qに入り、ブラックロックも日本株の見通しを引き上げ、オーバーウェイトとしています。
※画像が見づらい方はクリックすると拡大できます。ブラックロックのHPより
https://www.blackrock.com/corporate/literature/whitepaper/bii-global-outlook-in-charts.pdf
【日本株を選好する理由】
この理由についてブラックロックは、以下のような点を指摘しています。
①ウクライナ情勢のリスクが、欧州に比べて日米の方が相対的に低い。
②相対的に穏やかな国内の経済成長、配当と自社株買いの増加、金融・財政政策による支援が期待できるため。
③オミクロン株の感染拡大による行動制限の継続は、日本の経済活動を狂わせるというより、再開を遅らせるだけだとみています。
④民間支出は良好ブルームバーグのデータによると、2021年12月期の日本のGDPは年率4.6％の成長となり、特にサービスに対する支出が好調で、民間消費支出は年率10％の伸びを示しました。
⑤欧米に比べ、日本の金利は低水準に保たれる可能性が高い
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【私の感想】
「金融・財政政策による支援が期待」については、
ブラックロックさんは岸〇・財務省リスクを過小評価しているのでは？とも思いますが(笑)
穏やかな国内の経済成長、配当と自社株買いの増加というのは、GMOの見解同様一理あります。
実際、日本企業は頑張っています。
でも、株価にはほとんど反映されていません。
参考①ほぼ同期間のTOPIX
参考② 2007年以降のMSCI・JPAPNと全世界のドルベースでの比較
企業のファンダメンタルズや株主還元の増加に比べると、株価はまるで成長していません。
でも、（私の尊敬する人物の一人）ポールサミュエルソンの見解に従うと、
これは特におかしいことではありません。
ある資産クラスのミスプライシングは、企業のミスプライシングに比べて、
長期的（数年以上）に続くことがしばしばあるからです。
いつまでも過去のリターンのイメージで日本株を侮っていると、
魅力的な投資機会を逃すことに繋がるかもしれません。
最近投資を始めた方や米国株大好きの方にはあまり響かないと思いますが(笑)
少なくとも、できるだけ公正な目で投資判断することが大切だと思います。
【日本株再評価の時代？】
GMO、ブラックロックは、日本株を魅力的と評し、
バンガードも「日本株」とは名言していないものの、米国以外の先進国市場の今後10年のリターンを、米国や新興国よりやや高めに予想しています。
もし、何かのきっかけで、世界中の投資家が日本企業や日本株について評価を見直すような動きが起きたら、おもしろいかもしれません。
その為にも、制度の改善や日本株式市場の合理化、健全化、あるいは企業の株主優待の廃止の流れの加速など、いろいろ良い方向に進めばいいなと個人的には思っています。
一生懸命、企業を成長させるため頑張っている経営者、そしてそこで懸命に働く労働者、彼らに資金を投じてリスクを引き受けつつ応援する投資家、みんなそれぞれの立場で頑張っています。
みんなの努力の応援こそすれ、足を引っ張ろうとする国のトップなんて、資本主義の先進国に普通はいるはずがないですから(笑)
投資家としても、一日本国民としても、官民一体となって、日本を少しでも良い方向にもっていって欲しいなと思う今日頃です。
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Source: S&P500ETF（VOO）に投資するりんりのブログ
【ブラックロック】日本株の見通し引き上げ。穏やかな国内の経済成長、配当と自社株買いの増加などを評価【岸〇リスクは過小評価？】
